No.175120

恋姫if~第9話~

弐異吐さん

作者の妄想です。

2010-09-27 23:55:40 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2350   閲覧ユーザー数:1850

誤字・脱字が多いですが、ご了承ください。

 

主人公はチート設定となっております。

 

それでも言い方はお読みください。

~呉本陣~

 

激戦に勝利をした蓮樺と祭の二人は、恋と共に自分たちの天幕へと帰ってきた。

 

蓮樺「今帰ったぞ!」

 

天幕の中に入ってみると、その中にはだれもいなかった。

 

祭「おかしいの?蓮華様と思春の二人はどこにいきおった。」

 

本来いるはずの人間がおらずとまどっていと1人兵が入ってきた。

 

兵「孫堅様!甘寧様からの言伝です。孫権様、甘寧様は救護幕に居られます。」

 

蓮樺「なに!?何かあったのか?」

 

兵「はっ!聞いたところにおりますと、孫静様がお倒れになったとのことです。」

 

三人「「「!?」」」

 

二人は慌てて天幕を飛び出していく、恋もそれを追うようにでていく。

 

~救護幕~

 

幕の中には倒れた蒼迅の看護のために、蓮華、その護衛に思春、心配でついてきた、月と詠、流さ

 

れるままについてきた劉協、劉弁の6人が蒼迅を囲むようにいる。

 

蓮華「・・・・」

 

ただ無言に蒼迅の顔に流れている汗を濡れた手ぬぐいで一生懸命に拭いている。

 

蒼迅「うぅ・・・やめて、叩かないで父さん、助けてよ・・・・母さん」

 

そんなとき、いきなり涙をながし、うなされ始める。蓮華以外のものには解らない、以前に聞いて

 

いたため、蓮華はうなされている理由に思いがある。

 

月「・・・あ、あの。孫家ではそのような事をなされていたのですか?」

 

月はうなされている原因は孫家での過去の事だと思ってしまった。しかし、蓮華は首を横に振りこ

 

たえる

 

蓮華「・・・違うわ・・・私達孫家ではなく、ここに来る前の、そう天の国にいた時のご両親の事

 

だと思うわ。」

 

詠「どういうことよ?」

 

眉をひそめその問いの回答を促す。その事をここにいる人間に話していいのか考えてしまう。ここ

 

で、答えなくてもいつか蒼迅から話してしまうだろう。なら、今この場で回答してもかまわないだ

 

ろうと判断し、話した。

 

一同「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

蓮華から聞かされたのは、まるで夢物語のような内容だった。その内容にただただ無言になってし

 

まう。皆同じように苦い顔をしている。

 

蓮華「だからこそ、蒼はこの世界では家族を大切にしているし、家族を傷つけるものには容赦はな

 

いわ。」

 

過去に自分が体験したことを思い出しながら伝えた。

 

そんな時、蓮樺、祭、恋が幕の中に入ってきた。

 

蓮樺「蒼迅は大丈夫なの!?」

 

慌てた様子で寝込んでいる蒼迅の元へと駆け寄ると、その涙でぬれている頬を優しくなでる。

 

蓮樺「一体何があったの?」

 

思春「はっ!それが医者の話によりますと。どうも、氣の使いすぎとの事です。」

 

祭「なんと!?それはまことか?思春よ。」

 

そう、蒼迅の氣の量は普通の人とは保有量が絶対的に違う。その氣が尽きるなど普通は考えられな

 

い。しかし、今回の救出作戦の事を考えると当然蒼迅は無茶をすることは考えられた。

 

蓮樺「私たちの考えがあまかったようね・・・」

 

髪を優しくなでながら呟く、その言葉に皆沈黙する。そんな中今まで沈黙を保っていた恋が行動に

 

出た。

 

一同「「「「「・・・・・」」」」」

 

あまりにも突拍子のない行動に呆然となる。

 

蓮華「・・ハッ!!ちょ、ちょっと貴方##なんでいきなり服を脱いで蒼に抱きついてねているのよ

 

##」

 

恋「・・・・肌と肌で温めるのが一番って、蒼が前言ってた。」

 

蓮華「それは風邪をひいたときとか、寒い時にする事よ##」

 

言い終わると、蒼迅に抱きついている、恋を必死に引きはがそうと奮闘し始める。

 

蓮樺「まったく一体なにをしているのよ、蓮華・・・」

 

祭「はっはっはっ!蓮華様も乙女ということか」

 

その光景に周りの人間には笑みがこぼれる。蓮樺に多少のゆとりができ、周りにいる人間を確認し

 

ていった。その中に見覚えのある顔を二つ見かけた

 

蓮樺「!!!!!なっななな、なんでおふた方がおられるのです!劉協様、劉弁様!」

 

二人の存在に驚愕し、なぜこの場にいるかを聞こうとした。その経緯については董卓から話を聞き

 

