No.179200

恋姫†無双~影無双~15章

ポンタロさん

この作品は真三国無双のアレンジです チートです三国志11が少し混じってます
15章です 天水に到着した二人は?

2010-10-19 19:31:32 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:4281   閲覧ユーザー数:3740

                        15章

 

            二日後俺達は天水の邑に立ち寄り宿を取って鬼鹿毛を預けた

 

   さすがに鬼鹿毛で行くのは不味すぎるだろう・・・訓練したのもあるが元々名馬の素質があった

 

     今の鬼鹿毛は下手な軍馬を遥かに凌ぎ普通の民や一般者が持っているには不自然なぐらい

 

   立派に成長した、たぶん恋の赤兎馬に引けを取らない・・・まてよ?セキト・・・犬だったよな?

 

        馬の赤兎馬っているのか?あの恋が同じ名前を付けるとは思えないのだが???

 

          まぁ居るかも分からない馬の事より今の事が優先だな・・取り合えず・・

 

       花霞が知り合いだと言っても人は変わる者だ念には念を入れる事にこしたことはない

 

            鬼鹿毛で向かって下手に警戒を抱かれると情報収集に差し支えるし

 

              とりあえず二手に別れて、別行動を取り俺は邑を見て周り

 

        花霞には一人で城に向かってもらった、花霞の情報は前の物だと言っていたので

 

    細かい部分を一応自分の目で確認して回る事にしたのだ、花霞は最後まで文句を言っていたが・・

 

   巧く話を纏めたら褒美をやるっと言ったら凄くやる気になって向かっていった・・なんだかなぁ

 

           たしかに他の邑に比べれば良く統治されている方だな・・・

 

    さすが董仲穎といった所か・・・・と言いたい所だがどうやら隅々までとはいかないか・・・

 

          あまり雰囲気の良くなさそうな場所で動いた人影を目で追うと一人の女の子が

 

                   複数の黒装束の男達に追い詰められていた

                        

                      ??side

 

???「ぐ・・しつっこい、・・ハァハァ・・うう」不意打ちだったとはいえかなりの怪我を負わされてしまった

 

      なんて失態だろうまさか子供を使ってボクを人気の無い所に誘き出すなんて・・

 

黒装束頭「諦めろ、誰もくる事は無い貴女さえ消えれば董卓など・・・くくく」

 

     !?こいつらボクを殺して月を・・・この賈文和とも在ろう者がこんな奴らに・・・

 

賈駆 「月には絶対手出しさせるもんか!このボクがいる限り・・っ・・」ポタポタっと血が落ちる

 

黒装束頭「フ、だから貴女を先に消すんでしょうが、馬鹿ですか?君はククククク、所詮董卓は

     御輿にすぎん全ては貴女が居てはじめてこの地は円滑に統治されるそうだろう?賈文和殿・・・」

 

     頭らしき男が止めを刺さん手に握っているサイを振り下ろそうとしていた・・・・・・

 

賈駆「ク・ゴメン月、ボク・・・ここまで見たいだ・・ゴフ・・」ピチャッと吐血を吐いた・・

 

黒装束頭「ふふ、案ずるな董卓もすぐに後を追わせてやる、死ね!!」男は武器を振り下ろした

 

 怪我で身動きの取れないボクは振り下ろされる瞬間目を閉じ死の瞬間を・・・瞬間を?・・・あれ?来ない?

 

   いつまで立っても振り下ろされないのでそっと目を開けるとそこには刺客の手を捕まえて

 

          ボクを庇うかの様に立ち塞がっている綺麗な女の人?がいた・・・・

 

???「女の子一人に男が複数で掛かるとはまさに下種だね・・・・・君達覚悟はいいかな?」

 

     そう言いニッコリ微笑んだその人は凄まじい覇気を放ち、男達の自由を奪っていった

 

       な・なんて覇気な・・の・・うぐっ・・・そこでボクの意識は途切れた・・・        

                       賈駆sideout

 

                       一刀side

 

一刀「・・・・まずいな・・・あの娘殺される・・仕方ない目立ちたくないが・・・」

 

              気配を殺し瞬時に氣を練り、縮地法で助けに入った

 

