No.166883

真・恋姫無双 夜の王 第13話

yuukiさん

真恋姫無双夜の王第13話、
第12話の続きです。

2010-08-20 03:56:00 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:12891   閲覧ユーザー数:9948

この一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。

 

また、一部キャラを否定する場面もございます。

 

ご理解をお願いいたします。

 

まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、

 

こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。

隠密の侵入から数日がたった頃

 

兵士1「報告があります」

 

一刀「どうした」

 

兵士1「はっ、、袁紹がこの城に兵を率いて向かっているとのことです」

 

一刀「兵数は」

 

兵士1「およそ三万、、」

 

稟「なっ、三万ですか」

 

風「こちらの兵数は七百、もって半日ですね~」

 

一刀「袁紹にはこの城に俺が居ることはばれているのか」

 

稟「ばれているでしょうね。有名過ぎるのも考えモノです」

 

一刀「そうなると風が考えていた策も無理だな」

 

風「はい、袁紹さんの性格を考えれば無理なのです。

  反董卓連合での事もありますし、必ずお兄さんを潰しに来るのです」

 

稟「戦闘の回避は不可能という事ですか、、」

 

一刀「まともに戦えば全滅だな」

 

風「、、、、、」

 

稟「、、、、、」

 

一刀「しかたないな、風と稟は華琳の元に行って増援を頼んでくれ。

   俺が相手をする、その間に万全の状態で戦える数の部隊を頼むと」

 

稟「この兵数で戦うなど不可能です」

 

一刀「だが、やるしかないだろう」

 

風「お兄さんは七百人全員を死なせる気なのですか」

 

一刀「いや、兵達は連れて行け。残るのは俺だけだ」

 

風「!!」

 

稟「なっ何を言っているのですか一刀殿!!」

 

一刀「三万人相手に七百人も一人も同じだろう」

 

風「ぜんぜん違うのですよ~」

 

一刀「全員死ぬ事に変わりは無いだろう」

 

稟「、、、、、死ぬつもりなのですか」

 

一刀「まさか、こんな所で死ねるわけ無いだろう。俺にはまだ、やる事がある」

 

稟「なら、」

 

一刀「七百人よりも俺一人の方が負けた時逃げやすいだろう」

 

風「、、、」

 

稟「、、、」

 

一刀「行け、なるべく早く援軍を頼む」

 

風「わかりました」

 

稟「ふっ風」

 

風「絶対に、、死んではいけませんよ」

 

一刀「ああ、」

 

風「、、、稟ちゃん、行きましょう」

 

稟「、、、、、、わかりました。一刀殿ご武運を」

 

一刀「ああ、」

 

 

 

兵士1「郭嘉様。出発の準備、整いました」

 

稟「わかりました、なら行きましょう」

 

兵士1「はっ、」

 

稟「、、、風、泣いているのですか」

 

風「、、、稟ちゃんこそ。、、お兄さんは馬鹿なのです」

 

稟「そうですね、、本当に馬鹿ですよ、あの人は」

 

風「、、、、急ぐのです、お兄さんの為に」

 

稟「ええ、わかっています」

 

 

兵達が出発するのを一刀は城壁の上で見ていた

 

一刀「これで守りたい者は守れるか、だが馬鹿だな俺は」

秋蘭「華琳様、国境近くの城を任せていた郭嘉と程昱が兵を連れてこちらに

   向かっているそうです」

 

華琳「ここに?なにかあったようね。到着次第ここに通しなさい、

   それと今城にいる将を全員城に集めておいて」

 

秋蘭「御意」

 

 

華琳「始めましてで良いのよね、郭嘉、程昱」

 

稟「はい」

 

華琳「それで、何があったのか話してくれるかしら」

 

風「袁紹さんが三万の兵を率いて城に向かってきたのです」

 

華琳「そう、たしか貴方達の居た城には兵は七百しか居なかったわね、

   全滅するよりはいいと退いて来たということかしら。

   まあ賢明な判断ね」

 

風「、、、、」

 

稟「、、、いえ、全員が退いて来たわけではありません」

 

華琳「どう言う事、、、、一刀、、、貴方達の所に送った将は今どこに居るのかしら」

 

稟「一刀殿は、お一人で城に残られています」

 

霞「なっ、一刀を見捨ててきた言う事か」

 

風「それがお兄さんの命令だったのです、、」

 

霞「っ、」

 

