No.182926

花蓮✝無双 26時間目 (同盟…)

そういえば翠は今頃何してるのかな~?

うまく書けたかな…?
不安です…。
誹謗中傷はやめて下さいね…。

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2010-11-06 17:13:39 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3762   閲覧ユーザー数:3149

蜀呉連合が成都周辺で話していた頃…

翠は魏の首都許昌にいた。

 

「それにしてもとりあえず全速力で来たけど…どうすればいいのだ?」

 

蓮華に言われ全速力で馬を走らせた。

やはり次世代のエース騎手なのだろう…馬の体調や気性を瞬時で判断し鞭の使う場所や手綱捌きは鮮やかだった。

そのおかけで馬はバテてしまってはいたが…。

翠が街をうろうろしていると懐かしい声が聞こえた。

 

「あれ…翠さんじゃないですか」

 

その声の方を振り向くと食材が入ってる袋を持った少女がいた。

 

「お~流琉じゃないか…久しぶりだな…そんなに食材を持ってどうしたんだ?」

 

その少女は典韋(真名:流琉)だった。

流琉とは翠がまだ涼州にいた頃によく行っていた店で厨房に立っていた。

そして流琉が人を探していると聞きどんな子か聞いた事がきっかけで仲良くなったのだ。

 

「ええ…季衣がちょっと食べすぎて」

 

その探していた子が季衣である。

2人は幼馴染だと流琉が言っていた。

翠はちょうど良いと思いあの事を聞いた。

 

「なるほど…そうだ桂花か秋蘭どこにいるか知ってるか?」

「秋蘭様達でしたら城にいますよ…私も帰りますので一緒に行きましょう」

「すまないね…だったらその食材私が持つよ」

「ありがとうございます!翠さん」

 

そうして2人は城の方に向かった。

 

厨房に行き流琉の買ってきた食材を渡した後城内を歩く翠。

城にいると聞いただけでどこにいるか聞き忘れてしまったのだ。

そうして仕方なく城内を歩いていると目的の2人が書類を持って歩いてきた。

 

「あらどうしたの翠」

「珍しいな…どうしたんだ」

「ああ…今日はお使いなんだ。蓮華が2人のどっちかにこれを渡せって」

 

そういうと翠は蓮華から預かった手紙を桂花に渡した。

 

「手紙?どういう事?」

 

とりあえず貰った手紙を開いた桂花。

秋蘭も横から覗き込んだ。

 

「きっと急ぎの用事なんだろう…ナニナニ」

 

手紙を黙読した2人の表情が変わった。

 

「!!…秋蘭」

「ああすぐ手配をする。翠も参加しろ!!」

 

秋蘭はそういうとすぐみんなを集めに行った。

しかし翠はいきなりの事で理解が出来なかった。

 

「何言ってんだよいきなり」

「何も聞かされてなかったのね…これを読みながらついてきなさい」

 

桂花は翠に手紙を渡し玉座の間に向かった。

翠は桂花に言われ手紙を読みながら後について行った。

 

『 魏のみんなへ

 

  一刀が何者かに暗殺されかかったわ

  そして花蓮が拉致されたの

  呉蜀連合が火に侵攻してきたって情報も入ってきたの

  きっと呉か蜀のどっちかがやったのだと思うの

  だからあいつらに自分たちがやった落し前を付けさせるつもりだから…

  華琳も今すぐには戻れないの

  …だから協力して……お願い…

 

                         火王代理  蓮華  』

 

手紙を読んだ翠はひどく落ち込んだ。

 

「くそ…これがわかっていたらもっと早く来たのに」

「後悔するのはあとよ…対策を考えなさい」

 

その姿を見た桂花は苛立った。

自分を実の姉のように懐いてた花蓮を拉致した連合が許せなかった。

桂花は玉座に向かう間ずっと策を巡らし続けた。

 

数分後秋蘭によって魏の主要人物が玉座の間に集まった。

 

「みんな集まったようだな…」

「集まったのは良いのだがどうしたのだ秋蘭?」

「そやな~3人とも辛気臭い顔して」

「姐さんの言う通りでっせ」

「おかし~の~」

 

内容の知っている桂花,秋蘭,翠は暗い表情をしていた。

それとは対照的に集まったみんなは明るかった。

 

「ぐ~」

「寝るな風」

「流琉~どうしたのかな~みんなおなか減ったのかな~」

「さすがにそれは…」

 

みんなの態度を見て桂花が怒鳴った。

 

「黙りなさい!!今そんなこと言ってる場合じゃないの!!火から手紙が届いたのよ」

「うむ…内容は呉蜀連合が火に侵攻してきたという事だ」

「なんやて!!」

 

秋蘭の内容に霞は驚いた。

しかし秋蘭はその反応を無視して話を続けた。

 

「しかも花蓮と拉致し北郷を暗殺しようとしたらしい」

「「「!!」」」

 

花蓮の拉致と聞いて春蘭はすぐ成都に向かおう席を立った。

それに気付いた桂花は春蘭に言った。

 

「待ちなさいよ春蘭!!」

「なぜ止める!!花蓮が危ないのだぞ」

「いいから…」

 

春蘭が席に着いたのを確認した桂花は宣言した。

 

「魏は火を援護しにいくわよ…みんなそれでいいわよね」

「当たり前だ!!」「うむ」「一刀と花蓮を助けるんや!!」「師匠を助けなあかんやろ」

「花蓮ちゃんを助けるの~」「わかりました~」「そうですね」「早く行こうよ~」

「季衣落ち着いて」

 

桂花の言葉にみんなうなずいた。

そして自分の考えた策を伝えた。

 

「それで…もしもの時の為に秋蘭,季衣,風,稟,沙和,真桜は残りなさい」

 

「なるほど…」「は~い」「わかりました~」

「御意」「わかったの~」「姐さん任せましたで」

 

「先発として私と春蘭が行くわ!その後準備が出来次第、霞,流琉も来なさい!」

 

「よっしゃ~わかったで~」「花蓮ちゃんにおいしい料理を食べさせたいですしね」

「当たり前だ!!絶対花蓮を助けるぞ!!」

 

翠はみんなの言葉に涙した。

そして頭を下げた。

 

「みんな…ありがとう」

「翠…頭をあげなさい」

「そうだぞ…礼は無事奴らを倒してから貰おう」

「わかった…」

 

そういうと翠は頭を上げた。

 

「それじゃあみんな行くわよ!!」

 

桂花の指示により翠,春蘭と共に成都に向かった。

 

つづく


 
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