No.180413

花蓮✝無双 13時間目 (虎牢関攻略/疑惑…)

仕事中にちょっとづつ作成しました。
いいのかな~?

うまく書けたかな…?
不安です…。

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2010-10-25 22:23:53 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:3852   閲覧ユーザー数:3281

「華琳たち大丈夫かしら」

「大丈夫だよ」

 

今華琳と劉備の軍で虎牢関の攻略に向かっていた。

その後方で蓮華たちは陣を敷いて待機していた。

 

「斥候の話によると霞は春蘭が恋は愛紗が対峙しているらしいな」

「順当ね」

「そ~ですね~」

 

斥候の情報を聞きある程度安心した。

しかし呉羽はある事が気になっていた。

 

「でも呂布の動向は気になるな…」

「確かに霞は華琳の所に下るでしょうけど」

「劉備がどう処分をするかわからないからな…」

「そうね…」

 

この世界では愛紗は劉備の家臣になっていた。

そして劉備の性格がわからない為恋の行動が気になって仕方がない蓮華たち。

 

その頃袁術軍にも同じ情報が入っていた。

 

「斥候の話によると劉備軍は呂布軍と対峙しております」

「は~い。下がっていいですよ~」

「は!」

 

兵士が下がった後楊弘は呟いた。

 

「まずいわね…」

「ん?どうしたのじゃ楊弘」

「呂布と言ったら飛将軍と讃えられるほどの豪傑よ」

 

楊弘の説明を聞いた袁術はびっくりした。

袁術は世間知らずで有名だった。

 

「なんと!そんなに強いのかえ…七乃」

「は~い」

「すぐに応援に行ってこい」

「え~~ヤダ」

 

張勲は即答した。

 

「何でなのじゃ!」

「だってそんなのと闘っても勝てるわけないじゃないですか~」

「…じゃあ孫権軍を使いましょう」

 

楊弘の発言に張勲は賛成した。

張勲としては自分が出陣したくないだけだった。

 

「それがいいですよ~お嬢様」

「う~んでもいいのかえ……sじゃなかった楊弘」

「ええ…私も行くし大丈夫よ」

「わかったのじゃすぐ劉備軍を助けに行くのじゃ」

「りょ~かい」

 

袁術の許可を得て嬉しそうに楊弘は孫権軍の陣に向かった。

 

「止まれ!貴様何者だ」

「失せろ下郎!我が名は楊弘…袁術の家臣だ!孫権を呼べ」

「…少々お待ちを」

 

孫権兵は少し苛立ちながらも蓮華を呼んだ。

 

「何でしょうか…」

「喜べ!今から劉備軍の援軍として前線に向かえ!」

「なんですって!」

「拒否権はないわ。人選は任せるけど北郷は連れて行きなさい。それじゃあ私は先に言ってるからすぐ来なさい」

 

要件を伝えた楊弘は自分の陣地に戻った。

蓮華はみんなを集め楊弘の言ったことを伝えた。

 

「…ということなの」

「俺を指名してきたか…」

「後は誰が一緒に行くかだな」

 

冥琳が言うと妻がすぐ名のりを挙げた。

 

「私は行くわ」

「蓮華様…」

「シャオの言ってた事が引っ掛かるしあの態度も気に食わなかったしね」

 

直接会った蓮華はあの態度が気に食わなかったのだ。

冥琳はその気持ちを汲み了承した。

 

「わかりました…あとは」

「私も行こう」

「華雄…」

「総大将の蓮華だけ行かせるわけにはいかないだろう」

 

確かにそうだった。

蓮華は一刀の妻である前にこの場では総大将であった。

 

「確かにそうだな…蓮華様,正宗,華雄、恋の事頼むぞ」

「了解」

「ああ…花蓮の事頼むな」

「花蓮…ママたちちょっとお仕事してくるからお姉ちゃんたちの言うことちゃんと聞くのよ」

「は~い♪いってらっしゃ~い♪」

 

花蓮たちに見送られながら3人は虎牢関に向かった。

 

「楊弘の奴いないな」

「そうね…」

「それより呂布たちの所に行くぞ」

「呉羽の言う通りね…孫権軍はこれより劉備軍の応援に行く!ただし呂布軍は殺すな…いいな!孫権軍行くぞ!」

 

虎牢関の近くまで来た3部隊は関と呂の旗と楊の旗を探した。

関と呂の旗はすぐに見つかったものの呼び出した張本人である楊の旗は見当たらなかった。

何時までも探すわけにもいかず呉羽の言う通り蓮華は号令を発し恋と愛紗の戦闘に乱入しに行った。

 

