No.177947

妹と共に 45 春蘭

護衛さん

猫化するのかな?

2010-10-13 03:13:24 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:5319   閲覧ユーザー数:4369

魏武の大剣

春蘭「ふんっ!はっ!」

一刀「精が出るね」

春蘭「ん?一刀か・・・どうした?」

一刀「どうもしないよ・・・ただ、通りかかっただけだよ」

春蘭「そうか・・・・はぁっ!」

春蘭「ふぅ・・・一刀」

一刀「ん?」

春蘭「久しぶりに稽古を『つけて』くれないか?」

一刀「わかったよ・・・武器は・・・これでいいかな」

春蘭「それは・・・関羽の武器ではないか!?」

一刀「そうだよ・・・準備はいい?」

春蘭「無論だ」

『ガッィィィィィィン!』

『ギリギリギリギリ』

中庭には金属音しか流れていなかった

その音を出すのは魏武の大剣こと春蘭と

天の御使いこと北郷一刀

春蘭「やはりそこがみえんな」

一刀「そんなことっ!ないよ!」

『ガァァァァァァァン!』と

大きな音をたて二人は距離をとる

春蘭「私がいまだ勝てぬのは、一刀!おまえと恋だけだ!」

一刀「そうか・・・」

春蘭「普通ならばここであきらめよう・・・・だがな!」

春蘭「魏武の大剣を背負いし私は立ち止まってなどいられないのだ!一刀!」

一刀「わかったよ!春蘭!」

『ハァああああああああああああああああああああああああああああああああ!』

・・・・・

・・・・

・・・

・・

『ザクッ!』

春蘭「見事だ」

一刀「春蘭」

春蘭「それでこそ・・・・一刀だ」

一刀「春蘭・・・・春蘭!」

春蘭「なんだその顔は・・・・ふふふ、心配するな・・・これくらい」

一刀「春蘭・・・」

春蘭「ふふ、すこし疲れた・・・・すこし眠るとしよう」

一刀「ああ、お休み・・・・春蘭」

春蘭「ああ・・・お休みだ・・・・一刀」

彼女は倒れた・・・・好きな男の手で・・・・

男は彼女をそっと木に持たれかけさせる

そして自分も隣に座り

一刀「春蘭」

彼女の名を呼び・・・・頬に・・・・水が・・・

春蘭「・・・・」

彼女は何も・・・・答えてくれなかった

春蘭「zzz」

一刀「春蘭・・・・雨だよ」

春蘭「・・・かじゅと・・・」

 


 
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