虎牢関を制圧した連合軍はそのまま洛陽制圧に向かった。
しかし実際に向かっているのは曹操軍だった。
劉備軍も向かおうとしていたが朱里が押さえてくれていた。
「ぱぱ~おうまさんいっぱいはしってるよ~」
「そうだね」
孫権軍は洛陽から少し離れた場所に野営を敷き待機していた。
北郷夫婦は今花蓮と一緒に天幕の中にいた。
「おしごとはいいの?」
「今日はお仕事休みよ…だからパパとママ今日は一日中一緒よ」
「やった~♪」
実際には制圧には関わっていないだけで思春を連れて冥琳は先行して洛陽に入っていた。
「花蓮何がしたい?」
「う~ん…くれはおねえちゃんとれんおねえちゃんにあいたい♪」
「そっか、、ママ呉羽と恋って」
「確か向こうで訓練してたかしら」
「りょ~かい…花蓮いこっか」
「うん♪」
「待って私も行くわよパパ」
花蓮の要望通り呉羽と恋に会う為に少し離れた広場に行った。
「さすが呂布だなやはり強い」
「………?」
広場では呉羽と恋が鍛錬をしていた。
と言っても呉羽の攻撃を恋が受け止めるというものだった。
「は!」
「…遅い」
さすがは恋である。
呉羽の攻撃をいとも簡単に受け止めてしまう。
「やってるわね~」
「そうだな」
広場に到着した一刀親子は二人の様子を見ていた。
花蓮は大きな声を出した。
「すご~い♪くれはおねえちゃん♪れんおねえちゃん♪」
花蓮の声に気付いた二人は鍛錬を中止し一刀親子の方に歩いて行った。
「うん?…花蓮それに蓮華に正宗様ではないか」
「……花蓮…ご主人様……蓮華」
「ごめんね鍛錬の邪魔して」
「いや…」
「…(なでなで)」
「~♪」
恋に頭を撫でられてご満悦な花蓮。
「おねえちゃんたちはどうしてつよいの?」
花蓮の質問に色々答える呉羽と恋の二人。
その様子を眺めている一刀夫婦だった。
そしてしばらくするとまた呉羽と恋は鍛錬を再開した。
鍛錬再開からしばらくすると洛陽に行っていた冥琳と思春がやってきた。
「ここにいましたか蓮華様ただ今戻りました」
「お帰り、欲しい物は頂いてきたの」
「ええ…」
そういうと冥琳は帳簿と地図を見せた。
この時代地図などは簡単に手に入らなく帳簿に書いてある情報もよほどの事がない限り知ることはなかった。
冥琳は前もって月と詠に了解を得てそれらの書類を取りに行っていたのだ。
「それじゃあ華琳たちが洛陽制圧した後入城して復興の手伝いをするわよ」
「御意」
その後華琳たちは予定通り月と詠の首(からくり)を取り洛陽制圧を達成した。
そして孫権軍,袁紹軍が入城後洛陽の復興に尽力した。
「ずいぶん荒れちゃってるわね~」
楊弘は洛陽に入りあちこち見て回っていた。
建物は焼けたり強奪の跡も見えた。
そう思いながら周りを見て回っていると何か光っているものを見つけた。
「うん?何かしら…」
楊弘はその光っている物を手にした。
それは印鑑だったが普通の印鑑ではなかった。
楊弘もそれに気付いた。
(へ~なんでこんな所に…まあいいわ)
楊弘はその印鑑を拾いまた周りを探索しに行った。
つづく
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連合編終了かな。
今回はとても短めです。
うまく書けたかな…?
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