その内容に納得をし、互いに真名を許しあった。

劉協「のう、孫堅一つ聞きたいのじゃが、よいか?」

 

蓮樺「はっ!私が答えられる範囲内ならお答えいたしましょう。」

 

劉協「・・・お主の息子の孫静?といったかの。あれは、いったいなんなのじゃ?朕は初めて人が

 

殺される所を見て、気を失ったが、あの殺し方は人のなせる業ではない、あれは本当に人間なの

 

か!?」

 

徐々に声が大きくなっていく、言葉を紡ぎ終えると、顔色を青くする。話している途中で思い出し

 

てしまい、今にも倒れそうなほどになってしまう。

 

蓮樺「・・・お言葉ですが劉協様。いかに劉協様と言えど私の息子を化け物呼ばわりする事は許し

 

ません##言葉にはきをつけていただきたい。・・・それにあやつは、孫静は優しいのです。自分の

 

大切な家族を傷つけたものには容赦はないですが、自分が守ると、愛すると決めた者には自分の命

 

を簡単に投げ出しても、守ろうとします。その事を理解していただきたい。」

 

いくら国の頂点に立つ人間であろうと、自分の愛する家族が化け物呼ばわりされるのはゆるせなか

 

った。そんな重い空気が漂う中を破るように複数の人間がタイミングよく入ってきた。

 

雪蓮「たっだいま~♪蒼が倒れたって聞いたけど、大丈夫なの?」

 

冥琳「こら!雪蓮あまり大きな声を出すな蒼がおきてしまうだろ##」

 

亜莎「め、冥琳様も十分にお声が大きいかと・・・ひぃ!!」

 

だんだんと声が小さくなっていきつつも、最後まで言い切るが、鋭い目でにらまれてしまう。

 

明命(冥琳様のあの目・・・あれだけで人が殺せそうです。)

 

心の中で呟く

 

霞「なんやなんや!?・・・月ぇ!詠ぃ!!ぶじやったんかぁぁ!」

 

最後に入ってきた霞は二人の姿をみると近づき抱き寄せる。

 

月「し、霞さん////」

 

詠「ちょ!ちょっといきなり抱きつくな///」

 

こうして、孫呉に新たな仲間が加わり、力をましていった。

 

華雄「ちょっとまてぇぇぇええい!!!」

 

いきなり大声を上げながら華雄が駆けこんできた。

 

一同「「「「だまれぇっ###」」」」

 

一同の殺気を帯びた視線を浴びせられ

 

華雄「な、なぜ私だけこのような目に合うのだ。」

 

膝を折り手を地面に付き倒れ、涙を流す。

~呉本幕~

 

蒼迅の看病を蓮華に任せそれ以外のものは軍議に参加をしていた。その軍議の内容は先の戦の内容

 

についてのものであった。そこで、亜莎が何者かに襲われた事についての話が上がった。

 

蓮樺「それは本当なの、雪蓮?」

 

雪蓮「えぇ間違いなには母様、亜莎に襲いかかってきた者は曹操のところの夏候惇で間違いない

 

わ。」

 

蓮樺「間違いではないのね?亜莎。」

 

亜莎「あ、あの、わ、わわ私は夏候惇の顔を知りませんので、合っているかと聞かれまして

 

も・・・」

 

唇を噛みしめうつむいてしまう。

 

蓮樺「そう・・・亜莎には悪いけど、今回の事は黙認してほしい。」

 

雪蓮「なぜ黙認なの母様##どうみても今回の行動は連合に対する反逆よ!!」

 

周りの人間も今回は雪蓮の言葉の方が正しいという目線を向けてくる。実際蓮樺も雪蓮の言葉が今

 

回正しいのは理解している。しかし、

 

蓮樺「確かに雪蓮の言葉は正しいは、でもね。今回の事を蒼迅にでもきかれたら、まずあの子の事

 

だから自分の体調の事なんか頭にないわ。今のまま曹操の所と戦になったらあの子は確実に死ぬ

 

わ。」

 

穏「そうですねぇ。確かに蒼迅様は確実に単身で乗り込みかねませんね。それに、曹操に連なる者

 

全てを殺戮しつくすでしょうしね。」

 

穏はそう思える点がある。昔自分と蓮華を助けるために目の前にいた賊を全て殺し、根城に単身で

 

乗り込み壊滅させた出来事を思い出す。あの時ほど、自分が情けないと思ったことも、力がない事

 

が罪なのだと感じた事はなかった。

 

華雄「なにをいっておる##戦で人が死ぬのは当たり前のことだ!それがいくら強い者だとしても

 

だ!!」

 

そんな時、華雄が口を挟んできた。

 

詠「はぁ~あんたはほんっっとうに空気を読まないわね。」

 

華雄「当たり前のことを言ったまでの事だ。」

 

蓮樺「確かに華雄貴方の言葉は正しいわ。でもね、態々死ぬのが目に見えている人間を、まして

 

