No.166980

真・恋姫無双【転生譚】桃の香りと共に…6

たこやんさん

 皆様お久しぶりでございます。
待っていてくださった方!もそうでない方も!
少しでもお楽しみいただけたら嬉しいです。

2010-08-20 18:39:23 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:8897   閲覧ユーザー数:6502

始まる前に注意書きです。

この物語の一刀君はチートです。キッパリ!

チート気味とかではなくチートですw強いですwww

 

それはそれであり!wって方は妄想と想像の世界にどうぞ!w

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~~~丁原邸~~~

 

「ところで月様・・・お城の方は大丈夫なのですか?詠までいるとなると大騒ぎになるのでは?」

 

そう切り出したのは丁原だった。

 

「ちょっと!あんたが大変だって言うからみんなで急いできたんじゃない!どういうことよ!」

 

ギャーギャー騒ぎ出す賈詡。

 

溜め息を吐いている華雄。

 

まだ収まっていないのか納得いかない顔の張遼。

 

オロオロとしている董卓。

 

恋の行動にショックを受けている陳宮。

 

一刀の腕をまったく放す気の無い恋。

 

(何このカオス・・・)

 

と、一刀が思っていると騒ぎの元凶の丁原が近寄ってくる。

 

「恋がここまでなついているとはな・・・先ほどの話も嘘ではないらしいな」

 

感心するように一刀の事を眺めている丁原。

 

「ははは・・・まさかここまでとは自分でも思っていませんでしたよ」

 

言いながら恋の頭を撫でている一刀。クシャクシャと撫でられるたびに恋は目を細め気持ちよさそうにしている。

 

「丁原さんも残念でしたね。力を測るつもりがセキトに邪魔されてしまって」

 

ニコニコそんな事をいうとピシっと空間が凍った気がした・・・。恐る恐る下を見ると恋がキラキラとした瞳で上目使いでこちらを見ていた。うん・・・。尻尾があれば千切れんばかりに振っているんだろうな・・・。あれ・・・?さっきまでイライラしていた張遼さんも目がキラキラしている気がするんだけど・・・。き、気のせいだ。うん。華雄さんも武器だしてるよ?おかしくない?どこから出てきたのあれ?

 

「・・・恋が最初・・・」

 

「うっしゃ!2番手はうちや!」

 

「むぅ・・・しょうがない。3番手でいいだろう」

 

あ、あれ?俺やるって言ったっけ?お、おかしい・・・。ここは華麗にスルーするべきだ・・・。うん。きっとそうだ・・・。

 

 

「あ、あの・・・」

 

そう言葉を出そうとした時。

 

「私が審判をやろう」

 

「あ、あの?丁原さん?これはもうすでに決定事項なのでしょうか?」

 

自分がうまく笑えているか最早わからなかった。

 

「まぁ、諦めな。それともこんなに嬉しそうな恋のお願いが聞けないのかい?」

 

ニヤニヤとそんな事を聞いてくる・・・。ずるいなぁ・・・そんな事言われたら何も言えないじゃないか。チラッと恋を見てみると目がウルウルしてきていた・・・。ぐはぁぁぁぁ・・・。ヤヴァイ何がヤヴァイってコレは反則だろ・・・。これを断れる人でなしがいたら教えてほしい・・・。全力で殴るから・・・。

 

「はぁー・・・。分かりました。恋の今の実力も知りたいしこちらはかまいません。それとお願いがあるのですが、武器を貸していただけないでしょうか?」

 

「武器?持っているではないか?それがお主の武器だろう?」

 

華雄が刀を指して聞いてくる。

 

「この武器はちょっと特殊でして、あまり実戦以外では抜きたくないんですよ・・・。わがままを言って申し訳ありません」

 

そう言ってお辞儀すると。

 

「ふむ・・・それでは武器は何を望む?」

 

丁原が聞いてきたので

 

「兵卒用の剣を希望します」

 

と、言うと。華雄がどこからか取り出す・・・。え?今どっからだしたの?ってのは聞かない方が良いみたいだったので無視することにした。

 

剣の具合を確かめた後、恋が離れていく。

 

中庭で対峙する恋と一刀。二人を中心にチリチリと闘気が渦巻く。

 

(ここまでとは・・・恋の武は最早間違いなく最強の部類に入るだろう・・・劉覇はコレの先をいく、か・・・)丁原が二人を見ながらそう思っていると。

 

「恋!手加減はしないでくれよ?」

 

「・・・・・・出来ない・・・したら負ける」

 

グッと檄を握り締める恋。ブワッと何かが大きくなった気がした。恋は一刀に飛び掛りそうなのを必死に抑えている。それを見た丁原が溜め息を吐きながら説明を始める。

 

「大怪我を与えるような攻撃は負けとする!一方が負けを認めるか、これは無理だと判断したらこちらで止める!わかったね!」

 

コク・・・・・・。二人がうなずくのは同時だった。

 

(やれやれ・・・もう相手しか見えてないね・・・。しょうがない・・・)

 

「はじめ!」

 

ダッ・・・!ブオォン!

