No.182043

病姫無双 十字旗と共に 3

護衛さん

袁術介入

2010-11-02 03:44:50 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:7664   閲覧ユーザー数:5754

孫策「袁術ちゃんが城に来いって?」

周喩「ああ、そうらしい」

孫策「一体何だっていうの・・・・もしかして」

周喩「そう見るのが妥当だろうな・・・まったく間の悪い」

孫策「しかたがないわ・・・・ここでつぶれるわけにもいかないし・・・いってやろうじゃない」

周喩「そうだな」

祭「策殿、袁術が介入してきたというのは本当ですかな?」

孫策「ええ、本当よ・・・大方北郷のことをどこからかかぎつけたと思うのだけれど・・・」

祭「ふむ・・・なんとも間の悪い・・・して、その顔はいくのじゃな?」

孫策「ええ・・・祭、北郷を連れてきてくれないかしら?」

一刀「よんだ?」

孫策「ええ、袁術のところにいくわよ」

一刀「うん、わかった」

周喩「北郷「何?」お前に私の真名を預ける・・・今後冥琳と呼んでくれ」

一刀「ありがとう、冥琳。なら俺のことは一刀って呼んでね」

冥琳「わかった」

孫策「何々?冥琳も北郷のこと気に入ったの?」

冥琳「まぁ、そんなところだ」

孫策「へぇ~」

祭「それより、急がなくていいのかのぉ?」

孫策「あ、いっけなぁぁい・・・さぁいくわよ」

『御意(わかった)』

孫策「・・・ねぇ、北郷」

一刀「ん?」

孫策「その・・・一刀って呼んでもいいかな?」

一刀「え?いいけど・・・どうしたの?」

孫策「だって・・・祭も冥琳も一刀って呼んでるのにワタシだけ北郷ってのも・・・」

一刀「なるほどね・・・改めてよろしくね、孫策「雪蓮よ」雪蓮?」

雪蓮「祭から一刀が真名に当たるって聞いてるから・・・・私のことは雪蓮って呼んでね」

一刀「わかったよ・・・雪蓮」

雪蓮「さて、ここをくぐれば袁術ちゃんの街だけど・・・一刀、覚悟しておいてね」

一刀「覚悟?」

雪蓮「ええ、覚悟よ」

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

一刀「・・・・なんだ、ここは」

雪蓮「これが袁術の政よ」

一刀「これじゃぁ・・・生き地獄じゃないか!」

祭「一刀、抑えろ!」

一刀「だって・・・」

冥琳「今は・・・耐えてくれ」

一刀「うぅ・・・」

雪蓮「孫策です。袁術様に呼ばれきました」

兵「話は聞いてある・・・どうぞ」

雪蓮「失礼します」

 

袁術「おお、孫策。ご苦労じゃったな」

雪蓮「いえ・・・して、このたびはどのような用件でございましょう」

袁術「うむ、聞くところによるとなにやら珍しいものを拾ったそうじゃな」

雪蓮「はぁ?一体何のことを?」

袁術「とぼけるか・・・確か名は北郷・・・」

雪蓮(チッ)

袁術「その顔をみると知っておるようじゃな・・・どうじゃ?わらわに差し出さぬか?」

雪蓮「・・・」

袁術「そうじゃな・・・条件で散り散りの家臣を集めてもいいと言っても・・・」

雪蓮「帰るわよ」

袁術「・・・・そうか、ならばせいぜい気をつけることじゃな」

雪蓮「あぁー!むかつく!」

冥琳「ああ、まったくだ」

祭「お二人とも気を静めんか」

雪蓮「だって・・・・祭?」

祭「なんですかな?」

雪蓮「一刀の姿が見えないのだけれど・・・・どこ?」

祭「へ?」

冥琳「ドコだ!一刀!」

シーン

雪蓮「まさか・・・・さらわれ「策殿!」祭」

祭「わしらは付近をさがしてくるですじゃ」

雪蓮「お願いね、祭」

祭「皆のもの、いくぞ!」

兵『はっ!』

一刀「うーん、困ったなぁ」

一刀「考え事してたらはぐれたようだ・・・にしても広いなぁ」

『ガサガサ・・・・』

一刀「ん?」

一刀「何だ?誰かいるのか・・・?」

袁術「うまいのじゃ~、甘いのじゃ~」

一刀「えっと・・・あれは袁術だっけ・・・・何やってんだ?」

袁術「だっだれじゃ!?」

一刀「こんにちわ」

袁術「?・・・おぬしはだれかや?」

一刀「俺は北郷一刀だよ、袁術ちゃん」

袁術「おお、お前が北郷かや?して、わらわの城で何をしているのか?」

一刀「いや・・・道に迷っちゃって・・・外に出るにはどうすればいいのかな?」

袁術「何じゃ外にでたいのか・・・・ソコの通路をまっすぐいけば外にでられるぞ」

一刀「ありがとう・・・あ」

袁術「ん?何じゃ?」

一刀「蜂蜜の食べ過ぎに注意しないと・・・虫歯になっちゃうよ」

袁術「わかっているのじゃ」

一刀「じゃぁね」

一刀「やっと外に出られた」

祭「一刀!」

一刀「ごめん、心配させちゃって」

祭「そうじゃ・・・皆心配しておる、さ、もどるぞ」

一刀「うん」

袁術「・・・(ポー)」

張勲「お嬢様・・・こんなところにいたのですかって・・・お嬢様?」

袁術「あ・・・七乃かや?」

張勲「どうしたのです?そんなに惚けて」

袁術「七乃~」

張勲「なんですか?」

袁術「北郷一刀がほしいのじゃ」

張勲「え!?」

袁術「わらわの兄になってほしいのじゃ」

張勲「えっと・・・お嬢様?」

袁術「またあえぬかのぉ」

 


 
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