春蘭「華琳様!、すぐに増援を送りましょう」

 

華琳「桂花すぐに動かせる部隊はどれぐらいかしら」

 

桂花「およそ二千です。あと一日あれば季衣や凪達が戻ってくるので何とか二万は」

 

華琳「二千、それだけじゃ一日持たせる事も難しいわね。一刀、貴方は初めから、、」

 

秋蘭「、、、」

 

桂花「、、、」

 

春蘭「華琳様、私が兵を率いて増援に行きます」

 

華琳「だめよ、兵を無駄に死なせるだけだわ」

 

春蘭「ならばあいつを見捨てると言うのですか」

 

華琳「一刀は一人の人としてでは無く一人の将として動いた。この意味はわかるわね」

 

春蘭「っ、、」

 

全員「「「、、、、、、」」」

 

 

兵士4「曹操様、我々鳳薦隊に出撃許可を」

 

華琳「貴方達が行ったところで無駄に死ぬだけよ」

 

兵士4「我々しか行かなければ無駄に死ぬのは我々だけで済みます」

 

華琳「だめよ、認めないわ」

 

兵士4「しかし、」

 

秋蘭「華琳様は動くなとのご命令だ。下がっていろ」

 

兵士4「今動かずして、何のための鳳薦隊か!!」

 

秋蘭「なっ、」

 

兵士1「落ち着け、」

 

兵士4「っっ、」

 

兵士1「曹操様、夏候淵様、我々にどうか出撃許可を」

 

華琳「もし許可を出さなくても、貴方達は行くのかしら」

 

兵士1「ええ、行きます」

 

華琳「命令に背いてでも、かしら」

 

全員「「「っ、、」」」

 

華琳は桂花達が怯えるほどの殺気を出しながらそう言う

 

兵士1「はい、我らには命令よりも、命よりも守り通さねばならぬ御方が居るのです」

 

華琳「なぜ、そこまで」

 

兵士1「、、我らは元々洛陽の兵でした、その頃の我々は人ではなかった。

    悪政に身を任せ、罪なき民を苦しめ生きていた、しかたない事なのだと

    自らの生きる為なのだからとそう言いながら、ただ自分の為だけに」

 

華琳「、、、、」

 

兵士1「そんなものを人と呼べはしない、しかしそんな我々をあの御方は救ってくれた。

    我々に民を苦しめるのではなく、民を助ける術を教えてくれた。

    侵した罪は消えない、我々が民に流させた涙は消えない、だかそれでも、

    それでもその罪を悔いるのなら、流された涙の十倍の人を救えと、

    十倍の民の笑顔を守れと、そう言ってくれた。嬉しかった、その言葉が、

    輝いていたんです、そう言ったあの御方の顔が。人ではなかった我らを

    あの御方は人に戻してくれた、助けてくれた」

 

華琳「、、、、」

 

兵士4「我らには理由がある、忠義を貫く覚悟が、守らねばならぬ者が。

    全てを捨て去ってでも鳳薦様だけは、守り通さねばならないんだ。

    たとえ、この身が朽ち果てようと、何もかも失う事になろうとも。

    その為だけに今我らは此処に居る」

 

秋蘭「、、、」

 

春蘭「、、、」

 

桂花「、、、」

 

霞「、、、」

 

華琳「、、そう、分かったわ。ならば鳳薦隊、貴方達に出撃許可を出す。

   その思いを貫き、必ず一刀を救いなさい」

 

兵士1「はっ、」

 

兵士4「必ずや、救って見せます。、、行くぞ」

 

兵士1「ああ、」

 

 

桂花「、、あの男、あんなに慕われていたのね」

 

秋蘭「ああ、そのようだな」

 

華琳「さすが、一刀ね、、皆は季衣達が戻り次第出陣が出来るように準備をしなさい。

   程昱と郭嘉は桂花の補佐を」

 

全員「「「「御意」」」

一刀「さて、そろそろか。一人で籠城しても仕方ないから出てきたが、三万人か。

   前に恋が一人で黄巾党三万人を全滅させたと聞いたが、俺にも出来るのか?」

 

兵士4「生き残るにはやるしか無いですよ」

 

一刀「!! お前達どうしてここに」

 

兵士4「言ったでしょう、何処までも貴方と共に歩むと」

 

兵士1「そうですよ」

 

兵士達「「「 ああ そうだ そうですよ 」」」

 