 

先に動いたのは恋だった。一瞬の内に一刀の眼前に迫る横薙ぎに振るわれた戟。それを感じていながら一刀は動かない。

 

一瞬で勝負は決まるかと思われた刹那、一刀が動く。しゃがむか引く位の選択肢が無いかと思われた恋の攻撃に臆することなく一歩前に進む。緩やかに前に出た一刀は戟の柄の部分に剣を宛がい流すように上に受け流す。力の向きを少し変えられた恋は体が少し泳ぐが構わずに無理やり回し蹴りを放つ。

 

ブン!

 

その攻撃は空を切る。一刀はすでに恋の背後にいた。

 

「これで・・・終わりだァ!」

 

恋の腕を取り。残った片足を払い、投げる。

 

どぉん・・・。と音がしたと思ったら一刀は剣を恋の首にあてがっていた。

 

「丁原さん。これでは勝負終了にならないですか?」

 

ニコっと剣を収めポカンとしている丁原に聞く。

 

驚いていたのは丁原だけではなくそこにいたみんなが驚いていて声を出せなかった。

 

「しょ、勝負あり!劉覇の勝ちだ!」

 

ペコリとお辞儀した後恋を起こしてあげる。

 

「・・・くるってなったら倒れてた?」

 

恋はよく分かっていないようだったが嬉しそうに笑うと一刀に抱きついてきた。

 

「・・・やっぱり一刀は凄い・・・」

 

「いや、結構ギリギリだったよ?恋の力がもう少し強かったら逸らせなかったしね。やっぱり恋は強いよ」

 

と、終了モードに入りそうだった所に張遼の待ったが入る。

 

「くぅぅぅぅぅぅ・・・たまらんわ~!次はうちやで!」

 

イキイキしすぎている張遼さんを見て恋が若干不機嫌になっていくのが分かった。自分と恋の時間を終わらせられたみたいで嫌だったのか・・・。

 

「ほら。恋。また後でな?」

 

クシャクシャと頭を撫でながらそう言うと渋々下がっていった。

 

「いよっっっしゃ!こっちはいつでもええで!おかん!頼むわ!」

 

「ふぅ・・・劉覇はいいかい?」

 

「はい。問題ありません」

 

 

「それでは・・・。始め!」

 

開始の合図で動いたのは一刀だった。足の裏に気を溜め爆発させる事で生まれる脅威的な速さで張遼に近づく。

 

「・・・ふっ!は!」

 

シュン・・・シュン・・・

 

「舐めんな!」

 

キン!ガキン!円月刀を縦に横にして初撃をいなす張遼。

 

一刀の攻撃はそれだけで終わらなかった。二撃目が防がれると既に拳撃を三つ放っていた。

 

「はぁぁぁ!」

 

シュシュシュ。

 

「ちぃ!」

 

それを同じように円月刀でいなそうと振るった瞬間勝負は決まった。一刀は既に円月刀を握っており、それに気付いた瞬間張遼は自分の体が浮くのを感じた。

 

「んな!?」

 

どすーん・・・。武器を放すまいと握り締めていた為に咄嗟の反応に遅れて武器ごと地面に横たわる張遼。

 

「・・・は?」

 

「それまで!勝者劉覇!」

 

気が付くと剣を突きつけられていた。

 

「な、なんや?なんでうちが倒れてん?」

 

「武器を掴んだ瞬間に張遼さんの重心をちょっとずらして投げただけですよ?」

 

(ですよ?ってうちが重心を崩された?そないに簡単にかい!?どないなってん・・・恋も十分強いとおもっとったのに・・・)

 

「・・・・・・くく、あーっはははははは」

 

いきなり笑い出す張遼にどうした?と目線を向けると。

 

「はははは・・・いや。世界は広いなぁ・・・新しい目標ができたわ!あんたから何が何でも一本とったる!うちの事は霞でええで!」

 

「いいの?」

 

「ええって!あんたの事気に入ったしな~。喋り方も恋と一緒でええわ」

 

「はは。そうするよ霞。俺の事は一刀でいいよ」

 

「ありがと。それより一刀の武はうちらと毛並みがちょぉっと違う気がすんねんけど?力って感じはせえへんし・・・どないなってんの?」

 

「あ~俺のは・・・そうだなぁ・・・力よりかは技と速さを重点的にって感じだな~。気を使わなきゃ普通に恋にも霞にも力では勝てないだろうしね」

 

「ほえ~。一刀は気も使うん?」

 

「うん。主に身体強化だけどね。飛ばそうと思えばちゃんと飛ばせると思うけど、こっちはまだ修練中かな?」

 

と、談義していると誰かに袖を掴まれる。

 

