No.182426

花蓮✝無双 22時間目 (動き始める者たち)

本日4回目の投稿です。
本当に限界です…。
さて…どうなのだろうか…
あとは他人に任せちゃおっか~
(嘘です!水無月さんが書きます!!)

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2010-11-03 23:21:05 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3561   閲覧ユーザー数:3006

華琳が来てから一刻程経過したがまだ一刀は戻ってこなかった。

政務室にいた蓮華は少しいらついていた。

それとは対照的に華琳は落ち着いていた。

 

「それにしても遅いわね~」

(もう…花蓮と一緒に遊ぶのはいいけど私も混ぜて欲しいな~)

「そうね…山ってそんなに遠いのかしら」

(子煩悩な一刀だからしかたがないわ)

「遠くないわよ…ちょっと見てくるわ」

(もう…奥さんを寂しがらせてお仕置きしちゃお♪)

「そう…じゃあ私も付き合うわ」

(花蓮ちゃんに会えるし…楽しみね)

 

そういうと2人は一刀と花蓮が入った山に馬を走らせた。

 

そして川の近くに行くと一刀の姿が見えてきた。

 

「も~一刀ったらあんな所にいた!!」

「ホント制服を着ているから見つけやすいわ」

 

しかし一刀に近づいて行くにつれ違和感を感じた。

 

「花蓮…何処にいるのかしら…見当たらないわ~」

「蓮華少し急ぎましょう…嫌な予感がするわ」

「ええ…」

 

そして現地に着いた時蓮華は顔を蒼くした。

 

「か…一刀……ねえ…」

 

声をかけながら一刀の体を揺すったが返事は帰ってこなかった。

華琳は周りを見て猫耳頭巾が落ちているのに気が付いた。

それを手にし蓮華に近づいた。

 

「ちょっと落ち着いて蓮華」

「一刀………ねえ…一刀」

「蓮華」

「一刀…起きなさいよ…朝よ…一刀」

「!!!!目を覚ましなさい蓮華!!」

 

華琳の呼びかけにまったく反応しない蓮華…。

蓮華の表情を見て華琳は驚いた。

目の焦点が全く合っていなく何かを拒否するような表情をしていたのだった。

それを見た華琳は蓮華の頬をビンタした。

 

「!!…華琳」

「落ち着きなさい…蓮華」

「でも…」

「いいから…幸いにも見た限り足に矢が刺さっているだけだからこれぐらいなら助けられるから」

「……ええ」

 

華琳は現代で医学についても勉強をしており医師免許を持っていた。

実際有名な大学病院のオペや会合などに呼び出されたりもする実力の持ち主であった。

その事を知っている蓮華は少し落ち着いた。

そして華琳は応急処置として布と落ちていた木の枝を使い止血を行った。

 

「ふ~…とりあえず一刀はいいとして…蓮華落ち着いて聞いて」

「な…なに」

「花蓮が何者かに捕まっているわ」

「!!そ…そん…な……なんで…どこかに行ってるd」

「そう思いたいのはわかるけど…これが落ちていたのよ」

 

華琳はさっき拾った猫耳頭巾を蓮華に見せた。

 

「!!………どう…して」

「それはわからないけどとr」

「蓮華…大変だ!!」

 

華琳が話しているのと同時に呉羽が馬を走らせ2人の元にやってきた。

その表情はとても険しかった。

 

「どう…したの」

「呉蜀連合が今成都に向かって侵攻している」

「…………」

「わかったわ蓮華すぐ城に戻りましょう…華雄、一刀を頼むわ」

「………エエ」

 

呉羽も一刀の状態を見て驚いた。

そして誰がしたのかもすぐ見当が付いた。

 

3人は城に戻ると一刀を一刀夫婦の部屋につれて行った。

華琳は一刀の状態を見ながら侍女に色々欲しい物をたのんだ。

そして蓮華と呉羽はすぐ翠を呼んだ。

 

「翠…今スグ魏に行っテコれを渡シテ」

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ」

「馬超…早く行け…一刀様の命にもかカワる」

「どういう事だ」

「「戻ったら話す……ダカラ早く行け」」

「わかった!!」

 

翠は2人が異常なのを感じすぐ馬を走らせた。

その後翠以外を集め軍議を開いた。

そして皆に一刀と花蓮の状況を伝えた。

それを聞いたみんなは激怒した。

特に一刀大好き連合残り2人の怒りはひどかった。

軍議の結果呉蜀連合との徹底抗戦を決めてみんな持ち場に戻った。

 

その頃の蜀陣営はというと…

 

「火に攻め入るとは…またあ奴らと喧嘩が出来るの~」

「そうですね桔梗様」

「御主人さまに傷でもつけて見ろ…たとえ桔梗,焔耶でも容赦はせぬぞ」

「そうなのだ!!愛紗ほどではないけど鈴々も怒るのだ」

「はっはっは…愛紗よそこまで北郷殿を慕っているとはの~。ならば服が破ける程度で我慢しようかの~」

「…桔梗よ………その時は私も呼んでくれ」

「愛紗~しっかりするのだ~」

「はわわ!!しょれよりみなさん気を付けてくださいね…なんかしょんさくしゃんがよからぬことを考えてる感じなので」

「そうじゃの~面白そうな喧嘩に変なことをしなければ良いのじゃがの~」

「ええ…」

 

と会話している一方では

 

「雪蓮さんどんな作戦で行くのかな~」

「そうですね~…なにか持っているのでしょうか…」

「ひょっとして~お姉ちゃんたちみたいに~歌ってみんなを虜にするとか~」

「あわわ…それはないでし」

「そうよ天和姉さん」

「そ~よちいたちみたいに歌の力がいるんだから」

「そっか~」

「ひょっとして罠をいっぱい仕掛けたりして~」

「あわわ…蒲公英さんそれもあまり考えられないかもでし」

「そっか~」

「まあ…雪蓮さんたちの出方がどんなものでも一緒に頑張ればいいんだしみんな頑張りましょ~」

「あわ~」「おう!」「お~♪」「おー♪」「おー」

 

という会話が行われていた。

 

つづく


 
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