南皮から帰ってきた一刀親子は政務室に向かい、冥琳に今回の事を報告した。
「めいりんせんせいただいま♪」
「花蓮に正宗…おつかれ。それで…」
「ああ…参加すると伝えてきた。それに面白いことも聞いてきた」
「面白いこと…皆を呼んだほうがよいな」
冥琳はそういうと蓮華たちを呼びに行った。
数分後みんな集まった。その中には義妹もいた。
「シャオ!久しぶりだな」
「しゃおおね~ちゃん♪」
「……正宗…花蓮」
久しぶりにあったシャオは何かいつもとしゃべり方が違っていた。
何か知っていると思い一刀は蓮華に聞いてみた。
「蓮華…シャオどうしたんだ?」
「ふん!!」
「フフフ正宗…ちゃんと妻孝行しろよ……それで面白いことってなんだ」
蓮華の態度をみて冥琳は一刀が本来みんなを集めた理由を聞きた。
「そうだった…でも監視とかって」
「大丈夫だ…情報が洩れることもない」
「わかった…」
一刀たちが南皮に向かった後、孫策たち独立活動の為に今城を出て行っていた。
その為監視等もついていなかったのだ。
その事がわかった一刀は麗羽から聞いたことをみんなに言った。
「なるほど…」
「予想はしてましたけど~」
「月たち…危ない」
話を聞いたみんなは自分たちが思っていた事を言った…一人を除いて。
「よかったね。あの娘と逢えて」
そう言いながら蓮華は一刀を睨みつけた。
冥琳は呆れながら話した。
「はぁ、蓮華様…まあよい。月の方には手紙を貰ってあるから」
「手紙って」
「ああそうだったな…たしか……あった」
そういうと冥琳は手紙を読み始めた。
冥琳へ
手紙ありがとう
やっぱり反董卓連合結成されそうね
とりあえず汜水関には華雄と霞、虎牢関には恋と陳宮が行くわ
私と月はからくり師が作った身代わりを置いて逃げることにしたわ
それで荷物が届くと思うからちゃんと受け取ってね
詠より
「荷物?」
「ああ…まだ」
届いていないと言おうとした時急に扉が開いた。
「失礼します…周瑜様!天秤という者から荷物が届いているのですが」
「わかったここまで届けてくれ」
「は!」
荷物を見てみんな唖然とした。
「荷物って…」
「どう考えても大き過ぎるよな」
人が入っても余裕があるぐらい大きな箱だったのだ。
じゃんけんをして勝った一刀が開けることになった。
「開けてみるぞ」
「勝手に開ければ!!」
「…正宗、早く開けて」
孫姉妹にせかされふたを開けた。
「え…」
中に入っていたものに一同びっくりした。
「開けるの遅いわよ!!」
「へぅ~」
連合を結成させる原因となった人物が入っていたのだ。
いち早く正気に戻った冥琳は声をかけた。
「…詠よ。久しぶりだな」
「冥琳、手紙ありがとうおかげでどうにかなりそうよ」
「ご主人様~、花蓮ちゃんお久しぶりです」
「ゆえおね~ちゃ~ん」
「月…久しぶりだがどうして荷物の中に……」
一刀は月にわけを聞こうとした時怒り声が聞こえた。
「正宗は私以外の女と一緒にいた方がいいんだな!!ふん!!!!」
「おい!」
蓮華は怒りながら部屋を出て行ってしまった。
あまりにおかしな態度だったので一刀も後に続いた。
「ご主人様?」
「月ほっときなさい。どうせ痴話喧嘩でしょ」
「はぅ~」
一刀が聞こうとした事を冥琳が聞くことにした。
「詠よ、もしかしてこの手紙にあった荷物って…」
「ええ…私たちよ」
「どうして我らの陣営に逃げようと思ったのだ」
思春はすごく当然のことを二人に聞いた。
「初めは麗羽さんの所に行こうと思ったのですが…」
「盟主になったから行けなくなったか…か」
「ええ…愛紗たちの所には劉備がいるらしいからやめたわ」
「たしかに…あの外史ではいなかったですにね~」
「それに華琳さんの所に行ったら麗羽さんが拗ねちゃうと思うので」
「だからシャオ達の所に」
「それもあるけど昔北郷軍にいたから仕方なくよ」