「恋よもう少し手加減してくれ」

「……やだ」

 

ちょうどその頃恋と愛紗は一騎打ちをしていた。

しかし恋の様子が少しおかしかった。

 

「どうして怒ってるのだ恋」

「この前……愛紗…ご主人さまと花蓮……呼ぶって言ってた…けど来なかった」

「だからそれはご主人さまの方で都合が…」

「…愛紗は嘘つきだ……」

「れ~ん~」

 

そういいながら力いっぱい恋は方天画戟を振り落とした。

愛紗もそれを青龍偃月刀で凌いだ。

流石一騎当千の勇将といったところだろう。

 

「正宗…あの二人」

「呂布…なんか怒ってるぞ」

「そうか…とりあえず行ってみよう」

「ええ」「はい…正宗様」

 

その様子を少し離れた所で見ている3人。

呉羽は呂布が怒っていることに気が付いた。

一刀の号令で3人は愛紗たちの元に向かった。

 

「恋…手を抜いてくれたら大好きな肉まんおごってやるぞ」

「やだ」

「どうしたら機嫌を直してくれるのだ」

「……」

「もしあの世界に戻ったら動物園に入れたがっていたワンコいっぱい入れてもいいぞ」

「……嘘つき」

「れ~ん~」

 

どうしても機嫌を直して欲しい愛紗は物で釣る作戦に出た。

しかし恋には通用しなかった。

再び力いっぱい方天画戟で薙ぎ払おうとした時聞きなれた声が聞こえた。

 

「恋どうしたんだそんなに怒って」

「ご主人さま!!!!」「……ご主人さま…?」

 

一刀の声に元北郷軍一番の腹心と和み系№1は驚いた。

 

「ご主人さま!どうしてここに…もしかして蓮華様に苛められたのですか」

 

腹心は久々の再開に一刀を抱きしめた。

この腹心…結婚してから暫くの間ストーカー紛いの事までしていた程の一刀大好きっ子だった。

最近はそこまではしなくなったがあまりにも再開の期間が長くなると自分の制御が効かなくなってしまうのだった。

その為か同じ一刀大好きっ子である蓮華とは一刀の事については仲が悪かった。

しかし一刀以外の事では仲がよくたまに花蓮と出掛けたりもしていた。

 

「どうして愛しい夫を苛めなくてはいけないのかしら~」

「蓮華様もいたのですか…チェ」

「舌打ちをしないのそして抱きしめないの!!…それに」

「私もいるぞ……関羽」

「華雄までも…」

 

愛紗は2人の乱入で少し不機嫌になった。

そして2人によって引き剥がされてさらに不機嫌になった。

しかし一刀はそんなことに気付かず再会を喜んだ。

 

「それにしても愛紗,恋,久しぶりだな」

「そうですよ…翠のレースにも来なかったし動物園にも来てくださってないじゃないですか…なあ恋」

「…………(コクコク)」

「ところでご主人さまどうしてこちらへ」

「ああ…蓮華」

「私から説明するわ」

 

蓮華から袁術から劉備軍の援軍として参戦するように言われたこと伝えた。

 

「なるほど…わかりました…恋」

「ご主人さま…恋…投降する」

 

恋の発言に4人はこけそうになった。

 

「恋…それは嬉しいけど少し早いな」

「そうだぞ呂布。正宗様に投降したい気持ちはわかるがせめて虎牢関が落とされてからにした方がいいと思うぞ」

「そうね…恋…4対1で申し訳ないけど私たちに特訓してると思って付き合ってくれる?」

 

そういうと恋は納得し頷いた。

 

「さすがご主人さま達です…それでは行きましょう」

 

愛紗の号令により恋による武術指南が開始された。

 

「ちょっと春蘭!なんでそんなに怒っとるん」

「うるさい!花蓮と遊べる奴に私の気持ちがわかるか~!!!!」

「なにわけわからん事で逆切れしてんねん」

「うるさ~い」

 

春蘭が荒れている頃楊弘はある者の狙っていた。

 

「さてと…そろそろね…」

 

そんなこと露知らず4人は武術指南を受けていた。

 

「さすが恋だな4対1でもなかなか倒せないな」

「そんなことない…ご主人さま達…強くなってる…だから恋…ちょっと本気を出してる」

 

