6章
上党に入ったあと二人には丁原の元にきて欲しいと言われたが
見聞を広げる旅の途中なので・・と
やわらかくお断りして宿に部屋を借りた・・・・・・・・
はず・・・なんだが・・・・・・
一刀 「なんで俺の部屋で宴会しているんだ?霞・・・・」
霞 「プハァ~、そんなん一刀の歓迎会にきまってるやろほらぁ一刀ものみぃ~」
と杯に酒を注いで来る・・・・・歓迎会って俺仕官断ったんだが?
あの後二人と別れて宿に部屋を取りようやく落ち着いたと思った所に・・・・・
霞が酒を両手一杯に、恋が料理の大皿を両手に押しかけてきたのだ・・
その後さらにもう一人増えて・・
いや一人と一匹増えたのだ・・
どう見ても幼女にしか見えない陳宮と恋の飼い犬ではなく家族のセキト・・・
首に赤いバンダナ?布?を巻いている・・可愛い犬だ
セキトとはすぐに仲良くなった、人懐っこい可愛い犬だと思っていたら結構人見知りするそうなのだ
人見知り・・ねぇ・・嬉しそうに尻尾を千切れんばかりに振って俺に甘えてきてるぞ?
遊んでといわんばかりに・・・・ナデナデ
陳宮に至っては・・・・最初女と思われ、誤解を解くのに苦労したと思ったら
陳宮「呂布殿がお前などと引き分ける分けないのです!!」と睨んでたなぁ・・
それにセキトがすぐ俺に懐いたのを見てなんかショックを受けたかのように
崩れ落ち服の袖を噛み締めて涙目になって悔しそうにしてたような・・・なぜだろうか?
その後説明には骨が折れたものだ・・ハァ・・・
恋と引き分けたと言う話を最初は信じていなかった陳宮だが
方天画戟が砕けた事と恋・霞の話を聞いてようやく?信じてくれ真名もあずかった?
恋 「・・・一刀・・・いい人・・だから・・ねねも・・・真名・・・教える」
陳宮「な!!恋殿~」少し涙目に見える
恋 「・・・・教える・・・・」
ちょっと恋の強制が入っていたような気もするが・・・・・・
しかしあの少女が陳宮か・・・・ん?まてよ!なんでこの時期に陳宮が呂布の元にいるんだ?
たしか陳宮は動乱初期は曹操に仕え、その後呂布の元に行ったんじゃなかったか?
やはりこの世界は俺の知る歴史とは結構違うようだな・・・これでは迂闊な事は言えないな・・
ねね 「呂布殿~おかわりですぞ~」ドンッとねねは恋の元に料理を運んでくる
最初は一緒に食べてたがさすがに・・・何皿目なんだ・・・?
恋 「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ」恋は山盛りの料理を食べていた
恋 「?・・・一刀・・・・食べる?・・・」俺の視線に気づいて聞いてくるが、もう胸焼けが・・ウプッ
一刀 「い・いや、いいよ恋がたべな」小動物を連想させるような姿に・・・・癒される・・・・
霞 「かずぅ~と、洛陽にいっとる丁原が帰ってきたらここに仕官してぇなぁ~」
酔って突撃してくる霞を避けながら優しく言い聞かせる
一刀 「もっと色んな所に行って見聞を広げたいんだ・・・ゴメンな」
散々騒いで酔いつぶれた霞を恋が担いでねねとセキトを伴い城に帰っていった・・・・
皆が帰り静かになった部屋で俺は恋との手合わせした時の事を考えていた
・・・影槍を失い・・・肉体的にもかなり無理をしたな・・・
負けたくなかったとはいえやはりあの技はまずかった・・
北影流槍術・奥義 五月雨十箇
この技は使った本人にもダメージを与える諸刃の剣・・・
禁じ手といわれる技・・・・
俺は恋に勝ちたかった・・・その為に禁じ手まで使ったというのに・・
結果は・・・・引き分け・・・・・
一刀「ふふ、影槍を失ったのは俺の腕が未熟だった事と・・・慢心・・か」
氣も使い過ぎた数ヶ月は無理できない・・・霞との手合いどうするかな?
これからのことを色々考えておかなければならなかった・・・
翌日昼過ぎに霞がやってきた・・・あれだけ飲んで潰れて軽い二日酔い程度とは・・
霞「一刀~昨夜は楽しかったなぁ~」と言いながら頭を押さえている
俺は霞に昨夜考えたことを伝えた・・・
一刀 「霞、申し訳ないが新たな武器を得るまで手合わせは待ってもらえないか?」
霞 「な・なんでや!!たしかに槍は砕けたかもしれん、せやけどその背に背押っとる武器があるやないか!!