一刀「だからお前達だけで来たのか? まったく相変わらず馬鹿だな」

 

兵士1「貴方ほどではありませんよ」

 

一刀「そうかもな、、、来てくれて、ありがとな」

 

兵士4「いいですよ、別に」

 

一刀「そうか、、迎撃準備を整えろ、この兵数差ではただ籠城しても意味は無い。

   袁紹軍に野戦で損害を与えた後、籠城戦に入る」

 

兵士達「「「はっ」」」

 

 

顔良「麗羽様、鳳薦さんは籠城では無く城の外に布陣していますが、どうしますか?」

 

袁紹「別に策など要らないでしょう。たったあれだけの兵に」

 

顔良「まあ、そうでしょうけど、、」

 

文醜「本当に戦うんですか麗羽様~」

 

袁紹「当然ですわ。連合の時に受けた屈辱、必ず晴らしてあげますわ おーほっほっ」

 

顔良「文ちゃん、やる気出してよ。こうなった麗羽様はもう止まら無いんだから」

 

文醜「は~、仕方ないな。全軍城に向け進撃」

 

敵兵達「「「はっ」」」

 

 

目の前に広がるは三万の軍勢、それ程の敵を目の前にしながら

堂々と立つ己の主を見て兵達は自然と笑みを浮かべる

 

一刀「怖くないのか?」

 

兵士2「我らには貴方が居る。恐れることなど無いでしょう」

 

一刀「買いかぶりだな」

 

兵士2「そうでしょうか。勝つ積りなのでしょう?」

 

一刀「ああ、負ける気は無い」

 

兵士5「なら、我らが恐れる必要はありません」

 

一刀「そうか、」

 

 

目の前に広がるはたった一つの部隊、自分達は三万の軍勢。

その事実に兵達は笑みを浮かべる、戦いが始まるその時までは

 

 

一刀「我らが敵は三万の軍勢!死にたくなければ剣を振り下ろせ、

   矢を放て、ただ生きる抜くことだけを考えろ、

   世界に平和を、正義を作りだす為に我らは生きねばならない。

   今まで犠牲にしてきた者の為に、これから犠牲にする者の為に

   戦え、そして生きろ、その先で多くの民を救う為に」

 

一刀「   大義は我らにあり  」

 

兵士達「「「「「おおおおおおおお」」」」」

 

戦いは始まる、男達の覚悟によって。

そして大陸の人々は知る事になる、

全てを捨て平和を願う者の本当の強さを

この戦いには何の策も無い

いや、策が無いのではない、策を行う必要が無いのだ。

これほどの兵力差の前ではどんな策も意味をなさない、

ならば今とれる最善の戦い方は突撃のみ、

相手が弓による一斉射撃を行う前に敵陣に切り込み

一斉射撃による全滅を防ぎ、敵により多くの損害を与える。

 

だがそんな事をした所で最後に訪れるのは全滅、

三万の敵にも臆せずに戦ったという名誉を手にしながら

死ぬしかないのだ、人は理不尽な死からは逃げられない。

 

そう、もしここに『北郷一刀』さえいなければ、そうなるはずだった

 

 

一刀は一度も攻撃を受けることなく敵陣深くに切り込んでいた

敵が攻撃してこない訳では無い、敵は、攻撃できないのだ。

 

一刀「、、、、」

 

一刀は自分の体に氣を込めて攻撃を放つ、ただでさえ一刀の攻撃は

目を凝らさなければ見えない程に速い。

そしてそこに氣の力が加われば一刀の攻撃は完全なる不可視な一撃となる、

故に敵は一刀の長刀の間合いに入った瞬間、死んだ事すら気づかずに倒れて行く。

 

その光景に敵兵は恐怖を抱く。

一刀の攻撃が、刀が全く見えていない

故にまるで一刀が通るだけで味方が肉塊に変わっているように見える。

そんな光景を見て、恐怖しない方がおかしい。

 

敵兵「なっなんなんだよあれは!!」

 

敵兵「来るな、来るなーー」

 

一刀「、、、、、」

 

敵兵「、、、」  バタ

 

敵兵「、、、」  バタ

 

一刀「、、、、、」

 

一刀は二人が死ぬのを確認すると顔を上げる。

既に一刀の近くに生きている敵は無く、前方に布陣している兵達はたった一人に

一つの部隊が殺されていくのを見ていることしかできなかった。

 

