No.172042

風に願いを ~第7章~

佐藤朋樹さん

ごく普通の高校生、神風 颯(カミカゼ ハヤテ)は、ある日の下校中に突風に見舞われる・・・
突風に飲み込まれた颯は、気を失ってしまう・・・目を覚ましたら・・・目の前に広がる不思議な光景・・・
ドラゴンや見たことの無い生き物が飛び回っている・・・この光景を見た颯は・・・
「・・・・・・・・・・・・・なんじゃこりゃーーーーーーーーー!」
 

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2010-09-12 17:13:36 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1070   閲覧ユーザー数:1028

どうも、佐藤 朋樹です。

 

いや~すみません!更新が遅くなりまして

第6章からどうも進みづらくて・・・

というのも、第6章でまぁ無事生還したんですが、どうもそこから

妄s・・・イメージがわかなくて(汗

 

 

と、作者の勝手ないいわけですが、遅くなってしまったことを

ここで改めましてお詫びいたします

 

 

とながながと喋っていても仕方ないで、風に願いを ~第7章~

どうぞ!

 

 

 

 

 

「う~あ~・・・」

 

「なんて声出してんのよ・・・だらしないわね」

 

「うっせぇ・・・初っ端やられてた奴が言う台詞か?」

 

「う・・・やられたんだから仕方ないじゃない」

 

「俺は、疲れてるの~・・・もう早く寝たい~」

 

「はいはい・・・ルリィちゃんこっちであってるの?」

 

「ハイですぅ!マスターとのラインはこっちに伸びてます!」

 

「そう・・・ほら!ハヤテ!あともうすぐだから!」

 

「うぅ~・・・」

 

 

ダイアモンドタートルを倒した颯達は、洞窟から出るために

ルリィとギルドマスターとの魔力ラインを頼りに洞窟内を歩いていた

 

 

「ここを曲がれば出口で・・・す・・・あぅ」

 

「あ~暴れたからねぇ・・・」

 

 

出口には落石が起こったのか石でふさがれていた

 

 

「・・・風牙龍頭」

 

「へ?キャァァ!」

 

 

颯の魔法によって塞がれていた出口は開いた。のだが・・・

 

 

「ちょっと!危ないじゃない!」

 

「だって早く出たいじゃん・・・」

 

「あ・の・ね・ぇ・・・・・・」

 

「ライアさん落ち着くデスゥ!」

 

「ほらさっさとギルドへ行こうぜ・・・」

 

「ちょ!・・・・・・もぅ!」

 

 

文句を言い足りないような表情をしながらも先に行ってしまった颯を追うライア

ライアと一緒にルリィも続く

 

 

 

 

 

 

 

ギルド内

 

 

「いや~お嬢さんたち大丈夫か?ルリィから見せてもらったが・・・」

 

「いや・・・大丈夫じゃないです・・・早く寝たいです・・・」

 

「ハハハ・・・そんだけいえるなら大丈夫そうだな・・・」

 

「え~とマスター、これが調達品です」

 

「おぅ!・・・・・・確かに受け取った。一応、予想外のことだったからな!ランクCの任務からランクAへ上げといたからな!」

 

「まぁ、それくらいじゃないと納得できないわね・・・」

 

「とりあえずハヤテは3ランクアップのDランクへ、ライアは代わらないがかなりおまけしといたぞ」

 

「ありがとう、マスター」

 

「ほら!報酬の金額50万キュレだ」

 

「どうも!んじゃハヤテ!城へ戻るわよ」

 

「おぅ~・・・・・・」

 

「アハハお疲れみたいだな~・・・っと!お嬢さんとハヤテ!チョイ待った!」

 

 

すでにギルドの出入り口にいる颯達を呼び戻すマスター

 

 

「いや~ギルドカードの更新忘れてた!ほらカード渡せ!」

 

「あ~そうね・・・はい」

 

「早くお願いします・・・」

 

「ん~とりあえずそこらへんの椅子で待っててくれ」

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・スー」

 

「完璧に寝ちゃったわね・・・」

 

 

待たされている間に寝てしまっている颯

そこにカードをもってマスターが来た

 

 

「いや~遅くなってすまん、とハヤテは寝てるのか・・・」

 

「まぁ・・・疲れたんでしょ?かなり魔法も連発したし」

 

