No.179225

恋姫†無双 『蒼天已死 黄天當立』 七

やっぱり、戦闘シーンなんて苦手だぁ~~!!!(涙

散々悩みました。

結果はご覧下さい。

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2010-10-19 21:29:52 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2917   閲覧ユーザー数:2580

呂奉先が戦闘の開始を告げると呂奉先は一瞬で腰が抜けている天和達の前に跳んできた。

 

三人の前で呂奉先は戟(ほこ)を振り上げる。

 

そして、呂奉先は何の躊躇いもなく戟を天和に振り下ろす。

 

ガキンッ

 

鉄と鉄がぶつかり合う音がした。

 

そして、天和達に刃が届くことはない。

 

「危ないなぁ」

 

一刀が両手の武器で飛将軍の攻撃を受け止めていた。

 

呂奉先は自分の攻撃が止められたことに驚き一刀と距離を取る。

 

その間に龍盟は天和と地和を、蘭花は人和を連れて後方まで下がっていった。

 

「・・・・・・強い」

 

呂奉先は一刀を見て言う。

 

「あはは、天下の飛将軍にそう言ってもらえるとうれしいな」

 

一刀は軽い調子で返事をするが呂奉先から視線を外さない。

 

段々と二人の周りの空気が重くなっていく。

 

それは両者の濃密な殺気が溢れているからである。

 

近くにいた少女は呂奉先よりかなり後方に下がっていた。

 

そして、黄巾党も一刀からかなり後方に位置していた。

 

ここにいる全員が本能レベルでの危険を察知したのだ。

 

“近くに居ては死ぬ”と。

 

「・・・・・・だけど、死ね」

 

呂奉先はすぐに戟を構えなおして一刀に迫る。

 

まずは振り下ろす。

 

一刀はそれを両手に持っている武器でながす。

 

一刀の武器はかなり特殊な形をしていた。

 

手に持ったときに刃が腕の横と前にくる。

 

それと重い攻撃でも簡単に武器が飛ばないように手首に鉄の筒をはめていた。

 

呂奉先の攻撃を右側にながした一刀は左手で首を狙う。

 

呂奉先はその攻撃を頭を後ろに動かし刃が届かない位置に首を持ってくる。

 

それと同時に振り下ろした戟を一刀の胴を目掛けて斜めに振り上げる。

 

一刀はその攻撃を右手で受ける。

 

「ぐっ」

 

それでも呂奉先の攻撃は止まらずに一刀を狙う。

 

一刀は左手も呂奉先の戟に当てて両腕に止めに入る。

 

それでも呂奉先の攻撃が止められないと判断した一刀は両腕で呂奉先の戟を思いっきり押して跳ぶ。

 

呂奉先は着地しようとしている一刀のところへ生き追撃を掛けようと戟をなぎ払う。

 

一刀はその攻撃を両腕で受けて空中でもの凄い速度で回転する。

 

一刀は回転の速度のまま、呂奉先に斬撃を繰り出す。

 

呂奉先はその斬撃を全て防ぐ。

 

「はぁっ!」

 

地に足が着いた瞬間に一刀は地面を蹴って呂奉先に迫る。

 

呂奉先は一刀の攻撃を自分の戟で防ぐ。

 

「くっ」

 

呂奉先はその勢いに少しだけ後ろに押される。

 

一刀はその一撃で少しでもダメージを与えるつもりだったのだが防がれてしまう。

 

そして、互いに距離を取った。

 

 

「・・・・・・本当に強い」

 

呂奉先は嬉しそうな笑顔を浮べていた。

 

「ああ、呂奉先も強いな」

 

一刀もまた笑みを浮べていた。

 

これまで“化け物”と言われ続けた己の武と対等に渡り合える存在。

 

つまり、好敵手に出会え両者はこれまでに無いほど高ぶっていた。

 

「・・・・・・恋は恋」

 

「俺は一刀」

 

それだけで通じ合う。

 

「それじゃあ、“全力”でいきますか」

 

「・・・・・・(コクッ)」

 

恋から今までのよりも濃く鋭い殺気が放たれる。

 

一刀からは殺気だけでなく全ての者を奮わせる覇気も放たれていた。

 

一刀からかなり距離を取っているはずの黄巾党の前列の者達でさえ震えていた。

 

そして、両者は動き出した。

 

 

後に両者の戦いを見た者は語る。

 

“あれは人間が出来ることじゃない。化け物の殺し合いだ”

 

ドーーーーン

 

聞こえるのは最早、武器同士がぶつかるような音では無かった。

 

二人が武器をぶつける度に爆発音と突風が起きる。

 

二人の攻撃が地面に当たれば地面には大穴が空いた。

 

「でりゃっ!!」

 

一刀の声と共に恋に武器が迫る。

 

「んっ!」

 