や、大切な家族を、愛している者を死地に送り込む事なんてできないわ。」

 

目を閉じその光景を思い浮かべてみる。その光景は容易に浮かぶ。どれだけ傷ついていても、私達

 

家族を守るために無理を押しても、戦場に出て敵を殺し続ける。そして、気がついた時にはもう取

 

り返しのつかない状態になっている光景が目に見えるように脳裏に焼きつく。

 

一同もその光景を思い浮かべ、苦い表情をする。

 

蓮樺「そう言う事だから今回の事は黙認とする!」

 

こうして、軍議は終了し、残るは洛陽に向かうだけになった。

~道中~

 

雪蓮「それにしても、もうすぐ洛陽かぁ~・・・長いようで、短かったそんな戦いだったわね。」

 

冥琳「そうだな、今回の戦はいろいろな事があったが、一番の功労者は間違いなく蒼であろう

 

が・・・今度からはあ奴の行動にも気をつけないといけないな」

 

今回と同じような事が、家族が危険にさらされたら蒼迅はまず同じように無茶をするだろう。その

 

事が気がかりで仕方ない。

 

祭「そう暗い顔をするでない冥琳。今回の事は仕方なかろう。だれも蒼迅様がああなるとはおもっ

 

ておらなんだのだ。」

 

雪蓮「あれ?祭、なんで貴方がこんな場所にいるの?母様と一緒ではなかったの?」

 

いつのまにか自分達に近づき声をかけてきた祭に驚く

 

祭「それがの、堅殿は今回新たに増えた家族と話をしたいといわれての、今頃盛り上がっとるので

 

はないかの。」

 

冥琳「・・・はぁ~~~。私にも蓮樺様のような精神がほしいものだ。」

 

1人深いため息と、愚痴をこぼす冥琳であった。

 

~洛陽~

 

蓮樺が見た光景はあまりにもむごいものだった。洛陽が燃えている。象徴ともいえる城を中心とし

 

て街全体が猛火につつまれている。

 

蓮樺「な、なんなのこれは!!」

 

目に映る光景を見続けていると、1人の兵が近づいてきた。

 

兵「孫堅様!大変でございます!洛陽の街に黄巾党の残党が暴れているとの事です。」

 

蓮樺「まだ獣たちの生き残りがいたなんて・・・」

 

兵「ですが、先行なされていた、孫策様達がすでに掃討を始めておられます。」

 

蓮樺「そう・・・なら我々は獣の掃討は雪蓮達に任せ、終わり次第、洛陽の民に炊き出しと救護の

 

準備を!」

 

兵「はっ!かしこまりました!!」

 

兵は言葉を告げ終わると同時に、その場から走り去っていく。

 

そして、それからしばらくして、洛陽で暴れていた黄巾党の残党は殲滅された。

 

殲滅が終わり民の救援に入ったはいいが、あたりには洛陽の民と思われる人々の死体が転がってい

 

た。まずは、それらの死体をあるていど動かす、その後、邪魔な物をどけ救援活動をはじめた

~呉救援所~

 

雪蓮「母様。洛陽にいた獣の生き残りは殲滅はしたわ。」

 

祭「堅殿。いまもどりましたぞ。」

 

冥琳「蓮樺様只今戻りました。」

 

獣の掃討を終えた三人が戻ってきた。

 

蓮樺「えぇ。御苦労さま。貴方達は少し休んでなさい。」

 

雪蓮「何いってるのよ母様。私はまだまだ動けるわよ!」

 

冥琳「そうです蓮樺様私達はまだ大丈夫です。」

 

祭「そうじゃぞ堅殿!我々ならまだまだ働けるぞい!!」

 

そう宣言する3人ではあるが、疲れが目に見える

 

蓮樺「・・・はぁ~、い・い・か・ら休みなさい##蒼に続いて貴方達にも今倒れられるのは困るわ

 

よ。いいわね?休むのよ##」

 

三人は渋々ながらも休むことにした。

 

それからの洛陽は、連合の働きによりめざましい勢いで復興へと向かっていった。

 

ころ合いを見て孫呉は建業へと戻る事にした。

 

~???~

 

洛陽から少し離れた森の中を男は歩いていた。その格好は身素晴らしく、外套で顔を隠している。

 

???「くっくっく。私を活かした事を後悔させてやるぞ!!孫静ぃぃぃいいいぃぃぃ!!」

 

男は狂喜の声を上げる。懐には金色に輝く印がある。

 

???「あははっ!はぁ~はっはっはは!!」

 

男が向かう、袁紹が治める地。

 

こうして、新たなる戦がまくを上げようとしている。

お久しぶりです。

 

更新にかなり時間がかかりましたが、内容はグダグダだと思います。

 

本当に申し訳ありません。

 

良ければ次回もお読みください。

 


 
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