「もう詠ちゃんったら」
「とりあえず…あの外史みたいに名前を捨ててもらうとしてどうするか…」
二人を受け入れるのに反対はなかったどういう風に扱うかで冥琳は悩んだ。
二人を見た穏は名案とばかりに冥琳に進言した。
「それじゃ~、詠ちゃんを花蓮ちゃん付きの専属軍師になってもらって月ちゃんは侍女になってもらうって言うのはどうでしょ~」
「のんせんせ~ぱぱは~?」
「花蓮ちゃん大丈夫ですよ~。一刀さんは蓮華様の片腕になってもらいますから」
「ぱぱとままいっしょ~♪」
「そうだな…詠,月いいか?」
「ええ」「はい」
花蓮につくことになった二人は改めて挨拶をした。
「花蓮ちゃんよろしくお願いしますね」
「花蓮よろしくね」
「は~い♪ゆえおね~ちゃん,えいおね~ちゃん」
その後みんなは連合の準備を再開した。
夫婦side
「蓮華どうしたんだよ」
「ふん」
一刀は何度も声をかけたが蓮華はその言葉を無視して歩いて行った。
そして蓮華は自室に入って行った
一刀もそのあとに続いた。
「蓮華~」
「どうして」
「?」
「帰ってきた時どうして…」
自室に入ってやっと言葉を返した蓮華。
しかし怒った表情のままだった。
「どうして一番最初に声をかけてくれなかったの!!」
「え…」
怒ってる原因を聞いた一刀はあっけにとられてしまった。
しかし蓮華はそんなことお構いなしでつづけた。
「花蓮と一緒に行った時すごく寂しかったのよ!!わかる!!」
「あの…」
「一刀の妻は私なのよ!!妻を寂しくさせていいの!!」
「ご…ごめん」
一刀は謝ったがそれが蓮華の怒りを増幅させてしまった。
「謝るぐらいならちゃんとしてよ!!」
「でも…」
言葉に困った一刀に蓮華はさらに言葉を続けた。
「どうせあの娘と逢えると思って嬉しかったんでしょ!!こんなガミガミ言う奥さんよりいいんでしょ!!」
「そんなことは」
ないと言おうとしたがその言葉にかぶせて蓮華は迫った。
「ねえ…あの娘と私どっちが好きなの!!」
「蓮華だ!だから結婚した…」
一刀の言葉でやっと機嫌を戻した蓮華。
「よろしい…今回は許してあげます…でもこれから私を怒らせない様に再教育が必要ね…」
そういうと寝台に押し倒し口づけをしながら一刀の服を脱がした。
そして蓮華は一刀の上に跨り楽しいことをした。
「蓮華~…もう出ないよ」
「何言ってるのよ…少なくともあと3回はしなさい…それともほかの娘にあげちゃってもうないの」
「それはないけど…」
「そうよね~この子はまだまだ元気よ~(チュ)」
一刀が駄目と言っても蓮華は再教育だからと言ってやめてくれなかった。
翌日一刀はげっそりとした顔になっていた。
それとは対照的に蓮華はつやつやな感じになっていた。
つづく
おまけ
きょうおしろにかえったの~
しゃおおね~ちゃんもいたの
いつもてれびとかでみていたの~
こんどしゃっふるっていうばんぐみにでるっていってたの
だからそのしゃべりかたはれんしゅうなのかな~
ままはおこっていたの
ぱぱとかれんなにかわるいことしたのかな~
めいりんせんせいのにもつをみてびっくりしたの~
ゆえおね~ちゃんとえいおね~ちゃんがはいっていたの
それでおね~ちゃんがかれんといっしょにいてくれることをままたちのいいにいったの
でもなかからいちゃいちゃしたこえがきこえたからはいれなかったの~
せんせ~こういうばあいはどうすればいいの~?
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地元の祭りが終わり転勤先に戻ってきたのでやっと投稿できますした。
ヤキモチって怖いですね。
うまく書けたかな…?
不安です…。
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