恋はその攻撃を躱すことなく戟で迎え撃つ。

 

ドーーーーン

 

一刀は片手で攻撃した為、恋の勢いに負けて後方に吹き飛ぶ。

 

かなりの勢いで後方に飛ばされる。

 

一刀は地面を少しだけ転がるとすぐに起きて体勢を立て直す。

 

恋を確認しようと顔を上げると恋は一刀に迫ってきたいた。

 

「ぐっ」

 

一刀は立ち上げれないまま恋の戟を防ぐ。

 

恋はそのまま押し切ろうとするが一刀が恋に足払いをする。

 

恋は少しだけ体勢を崩す。

 

一刀はその隙に恋から距離を取る。

 

一刀は恋に押され気味だった。

 

「はぁ、はぁ・・・・・ここまで強いなんてね」

 

「はぁ、はぁ・・・・・・(コクッ)」

 

両者とも肩で息をしていた。

 

戦闘を開始してからそこまで時間は経っていない。

 

しかし、両者の攻撃が強すぎるため一撃一撃を全力で迎えないと負けてしまうのだ。

 

当然、全力を使いすぎればすぐに息は上がる。

 

故に二人の戦闘は短期化していたのだ。

 

 

恋が一気に距離を詰める。

 

一刀はそれを迎え撃つ。

 

上下左右斜め正面からの攻撃。

 

その攻撃の全てに対して一刀は迎撃を行う。

 

ドドドドドドドドドド

 

最早、二人の武器がぶつかる音は鼓動となっていた。

 

まるで、龍の心音。

 

二頭の龍が繰り広げる戦いに周りの者は心を奪われていた。

 

本能的な戦い。

 

戦いを目的とした戦い。

 

二人には当初の目的など頭の片隅にもなかった。

 

あるのは好敵手として出会えた者と戦うことだけ。

 

純粋な想い。

 

だからこそ、人は魅せられる。

 

ここまで純粋な戦があるのだろうか、と。

 

周りの者は恐怖が消えていた。

 

いや、恐怖を通り過ぎていた。

 

たぶん、まともな状態でここに居たら発狂するだろう。

 

しかし、黄巾党の彼らも“獣”。

 

人としての理を破った者達なのだ。

 

まともな者など存在しない。

 

両者の戦いは永遠に続くような感覚を周りの者達は覚えていた。

 

一刀も恋もずっと続けたいと思っていた。

 

折角、好敵手に出会えたのだから。

 

だが、ここに来て一刀の武器が限界だった。

 

パキッ

 

鉄が折れる音と共に一刀の武器は刃が折れた。

 

「・・・・・・楽しかった」

 

本当はまだ一刀と戦いたかったが自分の主を思い浮かべ意を決する。

 

そして、恋は一刀の頭に戟を振り下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、恋の攻撃は一刀に当らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら、恋の戟は二つの剣によって防がれていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀は両手に形が同じ剣を持っていた。

 

しかし、同じなのは形だけで色が全く異なっていた。

 

右手に持っているのは真っ白な剣。

 

名を“光明(みつめい)”。

 

左手に持っているのは真っ黒な剣。

 

名を“闇影(やみかげ)”。

 

形状は日本刀に似ていた。

 

先ほどまで着けていた武器は地面に落ちていた。

 

「蒼天はすでに死す。黄天まさに立つべし」

 

一刀が呟く。

 

「・・・・・・蒼天は死なず。しかして駆けるは羽虫にあらず。蒼天は龍が駆ける場所」

 

恋が一刀の言葉に反応する。

 

「我、望むは黄天なり。黄天には羽虫が舞い。羽虫達は唱い始める。龍は地に伏せ力尽く」

 

一刀は恋の戟(ほこ)を押し返し体勢を整える。

 

「俺の最終手段、双剣。と言っても間合いと強度が変わるだけなんだけどね」

 

先ほどの会話などまるで無かったかのような口調。

 

瞳には覚悟が宿っていた。

 

一刀は恋から視線を外さない。

 

恋もまた、一刀から視線を外さない。

 

互いに武器を構える。

 

「最後かな」

 

「・・・・・・(コクッ)」

 

そして、互いに限界を感じる。

 

辺りは不気味なほどに静かになっていた。

 

三万の黄巾党も動物たちでさえ音を出さない。

 

「「・・・・・・・・・・・・」」

 

二人は見合ったままタイミングを図る。

 

「「っ!!」」

 

両者は同時に動く。

 

 

『懺悔室』

 

だから、戦闘シーンは苦手なのに・・・(涙

 

もう、何て書けばいいのか全く分かりませんでした。

 

ほぼ勢いです。

 

語彙力がないので伝わりにくいところがあると思いますがそれはシックスセンスで補って下さい。

 

 

では、ここまで見て下さった皆様に多大なる感謝を!!

 


 
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