その姿は異質、多くの人を殺しながら、身を包む白い服は少しも赤く染まらず。

その男の眼は敵だけを見据える、その瞳は何色にも染まる事は無い。

鬼神と呼ぶにはあまりにも静かで、武神と呼ぶにはあまりにも残酷。

 

顔良「、、、、うそ」

 

文醜「、、、、なん、なんだよ」

 

前線が苦戦しているという有り得ない連絡を受け出てきた袁紹軍の二枚看板も

その姿を見て動きを止める。

 

一刀は目の前の部隊に向かって走り出す、体に氣を込めている一刀の速さは

既に人間のモノでは無い。故にまた一瞬にして静かに兵が肉塊に変わって行く

 

兵士1「あれが一刀様の本当の実力」

 

兵士4「さすがだな、我々も行くぞ!今こそが好機」

 

兵士達「「「「うおおおお」」」」

 

 

敵兵1「くっくそー」 ブン

 

一刀「、、、、」  

 

敵兵1「、、、、」  バタ

 

 

敵兵2「あんなのに勝てるわけねえ」

 

敵兵3「人間じゃねえ、、」

 

敵兵4「にっ逃げろーー」

 

敵兵5「わあああ」

 

顔良「文ちゃんまずいよ。部隊が混乱してる」

 

文醜「斗詩、二人で鳳薦を止めに行くぞ」

 

顔良「うん」

 

兵士1「させません」 ブン

 

兵士4「させるかよ」 ブン

 

文醜「ぐっ、邪魔すんな」 ブン

 

顔良「はああー」 ゴン

 

兵士1「くっ」

 

兵士4「はぁ」

 

顔良「うそ、」

 

文醜「あたい達の攻撃を受け止めた」

 

兵士4「俺達をただの兵士だと思わない事だ」

 

兵士1「我々は鳳薦様から直接指導を受けているのですよ。

    申し訳ありませんが、足止めさせていただきます」

 

文醜「くっそ」

 

顔良「まずいよ。これじゃ部隊の指揮が」

 

兵士4「前線に出てきたのが失敗だったな」

 

兵士1「指揮官の居ない兵士など、あの御方の敵ではありません」

 

顔良「っっ」

 

 

敵兵6「えっ袁紹様、前線が混乱しています」

 

袁紹「斗詩さん達は何をしているんですの!!」

 

敵兵6「それが交戦中らしく連絡が取れません」

 

敵兵7「袁紹様、ご命令を」

 

袁紹「とっとにかく敵を迎撃しなさい」

 

敵兵8「無理です。部隊が混乱していますし、鳳薦を止められません。

    なにか策は無いのですか」

 

袁紹「そっそんなもの自分たちで考えなさい」

 

敵兵8「しかし」

 

 

 

敵兵9「あっあれは。来た、剣聖鳳薦だ」

 

敵兵達「「「「「なっ」」」」」

 

袁紹「なんなんですの、、あれは、、、」

 

兵が一刀に近づくだけで死んでいく、それをみて袁紹は自分の目を疑う

 

一刀「、、、時に取り残されし者達よ、慈愛を忘れた者たちよ

      今こそ常夜の夢と共に、朽ちて消え行け、、、、」

 

敵兵6「ああああ、にっ逃げろー」

 

敵兵7「うわわああ」

 

袁紹「何を逃げているんですの!!戦いなさい」

 

敵兵8「でりゃああ」 ブン

 

敵兵9「はああああ」 ブン

 

一刀「、、、、、」

 

敵兵8「、、、、」 バタン

 

敵兵9「、、、、」 バタン

 

袁紹の言葉で一刀に向かって行く兵達も居たが、一瞬にして死んでいく。

それを見た兵達はさらに混乱を高めていく

 

敵兵達「「「にっ逃げろ  勝てるわけねえ  うああ  いやだ死にたくない 」」」

 

袁紹「まっ待ちなさい。戦うのです」

 

一刀「無駄だ、袁紹」

 

袁紹「っ、どうしてですの。どうして、三万人も居たんですのよ、なのにどうして」

 

一刀「大半の者は逃げ、多くの者は死んだ。今戦っているのは顔良と文醜の部隊だけだ」

 

袁紹「っっ、まだ、まだ終わってませんわ」

 

一刀「いや、もう終りにしよう、、、、麗羽」  スッ

 

袁紹「えっ、」

 

一刀「、、、、」 

 

こうして戦いは終わった

華琳「なんなのこれは」

 