それじゃ戦えんのかい!」っと掴み掛からんばかりの勢いで俺に迫ってくる
一刀 「霞、今の俺にはこの北神備前長船を振るう資格がないんだ」
霞 「資格ってなんや!!恋と引き分けた奴が自分の武器を扱えん資格ってなんなんや!!」
霞はそう叫び俺を睨みつけた・・
一刀 「あの時俺はどうしても恋に勝ちたかった、全力であたりそれでもなお俺の上をゆく存在に・・・
だから・・俺は・・あの時・・破ってはならない戒めを破ってしまったんだ・・・」
霞 「・・・・・なんや?その戒めって」
一刀 「我が流派における禁忌を・・・・禁じ手である技を焦りから使ってしまった」
霞 「・・・・・・・・・」
一刀 「俺は北派影振流古武術宗家の当主だ・・・その俺が焦りから勢いに任せて流派の掟を破ったんだ
この刀は我が流派当主の証の一つだそして・・・砕けた影鳥十文字槍も証であり
かっての当主が作った業物でもあったんだ・・・」
霞 「それで?・・・・・・」
一刀 「俺の焦りと慢心から掟に背き証の一つを失ったゆえに今の俺にはこの刀を抜く資格がない
霞、頼む!!俺が武人として霞と闘う為に時間をくれ!!必ず心と腕を磨き霞の前に立つ!!」
霞 「・・・・・ふう、しゃあないなぁ一刀がそこまで言うんなら・・・・・・
ええよ、一刀が己を磨いてうちの前に現れる時まで待ったる」
霞は優しく微笑んでそう言ってくれた・・・
一刀 「ありがとう霞、約束は必ず守るよ」そう言い俺は頭を下げた
霞 「けど本気の恋と引き分けた時に禁じ手つこうた自分が許せんって一刀は武人やなぁ・・・
しかもええ男や・・・」ボソ(惚れてまうで・・ほんまに・・・)
そやけど一刀が未熟ゆうたら恋に一度も勝ったことのないうちはどないなるんや?・・まったく
恋 「・・霞・・・弱くない・・・一刀が強いだけ・・・」にゅっと突然視界にあらわれた恋
霞 「わぁぁぁ!!、お・おったんかいな、突然出てきてうちの心読むのやめてや・・」ゴニュゴニュ・・・
顔を赤くして指を突くじり合わせている霞・・・
しかし恋・・・いつのまに・・・・・ふふ、俺もまだまだな・・・・・
二人の微笑ましい光景を見つめながらそう思う一刀君であった
あとがき
一刀 「なぁ宝慧たぬさんはどうした?」
宝慧 「ああ、狸の奴は前回のオーラの影響で寝込んでるぞ」
霞 「軟弱やな~」
恋 「霞・・・たぬは普通の人・・・・・いっしょにしたら・・・ダメ・・」
霞 「・・・・・普通の人って・・・・」キョロッキョロッ左右を見回す
宝慧 「なにしてんだ?霞」
霞 「いや、普通なんていうたら白蓮がでてくるんやないかと」
一刀 「それは・・・・さすがにどうなんだ?」
??? 「誰か私を呼んだか?」
宝慧 「・・・・本当にでやがったぞ」
風 「おやおや誰かと思ったらハムソンさんじゃありませんかぁ~」(笑)
ハムソン「ちっがぁぁう、私はハムソンじゃなく公孫賛だ」(どうしても?になるので当て字で)
風&宝慧「ぐぅ」
一刀 「起きろっ!!」
風&宝慧「「おおっ」」「あまりに面白すぎて寝てしまいましたよぉ~」「ねちまったぜ」
公孫賛 「ううううううう賊にもに間違えられるわ影薄いわ扱いがひどいわ」ブツブツブツブツ
霞 「あれどないするん?」
風 「姐さん世の中には見てはいけない物というのがあるのですよぉ~」
宝慧 「まぁあっちの世界にいってるっぽいから放置だな」
恋 「もきゅもきゅもきゅもきゅ」
ねね 「はぁ~恋殿~」
風 「それにしても次回は出番あるのでしょうか・・・いい加減に本編に登場しても・・・」
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この作品は真恋姫無双のアレンジ作品です チートです
三国志11が気持ち混じってます
そんな作品でも良い方はゆっくりしていってくらさい
6章です