タタリが終わった――――。
直死の魔眼による一閃。
ただの血の塊となったワラキアの首を刎ねる。
「ソウ…ダ」
死にゆくはずなのに、何故か安堵した表情が切れ切れに言葉を紡ぐ。
「ワタ…ワタシは……そウ……私は―――ただ、計算しきれぬ未来こそが…欲しかっ―――」
それだけの言葉を残し、ワラキアの夜という十二死徒の骸がただの血液となった。
コンクリートの床を跳ね、一滴の血がシオンの顔にはりつく。
「罵迦ね」
そんなアルクェイドの言葉が横から聞こえた。
一刀「ふぃ~……っ。さすがに疲れたなぁ」
背伸びをするとバキバキという心地の良い音が室内に響いた。
今の今までサボってきた政も無事終了。これでしばらくは愛紗の小言ともサヨナラのハズだ。
夕陽の差し込む窓から平和な町並みを眺めてみると、鈴々が小さな子供たちと走り回っていた。
一刀「……平和っていいなぁ~」
爺臭く思いつつも心の底からそんな言葉が漏れる。
見回りの兵士たちが欠伸をする度にたるんでいると叱りつける愛紗の気持ちは一応理解しているつもりだ。だが、同時にそれだけ平和であるという証明もしてくれている。
五胡の軍もあれっきり音沙汰もないし……ほんと平和だなぁ~。
朱里「あ、あの……ご主人様?何を黄昏れているんですか?」
一刀「あ、あぁ朱里か。そっちこそどうしたの?何かあった?」
背後からの来訪者に思わず身が縮む。あー愛紗かと思った……。
朱里「え、えぇとですね……な、なんと言えばいいのやら……」
一刀「……?何か厄介な問題ごとかい?」
朱里「厄介と言えば厄介なんですけど……とりあえず来てください。華琳さんや雪蓮さんたちも来ているんでしゅっ」
一刀「……分かった。今すぐ行く」
あの二人まで来るなんて……いったい何事だ?
大事じゃなければいいんだが……。
はい、とりあえずさわりのプロローグを打ち切りまーす。
……まぁアレです。
この恥さらし!
とか、
恋姫を汚すな!
とか、そんなコメントが来ないことを祈ります。
色々と気もきかないうえに文章も下手な自分ですがそこは頑張ります。
興味のある方も興味のない方も是非見ていってください。
ではこれにてサラバ!
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無計画にメルブラと恋姫をかけてみましたー。
いえー!罵りたい奴は罵れー!