あの世界で一刀と蓮華は道場で剣道を指南し、呉羽は失恋の為各地で道場破りみたいなことをしていた。

その為あの外史より格段と強くなった。

 

「うれしいね…は~~~」

 

一刀は天下無双の呂布こと恋に褒められ嬉しかった。

そして一刀は正眼がら上段に構え直し恋に向かって斬りかかった。

しかしその隙を狙っていた者もいた。

 

「………死ね!」

 

楊弘は獲物を持ち一刀の後ろに回り込んだ。

そして一刀が構えを替え恋に向かったのを確認し一刀を突こうと走り出した。

 

「「「!!」」」

 

一刀を含め5人は楊弘の行動に気付いた。

しかし一刀は避けれなかった。

背後を取られたせいで切り返しの体制に移るのに時間がかかってしまうからだ。

愛紗と恋も気がついてはいたが一刀を守ることが出来る立場ではなかった。

 

「!!正宗!…せい!」「正宗様!…は!」

 

残る2人、蓮華と呉羽は同時に武器を振り下し楊弘の攻撃を回避することに成功した。

 

「ッチ…しくじったわね。ひとまず逃げるか…」

 

一刀暗殺に失敗した楊弘は獲物をしまいその場から逃げた。

 

「楊弘…貴様!」

(え……)

 

呉羽は怒り心頭で楊弘を追いかけようとしていたのと対照的に蓮華は楊弘の使っていた獲物を見て信じられないと思った。

そして蓮華は呉羽を追撃させないようにした。

 

「まて!貴様!正宗様に」

「呉羽待って」

「蓮華!なぜ!!」

「いいから…今は抑えてお願い」

「しかし!」

 

蓮華の言葉を聞いても呉羽は追撃しようとした。

しかし違う方からお願いする声が聞こえた。

 

「俺からも頼む」

「正宗様まで…わかった……」

 

一刀にまで頭を下げられた為、呉羽は渋々楊弘を追いかけるのを諦めた。

そして愛紗は一刀に自分の思っていることを聞いた。

 

「ご主人さま…あの楊弘って……」

 

愛紗と一刀も楊弘の使っていた獲物を見て同じ事を考えていた。

 

「かもな…蓮華」

「大丈夫よ…動くとしたら連合が終わってからよ…フフフ」

 

そうして不敵に笑う蓮華だった。

そして虎牢関がほぼ制圧されるまで武術指南が続いた。

 

「さて…そろそろ虎牢関が占領されそうね…」

「恋…もう……投降して…いい?」

「そうね」「ああ」

 

虎牢関が制圧されたのを確認した一刀達は恋の投降を受け入れた。

本当なら愛紗も一刀の下に降りたかったが今はその時ではないと悟り恋に一刀の護衛を託した。

 

「恋…ご主人さまの事…」

「……(コクコク)」

「とりあえずみんなにあの事報告しないとね…」

「そうだな…まさか…なあ」

 

一刀たちは恋の部隊を仲間に入れてみんなの元に戻った。

そしてみんなに一刀が襲われたこと報告した。

襲われた事も驚かされたが楊弘の使っていた武器を聞いてさらに驚かされた。

 

「失敗しちゃったわね~」

 

袁術の天幕の前で呟く楊弘。

しかし何時までもそうする訳にはいかないので天幕に入ることを決意した。

 

「今…戻りました…」

「楊弘お帰りなのじゃ」

「ええ…」

「桃香さんの軍助かってよかったですね~」

「ええ…」

 

袁術たちの返事がおかしいことに気付く袁術。

 

「?どうしたのじゃ楊弘?」

「どうしたって」

「連合軍が勝ったにしては気落ちしてたので~…ね♪お嬢様」

「そうなのじゃ」

「実は…」

 

楊弘は悔しそうに今回一刀を仕留め損ねたことを袁術たちに言った。

 

「そんなの気にすることはないのじゃ」

「そ~ですよ~戻ったらいくらでも好機がありますよ~」

「そうね…ありがとう美羽,七乃」

 

そういうと楊弘は次の一手を考えることにした。

 

花蓮side

パパ達は何か難しいお話をしているの~

花蓮わからないの

 

「花蓮…ママたちちょっとお仕事してくるからお姉ちゃんたちの言うことちゃんと聞くのよ」

「は~い♪いってらっしゃ~い♪」

 

パパとママ,呉羽お姉ちゃんお仕事に行くらしいの

パパ達は忙しそうなの~

 

