~序章~
全ての世界には伝説がある
現実そのものの伝説
仮想から出来た伝説
無から生まれた空想の伝説
など様々だ
そして『この世界』も例外ではなく数多くの伝説があった
空想でもなく、仮想でもない伝説が
『聖界』を侵食した『魔界』が『聖界』そのものを飲み込まんと、『魔界』勢力が人類を滅ぼしそうとしたとき、『魔界』の王を倒した悪魔がいた
『魔界』の王に変わって、人類最強の『親王』が『魔界』を乗っ取った後、彼の野望を止めた英雄達がいた
自我を抑えられず、自暴自棄になり、多くの国を巻き込んだ『大虐殺』をおこなった『騎士帝王』を沈めた青年がいた
国を守る信念の下に、国に利用されて追放されても、国を反逆したかつての親友達を国の為に手をかけ、信念を貫き通す英雄がいた
兄から託された国を守るため、国民全員を奮い起たせ、前線で最期まで戦った青年がいた
宿命の敵に敗れたが、世界を滅ぼさんとする『冥王』にただ一人挑み、これから救った無垢な少年がいた
多くの戦いの渦に巻き込まれ、復讐に力を暴走させる『神』と言われた男を自分ごと封印した英雄がいた
『神魂器』の間違った世界支配を正すべく、最強の『神器』達に挑んだ英雄達がいた
復活を果たした八人の王による世界の破壊を防ぐべく、英雄の血を継いだ八人の少女達がいた
そして間もなく、時代の全てを反転させる戦いの再来が幕を開ける
それは本来とは異なった結末を迎えるであろう
様々な思惑が渦巻くであろう
数多くの勢力が胸に秘めた結末を迎えるべく、伝説の共演が過去最大の戦いを巻き起こす
その戦いの名は
~dimension of riverce~
この物語の始まりはある祭壇にて起きた
その祭壇で座禅を組むように座っていた少女は精神を集中し、静かに目を閉じていた
黒い服を纏っていたその少女の後ろでは、彼女を静かに見守っていた男がいた
男の名はレシフォス
かつて世界を創造したといわれる神器・ワールドをたおした異形な神器
彼女を見守る表情は無感情、無表情なレシフォスそのものだったが、その眼光だけは、かつてのレシフォスと違った優しさのようなものを感じさせた
しかし、その少女は突然糸が切れたかのように倒れた
そして彼女は自分の元に駆け寄るレシフォスに一言こう告げる
「レシフォス…ごめん。異常が起こった…すぐシオンを呼んで…」
…と
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平和の裏で何者かが蠢く現代
かつて悪魔と人間が争っていた過去
そして様々な時代を生きてきた者たち
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