賈駆「ク・ゴメン月、ボク・・・ここまで見たいだ・・ゴフ・・」ピチャッと吐血を吐いた・・

 

黒装束頭「ふふ、案ずるな董卓もすぐに後を追わせてやる、死ね!!」男が武器を振り下ろそうとした時

 

  一瞬で男の前に飛び込んで振り下ろされようとしていた手を掴みサイを奪うとそのまま捻りあげた

 

黒装束達「「「「!?」」」」男達は自分の目を疑った

 

      頭が止めを刺そうとした瞬間、突然目の前に現れた女が頭の腕を止め

 

             武器を奪い腕を捻りあげているのだから

 

一刀 「女の子一人に男が複数で掛かるとはまさに下種だね・・・・・君達覚悟はいいかな?」

 

      ニッコリ微笑みながら凄まじい覇気を放ち、男達の自由を奪っていった

 

        ん?放った覇気で女の子が気を失ったか・・・まぁしょうがないよね・・

 

黒装束達「「「「な・なんなんだよぉぉぉ」」」」ガクガクブルブル

 

男達は放たれた覇気でガタガタ震えて動けなくなっていた、一人又一人と意識を失い気絶してゆく・・・

 

黒装束頭「き・貴様はぁぁ?なにものだぁぁぐぐ、がぁぁぁ」

 

       男は捻りあげられた腕を無理やり・・・・ベキッと鈍い音と共に振りほどいた

 

       ふ~ん自ら腕を折ったか・・・別にそんなに力入れてなかったんだけどね・・・

 

一刀「クスッ、我が名は呂玲綺、下種を消す死神だよ」にこりと冷たい微笑を見せる

 

      わざと名乗りを上げて相手に恐怖と絶望を与え戦意を削意でいく・・・・・・

 

        俺はそこそこ名が売れてるらしいから恐怖を煽るのには丁度良いだろう

 

黒装束頭「な・呂玲綺だと、漆黒の死姫だと言うのか・・・」

 

一刀「ご名答、さて君にこれからの2つの選択権をあげよう・・・・・

   一つは誰の差し金で動いたのか全て白状する・・もう一つは・・・

   言わなくても分かるよね?」チャキッ 

 

           俺は黒装束頭の首に影紅孔雀を突きつけた・・・ 

 

     氣が流れたその淡い翡翠の刃はまるで燃えているかのように紅が彩られていた

 

         俺が鋭い眼光で睨み付けながらそう言うと黒装束頭は周りを見渡し・・・

 

              自らの首を刎ねた・・・・・バシュッ・・・・

 

一刀「むぅ・・・追い詰めすぎたかな?、それともよほど主に忠実だったのか・・・・」

 

   場が落ち着いたようなので倒れている女の子に近づき勁で女の子の治療を始めた・・・・・

 

ポゥとほのかに青白い光を纏う手を傷にかざし内気功による治療を行い、顔色が良くなったのを見てから

 

     本格的に傷を治療して包帯を巻いた後、周りに倒れている者どもを縄で縛り上げ

 

口に布を噛ませてから近くの兵に知らせ兵が現場に向かうのを確認してその場から姿を消した・・

 

  しかしあの娘の格好やあいつらの会話から察すると董卓の側近かな?まぁ花霞に聞けば分かるかな?

 

            その後、宿に戻り花霞が戻るのを待っていた・・・・・・

 

                      一刀sideout

 

                       花霞side

 

      うう~私としては一刀様と一緒に行きたかったのに~ブツブツブツ・・・・・

 

  別行動を取ると言われ渋々お城に向かい、城門の所まで来て謁見を申し込んでから暫くして

 

 通された部屋で待つように言われ待っているとお茶と茶菓子を頂き・・・・あ、これ美味しい・・・

 

          じゃない、イケナイイケナイ確りしないとご褒美が貰えません

 

   どうやら久々に尋ねて来た友人として会って頂けるようで少し気が楽になり余裕が持てました

  

      董卓・・・月様にお会いするのは随分久しぶりですがおかわりないでしょうか?