「霞ばっかりずるい・・・。恋も一刀といっぱいお喋りする・・・!」

 

恋だった・・・。心なしか怒っている気がするのは気のせいだ・・・。うん。

 

それを見つめながら話をしている3人。

 

「月様・・・彼を我が軍に誘ってみてはどうでしょうかな?」

 

そう城主である董卓に聞くのは丁原。

 

「私もそれには賛成ね。あれなら部隊の指揮も出来そうだし・・・ただ・・・」

 

何かを考えながら董卓を見つめる賈詡。

 

「・・・ただ?何かあるのかい、詠?」

 

「ええ。あれほどの者がなぜ何処にも仕官していないのか気になるところではあるわね・・・」

 

「あ~、それはたぶん武者修行だとか言ってたからだと思うぞ?何でも生き別れた妹と母親を探す旅をしておったが無事だと分かると、そのまま自分の見聞を広める為とも言っていたな」

 

「へうぅ・・・こんなに凄い人が私たちに力を貸してくれるかな?」

 

こんな話をしているとは知らない5人と一匹はわいわいと騒いでいた。

 

「こら!次は私の番だろう!」

 

「・・・次は恋」

 

「もっかいうちや!」

 

「呂布殿~」

 

「わん!わん!」

 

「俺の事を心配してくれるのはセキトだけだよ・・・」

 

一刀を中心に笑いが巻き起こる。こんな日がいつまでも続けばいいと思う・・・。それが例え叶わない事としりつつも・・・今を精一杯生きる為に・・・。

 

 

~~~とある村~~~

 

村が見下ろせる場所にそっと立つお墓。そこへ訪れる黒髪をサイドで纏めた美しい女性と赤い髪を短髪に揃え、髪には虎の顔の髪飾りを付けた少女がゆっくりと近づいて行く。

 

お墓の前に跪くと手を合わせ黙祷をした。ボソリと呟かれる綺麗な声と元気な声。

 

「父上。母上。兄上・・・」

 

「お父さん。お母さん・・・」

 

「「行って参ります(くるのだ!)」」

 

ここから二人の旅が始まる。後の武神と燕人の出発であった。

 

 

~~~またまた違う村~~~

 

「ただいま~」

 

元気な声が家に響く。

 

「お帰りなさい。私塾での勉強はどうだったの?」

 

「うん。難しい事ばっかりだったけど、がんばれたよ!一刀お兄ちゃんに負けない様にがんばるんだって決めたんだよ」

 

「くすくす。昔っから桃香ちゃんはお兄ちゃんが大好きだもんね」

 

「う~。た、確かにべったりだったけど!今度は一刀お兄ちゃんが私にべったりになるんだもん」

 

頬を膨らませ母親に講義する桃香。

 

「あらあら。それはそれで見てみたいわね。桃香ちゃんにべったりな一刀も」

 

「・・・・・・・・・(妄想中)・・・・・・グボン・・・ふにゃ~」

 

バタンっと勢いよく倒れる桃香。何を想像したのかは読者の皆様にお任せします。

 

「あらあら。しょうがないわね」

 

最近ではこういった会話も出来るようになっていた。しょうがないと言いつつも桜香の顔は笑顔が絶えない。近い内にこの顔がきっと・・・きっとうれし泣きに変わる事を桃香はなんとなく分かっていた気がする。

 

遠くない未来。

 

白き燕はこの地を訪れる。

 

3人の少女の道標になるべく・・・舞い降りる。

 

 

あとがきというなにか

 

はい!申し訳ありませんでした!凄く期間あきました・・・。

皆さんは知っていましたか?平社員の休みって言うのは休みの内にはいらないんですよwww

正直、7~8月のシフトを思い出したくありませんwwwお願いだから俺に萌将伝やらせてぇぇぇぇぇぇ。ってくらい壊れそうな感じですww今日もこれから夜勤なんだぜ・・・?死んじゃいますwww

次の更新も残念ながら未定なのです・・・。こんな私めの作品を楽しみにしていてくださる皆様!がんばるので見捨てないでくださいw

 

と、まぁ愚痴はここまでにして、一刀君やりすぎたwwwこれはちょっとおかしくしすぎたかもしれないwバランスブレーカーもいいところだ・・・。でも変える気はまったくありませんw

調子こいて彼女達もちょろっと出てきました!誰かなんて言わなくても皆様ならきっと・・・きっと分かると思うので名前は伏せときますねww

 

皆様の応援メッセージやコメントにマジで力もらっています。返信する時間がなく申し訳なく思っています・・・。

更新も不定期な作品ですがこれからもよろしくお願いします!

 

では、またあう日まで!

 

PS萌将伝の愛紗の個別イベント無いなんて嘘ですよねwww無印からずっとがんばってきたのに無いとか嘘っすよねww誰か!俺にそんなのあるわけないじゃないですか!って言って安心させてくれーーーーー!以上・・・心の叫びでしたw


 
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