「あ!そうだ!ハヤテの二つ名書き込んどいたから伝えといてくれ」

 

「へぇ~どんなの?」

 

「月風にしたんだが、どうだ?」

 

「いいんじゃないかしら?まぁ、気に入るかどうかは判らないけど」

 

 

とうの本人は眠っているので、なにもわからない

只今は、安らかに眠って、しばらくの休息へ・・・

 

 

 

わけもなく

 

 

 

「ほら!ハヤテ!おきなさい!帰るわよ!」

 

「ん~・・・あと1時間・・・」

 

「おきなさい!エア・ハンマー!」

 

「ぶへ!」

 

 

エア・ハンマーによって眠りからたたき起こされる颯

 

 

「ん~・・・痛いだろ・・・眠い・・・」

 

「早く帰るんでしょ?いくわよ!」

 

「う~い・・・またな~マスター」

 

「おぅ!気をつけてな!」

 

 

そういってギルドからでる颯とライアだった

 

 

 

 

 

 

 

----------城内----------

----------自室---------

 

 

 

「あ~ようやく眠れる」

 

 

ようやく城に帰って、一直線に自分の部屋へたどり着いた颯は、すぐさまベットにダイブするが・・・

 

 

「ハ・・・ハヤテ君・・・そんな・・・急に襲い掛かられても・・・」

 

「・・・・・・アリス・・・」

 

「ハヤテ君・・・」

 

 

なぜかベッドにいたアリス・・・

ベッドにダイブする→アリスがベッドにいた→襲い掛かっていると思われた

そのままお互いの名前を呼び合う→アリス目を閉じる→そして・・・

 

 

「おやすみ・・・」

 

「え?・・・ちょ!ハヤテ君!?」

 

「もう限界・・・・・・zzz」

 

「・・・・・・はぁ・・・」

 

 

アリスはなんとか颯から抜け出しそのままため息をつく

 

 

「うん・・・何に期待したんだろ・・・私・・・ハァ・・・」

 

 

 

--------城内--------

--------王室--------

 

 

「以上が、今回のあらましです・・・国王陛下・・・」

 

 

ライアが現在いるのは、国王の部屋

今回のあらましを国王へ報告している

 

 

「魔王・・・か・・・」

 

「はい、自分のことを魔王と呼び、ハヤテを召喚した本人だといっておりました」

 

「ふむ・・・この事はここだけの問題ではすまないようだな・・・」

 

「はい、他の国々への連絡と共に魔王への警戒を促したほうがよろしいかと」

 

「うむ、よく無事に戻ってきた!あとは、私たちに任せてゆっくりと休みなさい」

 

「はい、では失礼します」

 

 

ライアは王室から出ると共に国王からため息がでる

 

 

「はぁ・・・魔王か・・・そしてハヤテとの関係・・・ふぅ、いろいろと忙しくなりそうだな・・・」

 

 

窓を眺めると青空が広がっている

魔王が復活しているとは到底思えない綺麗な青空が・・・・・・

 

 

 

----------城内----------

----------自室----------

 

 

 

「ハヤテ~・・・起きてる?」

 

 

部屋に帰ってきたライアはとりあえずハヤテに声をかけた。が・・・

 

 

「ハヤテ様はお休みになられております」

 

 

帰ってきたのはアリスの声だった

 

 

「あ、アリスただいま。ハヤテ寝てるの?」

 

「ハイ、帰ってきて早々にお休みになられました」

 

「そう・・・なら私も寝ようかしら・・・」

 

「では、失礼します」

 

 

アリスがライアの服を脱がせて、寝巻きへと着替えさせていく

 

 

「そういえば、ハヤテは着替えたの?」

 

「いえ、そのままお休みになられたので、お召し物はそのままでございます」

 

「そう・・・アリス、普通に喋ってもいいわよ」

 

「ライア様、さすがにそれは・・・」

 

「いいじゃない、別に。だれも聞いてないわ」

 

 

少し、困ったような顔したアリスはため息をつき、そして雰囲気をかえた

 

 

「もう少しでねるんだから別にあのままでもいいじゃない?」

 

「たまには、素で話さないといき詰まるじゃない?」

 

「そうね」

 

「そうよ」

 

 

ふたりは顔を見合わせると徐々に笑い出し、そして話し出す

 