 

             暫くすると変わりない姿で月様が入ってこられたのでした

 

董卓「すみません、お待たせしました」と可憐な少女が入室してきた

 

花霞「いえ、とんでもありません、突然押しかけましたのにお目通りがかない感謝しております」

 

董卓「クスッ、相変わらずなのですね花霞さん」にっこりと微笑んでいる

 

花霞「月様もお変わりなく・・・」

 

   本当にお変わりない・・・前にお会いした時のままで可愛さ・・・じゃない・・・スーハースーハー

 

月 「?・・大丈夫ですか、具合でも悪いのですか?」心配そうに見ている

 

花霞「いえ、大丈夫です、あははは(汗)」

 

月 「そうですか、もし具合が悪いのでしたら遠慮せずに言ってくださいね?」

 

 私はなにをしているのでしょうか、ちゃんと目的を果たさないと一刀様に怒られてしまいます・・

 

花霞「有難う御座います、でも本当に大丈夫ですから」ニッコリと微笑んで見せる

 

月 「それにしてもお久しぶりですね、あれから張魯様とは仲直りできましたか?」

 

うぐ・・・そうでした前回真名を許しあった時につい兄について愚痴ったんでした・・・アハハ

 

花霞「はは、兄とはまぁ・・・とりあえず話が付いたと申しましょうか」全然話が進みません

 

月 「そうですか、気がかりだったものでふふ」

 

          うううううこのままじゃ世間話をしにきたみたいです・・・・・

 

月 「それで今日はどのようなご用件で?張魯様のお使いと言うわけではないようですが?」

 

花霞「コホン、月様今日は私の主様とお会いして頂きたくて、そのお願いにお伺いいたしました」

 

月 「え?花霞さん何方かの下にいかれたのですか?」不思議そうに聞いてくる

 

      まぁ当然の反応ですよね、兄じゃない別の人に付いたのですから・・・・・

 

花霞「はい、私はある方に命を救われて今はその方に仕えているのです」

 

月 「そうなのですか、でも命をってご無事でなによりでしたけど色々大変だったのですね

   では今その方の下におられるのですね、花霞さんが仕える事を決めた方ならば

   きっと素晴らしい方なのでしょうね」

 

花霞「はい、とても優しく暖かい心を持った方で私にとってこれ以上ないと言うほど方なのです」

 

   ようやく話が進みました~さて気を引き締めて謁見のお約束をしていただかないとですね

 

花霞「最近、その主様と共に見聞を広げる旅に出たのですが次に向かう場所を決めていた時に

   その場から天水が近かったものですから月様の事を思い出して天水の統治についての話を

   お聞かせした所、興味を持たれましたので、来たのですが折角なら主様に月さまを

   紹介したくて謁見のお願いをしにお伺いしたのです」

 

月 「なるほど・・・それで花霞さんの仕えている方はなんと仰られる方なのでしょうか?」

 

花霞「私がお仕えしている方の名は・・呂玲綺様と申します。」

 

月 「え?呂玲綺って!?まさか噂に聞くあの呂玲綺さんですか?」

  

      まぁ驚きますよね、普通は領地とか官職を持ってる人に仕えるのでしょうが

 

どちらもない方に仕えたと言えば驚きますよね~、でも一刀様は私の主としての資格も英雄の器も

 

     お持ちな上、民の支持もある方ですからその辺の牧より遥かに魅力のある方です~♪

 

      下手に領土や官職などの権力を持つ人は大抵が権力笠に着る人が多いですからね

 

         そう言う人達は嫌でしたしだからと言って兄の下は窮屈ですからねぇ  

 

月 「・・・漆黒の死神姫、呂玲綺さん・・・霞さんと恋さんとねねさんが言っていた方ですね・・」

 

 ん?今なんか3人ほど名前が出ましたが・・・どこかで聞いたような?キノセイニシテオキマショウ

 

殆ど雑談のように会話が進んでいっていましたが一刀様との面会の約束を取り付けて城を後にしたのです

 

      うふふふふ面会はお約束頂きましたし成功ですねぇ~今帰ります~一刀様~♪

 

ルンルン気分でスキップしながら帰っていく姿を見た人たちがドン引きしていたのは言うまでも無い

 

                      花霞sideout

  

                      月side

      花霞さんを見送り部屋に戻ってから色々考えていますが巧く纏まりません・・

 

月 「・・・呂玲綺さんですか・・・・もし噂どおりで霞さん達の言う事が本当なら・・・・・」

 

     それにしても詠ちゃんがちょっと遅いですね、どこまで買い物に行ったのでしょう?

