No.164744

学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT.2 コータの能力

robeboさん

コータが工具王へ覚醒しますw

2010-08-10 14:45:40 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3873   閲覧ユーザー数:3747

「ぶ、武器って誰の?」

 

「行けばわかる『アレ』を持てばお前も戦力になる」

 

「アンタ達何話してんのよそれに加藤『アレ』って何よ?」

 

「言ったろ行けばわかるって」

 

そう言って恭一を先頭に三人は技術室に向かった。

 

「あれ、なんで俺が先頭なんだ?」

 

「バカねもしまた<奴ら>みたいのがほかにもいたとしたら今戦えるのはアンタしかいないでしょうが」

 

「か、加藤君、高城さんもう言ってる側からもうすぐそこにいるんだけど・・・」

 

「ん?・・・どわっ!?」

 

コータの言葉に前を見るといきなり<奴>に掴まれて喰いつかれそうになったのをバットで防いだ。

 

「きゃあ!!」

 

「クソッなんつー力なんだよ!?平野テメェそういう大事なことは早く言えってんっだっ!!」

 

<奴>に頭突きを入れ離すとすぐさまバットで頭部を殴りつけた。

 

「チクショウ群がって来やがった」

 

「ど、どうすんのよ!」

 

「後ろからも来てます!」

 

「技術室まであとすぐだ前の五体ぶっ飛ばして一気に行くぞ!」

 

「ちょ、待ちなさいよ!」

 

「ま、待ってください~!」

恭一は駆けだして沙耶とコータはその後に続いた。

 

「うおぉぉおおおぉお!!」

 

バットを左右に薙いで最初の二体を吹き飛ばすと跳躍して一体の頭部にバットを振り落とし無力化させると最後の二体に投げつけた。

 

「まだまだあぁー!!」

 

ひるんだ二体にラリアットをし後頭部を床へ叩き付けた。

技術室のドアを開き中に<奴ら>がいないのを確認すると後から来た二人と一緒に中に入り裏から鍵を閉めた。

 

「ふう、慣れると案外どうってことないな」

 

「す、すごいよね加藤君・・・僕にはあんな事できないや」

 

「おまえはやらなくていい、代わりにやってもらう事があるからな」

 

そう言って教卓の方を見ると沙耶が使えそうな物を並べていた。

 

「ぶ、武器に使うんですか?」

 

「どうせアンタ軍オタとか銃オタとかいう生命体でしょ?」

 

「生命体って・・・それに平野は銃オタじゃなくガンマニアだぞ」

 

「どっちでも同じでしょアンタはいいから外を見張ってなさい」

 

「へいへい」

 

恭一は渋々技術室の外を見た。

 

「話戻すけど、リサールウェポン2って映画ぐらい観たことあるわよね?」

 

「ずいぶんと古い映画だな、好きなのか映画?」

 

「うるさいわねアンタは黙って廊下だけを見てればいいのよ!」

 

恭一は言われたとうり黙って廊下を見てることにした。

 

「これ、なんだか分かる?」

 

沙耶は釘打器を指さした。

 

「釘打器・・・・・・ガス式か!」

 

すると恭一がニヤリと笑ったがすぐ普通の顔に戻した。

 

「なぁ高城、<奴ら>集まって来たぞ」

 

「・・・!!廊下に来てるわよ!」

 

コータは釘打器の重量などを分析して沙耶の話をまったく聞いていなかった。

 

「平野俺が押さえるから早くしろよ」

 

「うん、一分半ちょうだい」

 

「了解!」

 

「何で加藤の話は聞いて私の話は聞かないのよ!」

とうとうドアが破られて<奴ら>は技術室になだれ込んできた。

 

「おめぇらの相手は俺だ!!」

 

恭一は<奴ら>を一体一体確実に倒していった。

 

「加藤後ろ!!」

 

沙耶の声に振り向くと背後に一体が恭一に迫っていたが恭一は足を払うようにすると倒れた<奴>の頭部を踏みつぶした。

 

「へっ、サンキュー高城!」

 

「そんなこと言ってないでまた後ろに来てるわよ!!」

 

だが恭一は迎撃することなくただ立っているだけだった。

 

「何してんのよっ!?」

 

パシュッという音が室内に響くと恭一に迫っていた一体の額に一本の釘が撃ち込まれた。

 

「良し」

 

「平野!?」

 

「ジャスト一分半それにヘッドショット・・・ナイスだ平野」

 

恭一がコータに向かって言うとコータは獲物を狙う鋭い目つきでニヤリと笑いながら頷き他の<奴ら>の頭部を狙って発砲していった。

恭一も近くにいる<奴ら>を攻撃していった。

 

「高城さん、そこのドリルとか釘とかボンベとか適当な袋につめておいてください・・・あ、工具箱も」

 

「なによアンタ平野のクセににあたしに命令するっての!!」

 

最後の一体の頭に釘を撃つと高城の方を向いて先ほどまでの鋭い目つきではなくいつもの頼りがいのない目つきで沙耶にお願いをした。

 

「わ・・・わかったわよ・・・っ!?」

 

沙耶が窓の外を見るとガラスに水がしたたり落ちていた。

「火事!?」

 

「でも警報鳴ってないぞ」

 

「とにかく行くわよ!ほらアンタもこのバック持ちなさいよ!」

 

沙耶は工具を詰めたバックの一つをコータに持たせると走って技術室を出た。

 

「おい一人じゃ危ねぇぞ!平野早く来い!置いてくぞ!」

 

「待ってよ今行くから~!」

 

ACT.1 END


 
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