一刀side
・・・・・どこだここは
・・・・・そこら中からなんでこんなに鉄の臭いがするんだ
・・・・・どうしてこんなに大地が赤いんだ
・・・・・あの叫びはどこから聞こえるんだ
・・・・・どうして、俺の手が
真っ赤に染まっているんだ
目を開くと、昨日見た天井
・・・・・どうやら夢だったらしい
でも、”また”人を殺すことになるかもしれない
今俺のいる世界は、まだ俺が【外】にいた時に読んでいた、三国史の世界
いやそれの異次元の世界か、有名な将たちが女だし、
ともかく、ここで生きるには人を殺さなければならない
でも、いや、よそう、考えれば考えるほど疲れるだけ
外を見ると、まだ、日が完全に昇っていない
・・・あれ?光がいつもよりきれいに見え・・・ってなんで【あれ】をつけてないんだ!?
あ、そういえばこっちにきてからつけるの忘れてたな
たしか、俺のバックの中に・・・・・あった
コレをつけておかないと暴走してしまう危険があるから、ってあいつに言われてたのに
気をつけないとな
さてと、日はまだあまり昇ってないし、少し歩くか
中庭
月「詠ちゃんとこうやって歩くの久しぶりだね」
詠「う、うん、そうね」
すこし?赤くなっている詠をみて月は微笑んだ
月「ふふっ「♪~♪~」あれ?」
詠「どうかしたの月?」
月「うん、あっちのほうから何か聞こえてくるよ」
詠「え?」
詠が月の指したの方に耳を向けると、歌が聞こえてきた
詠「歌・・・みたいね」
月「きれいな声だね」
詠「・・・うん」
聞こえてきた歌はとてもきれいで、二人の心を安らげた
月「詠ちゃん、いってみよ?」
詠「・・・そうね、誰がうたっているのか気になるし行ってみよっか」
月「うん!」
・・・・・少女移動中
詠「あれ?あいつは・・・・」
月「一刀・・・さん?」
二人が歌の元へ行くとその先にいたのは、歌っている一刀だった
だが、昨日の雰囲気とは何かが違った
まとめていた髪を流して、昨日は全身黒い服をきていたのに今日は真っ白な服を着ていた
一刀「♪~~♪ーー・・・!!!!!」
不意に、一刀の歌が変わった・・・
先ほどまでのやさしい感じではなく、なにか恐ろしく感じる歌だった
二人は、驚いた、そして
震えていた。
月「(なにでしょうこれ、怖い、これは恐怖?)」
詠「(怖い、さっきまで、とても心が安らいでいたのに、曲が変わっただけでなんで・・)」
そう、二人が感じていたのは恐怖、ただの歌のはずなのに、とても怖かった、そして
一刀「!♪!!♪!!♪―――――・・・」
歌が終わった・・・・
二人は、足元から崩れた、それほどまでに恐怖を感じていたのだ
その音を聞いてか、一刀が二人に顔を向けた
一刀「詠!?月!?なんでここに!?まさか今の聞いていたのか!」
一刀が二人に話しかけるが、放心していた・・・
一刀「あちゃ~;まさか【コレ】をつけてないときに聞かれるなんて」
一刀の右手にはなにやら紋様の書かれた長い布があった
一刀「まさか聞かれているなんて思わなかったし、どうしたらいいかな(汗」
詠「・・・・あ、れ?ここ・・は?」
月「詠ちゃん!!」
詠「ゆ、月!?」
一刀「お、詠も目が覚めたみたいだな」
詠「アンタ!あれ?、僕はいったい・・」
月「私はよくわからなくて」
一刀「はぁ~、二人は俺の”能力”にあたっただけだよ」
詠「能力?」
一刀「そ、占いで言っていた天の力ってやつだよ」
月「どんな力なんですか?」
一刀「・・・【感情を操る程度の能力】だよ」
詠「か、感情って、使い方によっては危険じゃない!!って僕と月が倒れたのってまさか!」
そういうと詠は月を守るようにしながら身構えた
一刀「いや違う違う、あれはちょっとした事故だよ」
詠「・・・どうゆうことよ」
一刀「俺はこの能力を完全には制御できてないんだ」
月「えっ。それって危険なのでは?」
月の言うとおりだ、制御できないということは勝手に発動するということ
そこらじゅうの人達を惑わしてしまう危険性がある
一刀「それなら大丈夫、これがあるから」
一刀がポケットから取り出したのはさっきの布だった
詠「それは?」
一刀「俺の能力を制御するための布だよ」
詠「はぁ!?じゃあどうしてつけてなかったのよ!!」
まぁ詠の反応はもっともだ、制御するためのものがあるのにどうしてつけてないのか
その答えは・・・
一刀「・・・・・えっと;、誰もこないだろうと思ったから、思いっきり歌いたくて」
なんとも単純な理由だった・・・
詠「なによそれ!そんな理由で、はずしてたの!?」
月「・・・・・」
一刀「ごめん」
詠「ごめんで済むはずないでしょ!!そんな能力なら危険って・・・・」
一刀「(あ、これは長いな;)
少女、少年説教中・・・・・・・・・
詠「・・・いいわかった!!以後気をつけなさいよ!!」
一刀「ああ、わかったよ(映姫に説教されたときぐらい長かったな;)」
月「詠ちゃん・・・」
詠「何、月!!」
月「へぅぅぅ、そ、そろそろ、集まる時間だよ」
詠「えっ;」
空を見ると太陽が結構上まで上っていた
詠「ちょ!?、たいへん!アンタのせいで遅れそうじゃない!!」
一刀「んなこといわれてもな~;」
詠「ああもう!!、さっさと王座の間にいくわよ!!ほら月も!!」
月「待って詠ちゃん!!、あ、それと一刀さん」
一刀「?なに月?」
月「いいたくないことがあるならいわなくていいですよ」
一刀「!!!!!!!」
月「でも、何か困ったことがあるなら、私達に相談してください、もう仲間なんですから」
そういうと、詠の向かったほうに月も走っていった
一刀「・・・・・・ふぅ・・・ありがとう月」
一刀は手に持っていた布を巻いてから、二人の行ったほうに向かった
あとがき
没「どうも没漢女です、久しぶりに投稿しました!!
投稿するのはもう少し早くするつもりだったのですが
ちょっと骨折しまして入院しております
今は結構回復したのでPCの前に座る程度はできるようになったので
投稿しました
さて本題、今回は一刀君の能力を登場させました
【感情を操る程度の能力】です
なんとなく、種馬=惚れさせる=心=感情ときたので、
なんでそうなる?という質問はしないでね、
私自身なんでそうなったかよくわかってないからw
さてと、早いような気がしますが、これで、終わりです
次回は、ほかの董卓軍の将を紹介していこうと思います
あ、題名ですが、なんとなく変えましたw
こっちのほうがしっくり来たのでw
では、また^^
(おかしい所とかがあれば、アドバイスをいただけると嬉しいです)
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前回のあらすじ
1:月との出会い
2:一刀ふるぼっこw
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