 

        帰ってきたら話す事や相談が一杯あります・・・早く帰ってこないかな・・・・

 

               そんな事を考えていると急な報告が・・・

 

兵 「た・大変です董卓様、城下に刺客が紛れ込み賈駆様が負傷されました」

 

     え?・・・詠ちゃんが負傷?・・・・・う・・ウソでしょう?

 

     少し動揺していましたが、すぐに詠ちゃんは無事保護されて刺客と思しき者達も

 

               捕らえられたと知らされました・・・・

 

      詠ちゃんの様子を確認した後に詳しく聞いてみると報告を受けた兵士が駆けつけた時

 

   その場には怪我をして倒れている詠ちゃんと縄に縛られ口に布を噛まされた4人の黒装束の男達と

 

     頸の落とされた男の死体が残されておりそれ以外の人影はなかったと言うのです・・・

 

  刺客が捕らえられていた事も驚きですがもっと驚いたのは倒れていた詠ちゃんは

 

  すでに治療がされていたと言うのですお城に運び込まれた詠ちゃんを診察した軍医さんの話では

 

        驚くべきほど完璧で適切な処置がされていたと仰っておられました・・・

 

          誰かが詠ちゃんを助けてくれて刺客も捕まえてくれた・・・・

 

        と言う事の様ですが一体誰が?分からない事だらけですが・・・・・

 

         今は詠ちゃんが生きていてくれて良かったそう思うのでした・・・・

 

                      あとがき

鎖のたぬ「じゃら・・ううう難しい・・・side分けで書くのって難しいですよ」

 

一刀「そういえば、この話始まって初めてside分けだったな」

 

風「なにを軟弱な事を言っているのですかぁ~これからもっと増えるのですよ~」

 

宝慧「まったくだ、今から色んな人達が出てくるのになにアホな事を言っているんだ?狸」

 

鎖のたぬ「いやぁ~ほらこれ一応ダーク設定じゃないですか話し作ってると頭がパンクしそうで」

 

花霞「・・・ダーク設定ってまだ生きてたんですか?てっきりラブラブ路線に切り替えた

   物だと思っていましたよ~ねぇ風さん」

 

風 「そうですね、そろそろ風の出番も近いようですしラブラブでいいんじゃないですかぁ~?

   その方がおにいさんと・・・うふふふふふふふふふ・・」

 

一刀「アハハ、でも風出番なら華雄達が先に・・・」ヒュ~ン・・・・・グサッ

 

一刀君の横をすり抜けて壁に刺さった矢が・・・びよよよぉぉぉぉぉんと揺れている

 

風 「おにいさん・・・・そんなに風と会いたくないんですか?」ギロリ&黒い微笑

 

一刀「め・滅相もありません」ガクガクブルブル

 

風 「そうですよね早くこのプリティ~な風とイチャイチャしたいですよね~」チラッ

 

鎖のたぬ ガクガクブルブル「い・今暫しのご猶予を~ひらにひら~~~」全力で土下座中

 

月 ボソボソ「へぅ・・・詠ちゃん、風さんってあんな方でしたっけ?」

 

詠 ボソボソ「や、違うと思ったけど・・・・とりあえず今は近寄らない方が・・・・」

 

白蓮ボソボソ「いいよな・・・・出番ある奴らは・・・」

 

詠 ボソボソ「あんた出てたじゃん、最初の方に」さらにボソ「ちょこッとだけ・・・」

 

花霞 「詠さんも苦労しますよね~登場と同時に瀕死ですから~」

 

詠 「グ・・・・ちょっとたぬ、ど~ゆ~ことよ?、あんたいきなりボクを殺す気!!」

 

鎖のたぬ「気にしたら負けですよ?・・じゃらら~・・エヘエヘエヘ」

 

宝慧「あ、狸壊れたか?」

 

月 「た・たぬさんしっかり」

 

風 「ふふふふふふふふふふふふふふふふふ、楽しみにして置きますよ~たぬさん?」

 

 

 

        

 

 

 

 

 

 

      


 
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