No.179115

異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A`S 20話上

RYOさん

交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

そして物語はA`Sへ・・・

2010-10-19 08:13:00 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3393   閲覧ユーザー数:3180

 

忘れたい記憶。

きっと誰もが持ってる物。

恥ずかしい記憶。悲しい記憶。辛い記憶。

でも本当に忘れたい記憶は……

 

魔法少女リリカルなのは月 A`S・・・・・・始まります。

 

 

yukito side

 

無人世界。本来なら人のいない世界で白と桃色二つの色がぶつかり合っていた。

 

「ディバイン!」

 

[Buster.]

 

俺に迫る桃色の魔力流。

 

「ちぃ! ザキタマギカ! セリエス・ルーキス!」

 

俺はそれを避け、反撃する。

 

[Protection.]

 

俺が放った9本の矢はレイジングハートが張ったプロテクションに阻まれなのはちゃんまでは届かなかった。

 

「さすがに硬いな。ん?」

 

なのはちゃんを見ると何かに集中しているように見えた。

 

「白眼。」

 

俺は白眼を発動し辺りを見る。

 

すると後ろからシューターが迫っているのを見つけた。

 

「トレースオン。是、ガン・ブレード。はあ!」

 

俺はガンブレードを投影しシューターを叩き落とそうとした。

 

「なに!?」

 

しかし、俺がシューターを斬ろうとしたところでシューターが方向を変える。

 

バカな!? なのはちゃんにとっては完全に不意打ちだったはず!

 

「やっぱり、ユエさんならそう来ると思ったよ。」

 

読まれてた!?

 

そう思考した途端に四方八方からシューターが迫る。

 

「ちっ! トレースオフ。トレースオン。是、干将莫耶。」

 

干将莫耶を投影し、それらを叩き落とす。

 

「ぐぅ!?……ちぃ!」

 

しかし2本の腕では10以上のシューターの全てには対応できず、徐々に魔力が削られていく。

 

「瞬動!」

 

俺は堪らず瞬動を使い、脱出を試みた。しかし、次の瞬間それはミスだと気付いた。

 

「ディバインバスター!」

 

「なっ!?」

 

俺が脱出するのを予想していたなのはちゃんのディバインバスターが俺に向かって放たれた。

 

避ける!? 体勢が崩れて不可能。投影!? この程度で手札を見せるのは危険。

 

「なら……」

 

迎撃だ!

 

「高速神言。雷の暴風!!」

 

FATEのキャスターの能力。どんな大魔術でも一工程で完成させるスキル。それにネギまの魔法を掛け合わせる!

 

暴風を纏った雷と神聖な一撃が衝突する。

 

「ぐっ…くうぅうううう!」

 

「う、うぅ……うぅ……」

 

俺たちの攻撃は拮抗したまま、両者の砲撃は途切れる。

 

「ぜぃ……ぜぃ……」

 

「……ふぅ。」

 

無論、俺となのはちゃんの魔力量は違う。なのはちゃんの方が今のところは大きいのだ。俺の魔力が残りわずかになる位に削られた。失敗だったか。

 

「ユエさん、もうやめよう?」

 

「ほう。つまり、私を逃がしてくれるのかね?」

 

俺がそう言うとなのはちゃんは少し眉を歪めて言う。

 

「そんな訳ないの。ユエさん、もう捕まって欲しいの。」

 

ホントに厄介だな。さっさと倒してシグナムの方に行きたいんだが。

 

全く、この世界は俺に楽な戦闘をさせるつもりが無いらしい。

 

「やはり本気を出さなければならないか。」

 

そんなことを言ったがもう魔力が少ない。あと投影を何本かやれば無くなる位に削られているのだ。

 

「ユエさんが本気なら、わたしも本気を出さないとね。」

 

「ぬ!? しまっ!」

 

なのはちゃんを倒すことを考えていたら、そのなのはちゃんの警戒を怠ってしまった。

 

「行くよユエさん! これがわたしの本気!」

 

マズイ不味いまずい! アレ喰らったら絶対死ぬ!

 

何アレ!? ここからでも解る魔力の量。あんなんぶつける気かよ!? ゲームならOVER KILLは基本だけど現実じゃダメだろ!

 

とりあえずなんとか……あれ? これってもしかしてチャンス?

 

side out

 

 

nanoha side

 

勝ったの。

 

ユエさんは今、地面でわたしのバインドで動けないし、わたしは今スターライトブレイカーをチャージしてる。

 

「行くよ!ユエさん!」

 

わたしはチャージした魔力に向かってレイジングハートを振り下ろす。

 

「スターライト! ブレイカー!」

 

わたしがスターライトブレイカーを放つとユエさんは目を丸くする。

 

「くそっ! くそぉ!」

 

ユエさんがそう言ってる間にスターライトブレイカーはユエさんに迫っていく。

 

そしてユエさんに当たる直前、ユエさんが笑った。

 

「にひひ♪ なんちゃって♪」

 

そこまで言ったところでユエさんにスターライトブレイカーが当たる。

 

――ドオン!

 

当たると同時に爆発して砂煙が舞う。

 

ユエさん……どうして笑ったんだろう?

 

でも、ちゃんと当たったから勝った…よね?

 

砂埃が晴れ始める。

 

「え!?」

 

そこにあったのは……

 

「丸太!?」

 

え?……ええ!? なんで!? どうして!?

 

「そうだ! ユエさんは!?」

 

[!? master!]

 

わたしがユエさんを探しているとレイジングハートが警告してきた。

 

「え?…後ろ!?」

 

わたしが急いで後ろを向くとユエさんが赤い槍を振りかぶっていた。

 

「終わり!」

 

レイジングハートがプロテクションを張ってくれたんだけど、プロテクションはまるで氷を割るように砕けてしまう。

 

「はっ!」

 

ユエさんが槍を振って私のお腹辺りを斬る。

 

するとバリアジャケットがその部分だけ消える。

 

「悪いな。高町なのは。」

 

ユエさんはそう言うと腕を振りかぶる。

 

「桜花! 崩拳!」

 

ユエさんの拳が当たってわたしの意識は途切れた。

 

side out

 

 

 

yukito side

 

危なかった。

 

俺が使ったスキルはNARUTOの変わり身の術なんだけど、俺ってバインドを模擬戦で使わないからな。変わり身がバインドに有効か分からなかったんだよね。笑った後にバタンキューとか相当ダサい。よかった~有効で。

 

「さてと……さっさとシグナムを助けに「あら。それは出来ないわよ?」がはっ!?」

 

転移しようとしたところ、いきなり腹に衝撃が走り、吹き飛ばされる。

 

俺は地面に叩き付けられる寸前に受け身をとって衝撃を減らした。

 

「ぐぅぅ!? 何なんだ!?」

 

「大丈夫? 綺麗な服が砂だらけよ?」

 

俺は起き上がって声の主を見る。

 

「なっあんたは……」

 

そこに居たのは

 

「プレシア!?」

 

 

あとがき

 

こんにちは。作者です。

 

なんとなく気分が乗ったので書いたら投稿できちゃいました。

 

やっぱりテンションやらやる気って大事だね。

 

というわけで今回の異世界冒険譚は。

 

なのはちゃんとの対決。大量の魔力を失った月。なんとか勝ち。その場を去ろうとする。しかし、そこで新たな敵が登場!

 

次回も異世界冒険譚にズームイン!


 
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