城を桂花達と秋蘭に任せ、二万の兵を連れ援軍に来た華琳達は目を疑った。

戦いは既に終わっていた、死んでいる者たちは鳳薦隊の兵では無く袁紹の兵達

 

そしてその中で男は立っていた。返り血一つ浴びずに、まるで戦いなの無かったかのように

いつもと変わらぬ姿で空を見上げている

 

一刀「遅かったな」

 

華琳「一刀、」

 

春蘭「鳳薦」

 

霞「一刀!」

 

季衣「兄ちゃん!!」

 

流琉「兄様!!」

 

一刀の姿を見た流琉と季衣は一刀に飛びついてくる

 

一刀「どうしたんだ?」 ナデナデ

 

季衣「どうしたんだじゃないよ~」

 

流琉「心配したんですから」

 

一刀「そうか、悪かったな」

 

春蘭「それより袁紹軍は何処に行ったんだ?」

 

一刀「終わったぞ、全て」

 

春蘭「なっ」

 

華琳「全て終わったというのはどういう意味なのかしら?」

 

一刀「そのままの意味だ。袁紹との戦いはもう終わりだ」

 

華琳「麗羽を殺したの」

 

一刀「、、、袁紹はもう二度と挙兵することは無い」

 

華琳「そう、なら春蘭と霞はこのまま軍を率いて南皮に向かいなさい」

 

春蘭「分かりました」

 

霞「おう、」

 

華琳「良く勝てたわね、あれだけの兵数差で」

 

一刀「相手は油断していたしな、それに大半の兵は戦わずに逃げて行ったからな」

 

そう言いながら一刀は華琳の方に歩いて行く

 

一刀「、、、、」 フラッ

 

華琳「そう、、なっ////!!」

 

季衣「あっ////」

 

流琉「あっつ/////」

 

春蘭「きっ貴様!!///こんな所で華琳様に抱きつくなど!!何をやっているんだ////」

 

霞「一刀、大胆やな////」

 

華琳「なっ何をして/////」

 

一刀「 すう すう 」

 

春蘭「、、、寝てるのか?」

 

流琉「みたいですね」

 

 

華琳「、、、お疲れ様、一刀」

文醜「大丈夫か、斗詩」

 

顔良「うん、でもこれからどうしようか?文ちゃん」

 

文醜「本陣には鳳薦が行ってたみたいだしな。麗羽様大丈夫かな?

 

顔良「うー、大丈夫じゃないかも」

 

文醜「そっか、おしい人を亡くしたな」

 

袁紹「勝手に殺さないでくださいます!?」

 

文醜「麗羽様、生きていたんですか!!」

 

袁紹「私がこの程度で死ぬはずありませんわ」

 

顔良「でも本陣には鳳薦さんが行ったんですよね。どうやって逃げて来たんですか?」

 

袁紹「そっそれは」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一刀は袁紹の首に当てていた剣を離す

 

袁紹「えっ」

 

一刀「袁紹、速くこの場から立ち去れ。そしてもう二度と挙兵はするな」

 

袁紹「、、、、、どうして殺しませんの」

 

一刀「お前は馬鹿だ」

 

袁紹「なっ」

 

一刀「だがお前にも良い所はある。俺はそれを知っている」

 

袁紹「、、、、、」

 

一刀「俺はお前が嫌いじゃない」

 

袁紹「御礼は、言いませんわよ」  タッタッタ

 

一刀「ああ、、、、生きろよ、麗羽」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

袁紹「そんなことはどうでもいいですわ。とにかく行きますわよ」

 

文醜「行くって、何処に行くんですか?麗羽様」

 

袁紹「そんなの南皮なんかよりこの私に相応しい何処かですわ おーっほほ 」

 

顔良「何処にあるんですかそんなところ~」

 

   後書き

 

今回は本来のストーリーとかなり変わってしまいました。

これはこれからのストーリー上必要な事なのでご了承ください

 

一刀の武力については最終的に夜王として三国全てと敵対する事に

なると思うので、かなり強くしました。

氣を使わないで恋より少し強く、氣を使えばかなり強いです。

 

それと鳳薦隊の兵ですが、鳳薦隊に限り兵の番号が全ての作品で同じです。

(第10話の兵1と今回の兵1は同一人物ということ)

 

兵1と兵4に限りその強さは季衣などと同じぐらい、、

一刀の側近のようなものだと思ってください。


 
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