「さてと花蓮…華琳たちのところで何をしていたのだ?」

「う~んと…おさんぽとけんじゅつをおしえてもらったの~」

 

この前お留守番していた時に桂花お姉ちゃん達とした事を言ったの

 

「そうか…じゃあ」

「お勉強しましょ~」

「そうだな…じゃあ教える順番は…」

「そうですね~それでいきましょ~」

「じゃあみんなに言ってくるわ」

「は~い。それじゃあいろいろ花蓮ちゃんにいっておきま~す」

 

冥琳先生と穏先生なにかお話してるの

それで冥琳先生はどっかいっちゃったの

 

「花蓮ちゃ~ん。今から皆がお勉強を教えますよ~。なので今日は皆先生ですよ~」

「は~い♪」

「一時間目は月ちゃんです~。なので花蓮ちゃんの天幕にいってらっしゃい」

「は~い♪のんせんせ~いってきま~す♪」

 

穏先生に言われて花蓮の天幕に行ったの

そしたらお城で着ている服を着た月お姉ちゃんがいたの

 

「花蓮ちゃんいらっしゃい」

「ゆえせんせ~♪おねがいします♪」

「へぅ~…じゃあ私が教えるのはメイドについてです」

「めいど?」

「そうですよ。メイドとは・・・」

 

そこから月お姉ちゃんのお話をしてくれたの

お茶を入れる時は茶葉の様子を見て温度を決めるとかいいお野菜の見分け方とかいろいろ教えてくれたの

服装のことも言ってたの

月お姉ちゃんは勝負服って言ってたからママは花蓮が眠った後いつも勝負してるの

夜おトイレからも戻った時ママが来ていたときがあったからきっとそうなの~

 

「へぅ~これで今日のお勉強は終了です…次は詠ちゃんのところです」

「は~い♪ゆえせんせ~ありがとうございました♪」

 

今度は詠お姉ちゃんなの

どんなことを教えてくれるか楽しみなの

 

「きたわね花蓮」

「えいせんせ~♪おねがいします♪」

「よろしい…私が教えるのは男の見分け方よ」

「?」

 

詠お姉ちゃんのお話は難しかったの

デートに行った時男が奢らなかったらそいつとは別れた方がいいとか料理は今の時代出来なくてはいけないとかいろいろ言ってたの

パパはきっとこれら全部できるの~

だからママと結婚したの~

 

「さて…こんなところかな……わかった花蓮」

「?」

「やっぱりちょっと難しかったわね…まあ大きくなったら思い出したらいいわ」

「は~い♪」

「じゃあ今度は思春のところね…今度で最後よ」

「えいせんせ~♪ありがとうございます♪」

 

思春お姉ちゃんのお話で最後なの

思春お姉ちゃんはいろんなことを知ってるから楽しみなの~

 

「きたか…」

「ししゅんせんせ~♪おねがいします♪」

「うむ…では攻め方について教えるか」

「は~い♪」

「まず相手を見る…そして艇の調子を見る…最後に波を見る……その中で今日は艇について教える」

「は~い♪」

 

やっぱり思春お姉ちゃんのお話は楽しいの

潤滑油を替えるといい場合があったりオーバーホールをすると燃費がよくなったりいろんなことを話してくれたの

パパやママもエンジンの事は思春お姉ちゃんに聞いた方がいいって言ってたの

 

「だからエンジンのオーバーホールとプロペラの調整は必要なんだ」

「うん」

「ボルト一本緩んでいたり無くなってるだけで壊れたりすることもあるからな…わかったか」

「は~い♪」

「じゃあ今日のお勉強は終了だ…冥琳様の所に行ってこい」

「ししゅんせんせ~♪ありがとうございます♪」

 

お勉強が終わったから冥琳先生の所にいったの~

 

「花蓮今日のお勉強はどうだった」

「たのしかったです♪」

「そっか…よかったな」

「~♪」

 

冥琳先生に頭を撫でられたの~

やっぱり気持ちいいの~

 

「ところで三人はどんなことを教えてくれたのだ」

「う~んと…ゆえおねえちゃんはめいどのことだったの」

「ほほ~」

「でね…えいおねえちゃんはおとこについてなの~」

「な…なるほど」

「それで…ししゅんおねえちゃんはおふねについてなの」

「……楽しかったか?」

「うん♪」

 

冥琳お姉ちゃんはなにか頭を抱えていたけどどうしてなのかな~

花蓮はいろんなお話が聞けて楽しかったの~

 

つづく


 
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