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No.165186
遊遊さん
『海の唄がきこえる』STORY 海辺の広大な敷地に本宅を持つ千崎家。 古くから続くその家系には、何代かに一度、 ノドに小さなアザを持つ子が生まれてきた。
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そのアザは「千寿桜(せんじゅおう)」と呼ばれ、 千年の幸を約束された印と言い伝えられていた。 しかし、別名「千呪桜(せんじゅおう)」とも呼ばれ、 千崎家の忌まわしい呪いの印とささやかれ、恐れられていた。 千崎海斗(せんざきかいと)は、そのノドに千寿桜を宿す 忌避の直系として生まれた。 次期当主として生まれながら、幼い頃に父の命令によって海辺の本宅を離れ、 母親と共に深い山奥での生活を強いられていた。 山奥での孤独な日々の中、ノドのアザ・千寿桜がうずき始めると、 海斗は空気中に怪しい光の粒子を見た。 海斗が17歳のとき、山奥の屋敷に訃報が届く。 海斗の父親が何者かによって殺された。 海斗は急遽、千崎家の本宅に戻るようにと要請された。 千崎家の本宅は、明治時代に建てられたという由緒ある邸宅で、 その裏山もすべて千崎家の所有する土地だった。 裏山には千弦神社(せんげんじんじゃ)という神社があり、巫女によって守られていた。 幼い頃に離れて以来、一度も訪れたことのない美しい本宅。 海斗は潮風と波の音に、懐かしさを感じる。 しかし、その土地では最近、「ミイラ殺人事件」と呼ばれる怪奇殺人事件が巷を騒がせていた。 人がミイラのように干からびて発見されることから、そう呼ばれていた。 海斗の父親もまた、この事件の被害者だった。 警察の捜査は難航し、犯人の手掛かりが掴めない中、 ミイラ殺人の犠牲者が出ていく。 人々は得体の知れない恐怖に怯えていた。 海斗の平穏な日々が終わりを告げる。 ノドのアザが、チリチリとうずき始めた。 止まっていた時計の針が進み始めるように、 海斗の運命が静かに滑り出した・・・・・。 コミックマーケット78 開催地:東京ビックサイト 2010年8月14日(土) サークル名 : BAGWORM(バグワーム) 作品 : 『海の唄がきこえる』 その他コミック本 展示ブース : 東地区Tブロック52b http://bagworm.info/
2010-08-12 04:27:58 投稿 / 823×619ピクセル
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『海の唄がきこえる』STORY
海辺の広大な敷地に本宅を持つ千崎家。
古くから続くその家系には、何代かに一度、
ノドに小さなアザを持つ子が生まれてきた。
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