最近のこと、ハヤテのこと、城下町でのこと

 

それは、2人の年頃の少女が談笑している姿であり、王女とメイドの姿はなかった

 

 

 

「・・・起き辛い・・・」

 

 

起きるタイミングを完璧に逃した颯がそこにいたが・・・

 

 

 

 

-------翌日-------

 

 

「さて、俺の目的はあいつを倒すこと!そして、元の世界に戻る事だ!」

 

「そう…ね」

 

 

「そこで・・・俺は旅をしたいと思う」

 

「っ…だめよ!忘れたの!?私は王女よ?さすがに国を遠く離れるわけにはいかないわ」

 

「いまの信頼関係なら俺はお前から離れられるよな?」

 

「………だめよ……契約主・ライア・アスカードが命じます。この国を出て行くことは許しません」

 

「はぁ!?俺に元の世界へ戻るなってのか!?」

 

「この話は終わりよ!」

 

「おい!ちょっと…ッチクショウ…」

 

 

 

「ったく、ライアの奴、俺が異世界からきてること忘れてんじゃないのか?」

 

 

旅をしながら魔王の行方を捜そうと思っていた颯だったが、ライアが動かなければ

自分が動けないので旅に行こうにもいけない状況であしぶみをするしかない颯

 

 

「こうなったら、直接国王へ……ん?ライアの声?」

 

 

ふとライアの声が聞こえた颯はその聞こえてくる方向へ向かう

 

 

「で…ら…き……を……さい」

 

「なら……さす……その……む…だ」

 

 

「…なんだ?なにか言い合ってる?」

 

 

「ですが、颯が元の世界に戻るためには魔王を探さないといけないのです」

 

「だから、調査隊を各国から派遣すると」

 

「颯が倒さないと意味がないのです」

 

「ライアよ、本当に颯君に帰ってほしいのか?」

 

「……はい」

 

「帰ってしまっても、なにも悔やまないのか?」

 

「………っ」

 

「私にはそうは思えん。偽りの婚約者とはいえ、ひとつの部屋で暮らしていたんだ

ライアの気持ちが変わるには十分な時間があったはずだ」

 

「………」

 

「もう一度聞こう、本当に帰ってもいいのか?」

 

「っ…はい……」

 

 

「……なるほどね……」

 

「ハヤテ!?」

 

「ハヤテ君、盗み聞きとはあまり感心しないんだがな…」

 

「お話は聞かせていただきました。ライア、別に俺が帰ろうがいいじゃないか」

 

「っ………そうよね…あなたにとってはここは違う世界だもんね…」

 

「あぁ、でも俺にとってこの世界は、第2の故郷でもある」

 

「え?」

 

「帰ってほしくないならそういえよ、言葉にしないとわかんないだろうが」

 

「え…でも…あっちには…」

 

「あぁ、両親も友人も…それにあいつもいる」

 

「だからっ「でも!ここには、一応婚約者がいるわけだし?」」

 

「戻ってくるさ、ここに。この場所に。今度はあいつも連れてきてさ!」

 

「っ……父上!もう一度進言いたします!ライア・アスカードを国外への外出の許可をください」

 

「………いいだろう…だが!絶対戻ってくることだ」

 

「大丈夫です!国王様、規格外の異世界人兼婚約者がついておりますので」

 

「クク…なら大丈夫だな…ライア・アスカードを国外へ行くことをここに許可する」

 

「なら善は急げ!早速準備しようぜ!」

 

「えぇ!では、失礼します!」

 

 

 

「はぁ…まったくあの行動力は誰に似たんだか……無事に帰ってきてくれよライア、ハヤテ君」

 

 

 

 

「まぁ、一応国外に出ることを許されたけどさ、北と南、どっちにいく?」

 

「う~ん、一応ここが南の国だから、北にいかない?」

 

「了解!さ!明日に備えて早く寝て、早めに行こうぜ!」

 

「そうね…オヤスミ、ハヤテ」

 

「オヤスミ、ライア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、二人は魔王討伐への旅が始まる

それは、とてつもなく、困難な道だろう

だけれでも二人は歩くだろう

 

 

 

え?この続き?それは読者の皆様方の心の中にあります

 

どうかHAPPY ENDを描いてください

 

 

 

風に願いを END


 
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