No.164521

真・恋姫無双 夜の王 第10話

yuukiさん

真恋姫無双夜の王第10話。
第9話の続きです

2010-08-09 16:18:22 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:14016   閲覧ユーザー数:10668

この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。

 

 

また、一部キャラを否定する場面もございます。

 

 

ご理解をお願いいたします。

 

まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、

 

こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。

夜、一刀の部屋に数人の兵士がやって来た

 

兵士1「失礼します」

 

一刀「どうしたんだ?」

 

その兵士達は一刀が曹操に仕えると決めた時、意見してきた兵士達だった

 

兵士1「はっ、、、鳳薦様、やはり自分は鳳薦様が曹操に仕えることなど納得できません」

 

一刀「なぜだ?」

 

兵士2「鳳薦様、何故それ程の力を持ち得ながら他人に従うような事をするのですか?

    反董卓連合の時も、董卓様では無く貴方様が上に立っていたならば

    あんなことにはならなかった。貴方は人の上に立つべき御方だ、

    なのに何故、曹操に仕えるのか。我らにはそれが分からないのです」

 

そう言うと兵士達は一刀を真剣な眼差しで見る

 

一刀「、、、曹操に仕えたのには理由がある」

 

兵士3「その理由というのは何なのですか?」

 

一刀「その前に一つ聞きたい。俺が曹操に仕えるべきでは無いというのは

   お前達だけの意見なのか?」

 

兵士1「いえ、鳳薦隊全員の意見です」

 

一刀「そうか、、。なら明日の夜全員を集めてくれ、その時に全てを話す」

 

兵士1「わかりました」

 

一刀の言葉を聞くと兵士達は帰って行った

 

 

一刀「、、、少しばかり予定が早まったな。兵士達が俺に予想以上に信頼を寄せていることに

   よる嬉しい弊害、か。さて、これが吉と出るか凶と出るか、いや、どちらでも同じことか。

   吉と出るならばそれで良し、凶と出たとしてもやる事に変わりは無いのだから

   またそれも良し。

   覚悟は決めた、道理は捨てた、失うモノは何も無い。ならば歩もう俺の道を。」

 

一刀はそんなことを呟きながら空に浮かんだ月を見ていた。

 

・・・・夜は深まる、男の行動によって。夜を照らす月すらも消し去ろうとするように・・・・

 

 

次の日の夜、一刀の前には一刀が月に仕えている頃から、

一刀に忠誠を誓う鳳薦隊の兵士全員が揃っていた

 

一刀「今一度、お前達に問う。お前達は俺が曹操に仕える事に疑問があるのだな?」

 

兵士1「はい、昨日申し上げたとうり、ここに居る全員は鳳薦様が曹操に何故仕えているのかと、

    疑問を持っている者たちです」

 

一刀「そうか、」

                                    

兵士4「鳳薦様、何故なのですか?貴方ならば一国はおろか大陸、いや五胡や羅馬さえ

    統べる事も出来る筈です。なのに何故、他者に仕えるような真似をするのですか」

 

一刀「それには理由がある。それを聞いて貰う為にここに集まって貰ったんだ」

 

兵士4「理由、、」

 

一刀の言葉にそれまで興奮していた兵士達も静かに一刀の言葉に耳を傾ける

一刀「お前達に問う今の世界は平和と言えるのだろうか、漢王朝は既に死に絶え、

   諸侯達は己の手に大陸を手にしようと争い、力無き民は生きる為に悪事を行う。

   そんな世界は変えなければならないのではないか?」

 

兵士1「だからこそ、鳳薦様のお力で大陸に平和をもたらすべきなのでは」

 

一刀「争いの果てに、多くの人間を殺してか」

 

兵士1「それは、、」

 

兵士4「しかし、それで平和になるのならば。仕方のない犠牲です」

 

一刀「ああ、そうだろうな。百の人を殺して、千の民を救えるのならば、それは正しいことだ。

   だが、争いが生み出すのは平和だけでは無い、争いで幸せが生まれるのならば

   それと同数の悪意が生まれる。そして、その悪意が犠牲の元作りだした平和を壊す」

 

一刀は思い出す、彼女たちのあの笑顔を仲間が友が、

敵だった者でさえ共に笑いあえた美しき一つの物語の終焉。

しかしそんな平和も争いの間に生まれた悪意によって壊れてしまった事を

 

 

兵士4「ならば、如何すれば良いと、争いで生まれた悪意が平和を壊す。

    だが、争わなければ平和は作りだせないではないですか、

    争わずに、皆で平和にしましょうとでも叫べば良いと、そう言うのですか」

 

一刀「いや、世界を動かすのは言葉でも気持ちでも、ましてや優しさなどというモノでも無い。

   世界を動かすのは行動と力だ」

 

兵2「ならば、どうするのですか、鳳薦様、貴方は」

 

一刀「、、悪が完全なる正義に殺されるのなら、人は悪意の憎しみの復讐の愚かさを知る。

   人は悪意による悪行を踏みとどまる事が出来る。

   憎しみを忘れることはできなくても、正義の尊さを知り、平和の為に生きようと、

   そう思う事が出来る。そうすれば人は、世界は少しだけ前に進む」

 

 

兵2「鳳薦様はその正義になろうとしているのですか」

 

その言葉を聞いた兵達は羨望の眼差しで一刀を見る、しかし一刀は否定するように顔を逸らす

 

一刀「劉備に孫策、曹操。正義ならば既にこの大陸にある。必要なのは悪の方だ」

 

兵1「悪ならば盗賊に江賊、この大陸に数え切れぬほど居るではありませんか」

 

一刀「その者たちも元は普通の民、生きるために仕方なく悪行を行った者を

   悪だとお前は言いきれるのか?」

 

兵1「鳳薦様はその者たちを殺す我らこそが悪だとそう言うのですか」

 

一刀「いや、人を救うためにやっているのだから、お前達も悪ではないだろう」

 

兵4「ならば、一体盗賊達と我々どちらが悪人であると言うのですか」

 

一刀「前提が間違っているのだ。生きるため、誰かを守るために悪行を行う者は咎人だろう。

   だが悪人では無い。そして咎人を裁く為に人を殺す者もまた悪人では無く罪人だ」

 

兵士4「ならば貴方は世界に、、は居ないと」

 

一刀「ああ、この大陸に完全な悪は居ない、故にこの世界に完全なる正義も無い」

 

一刀「だからこそ、俺は完全なる悪となる。世界に平和をもたらす為に。

   それが、俺が曹操の元に居る理由だ」

 

兵士達「「「なっ、、、、、」」」

 

一刀「一切の理由なく争いを起こし、道理は無く、自らの欲望の為だけに人を殺す。

   誰からも愛されず、その行動に一切の釈明は無い、死ぬ時は誰一人悲しむ者は無く、

   その者を殺した者が完全な正義だと民衆に支持される。

   そんな者になる為に俺は曹操の元に居る。その準備をする為に」

兵士達はその言葉を聞いて動く事が出来ずにいた

 

 

兵士達には解らなかった、何故この人がそんなことを言うのかと。

この人は今、自分は多くの人間を理由なく殺すと、悪行を行うとそう言った。

 

兵士1「(ならばこの御方は悪だ、盗賊よりも醜く、憎まれるべき存在。)」

 

兵士2「(だがしかし、なぜ自分にはこの人を憎むことが出来ない、、)」

 

兵士3「(憎むことなど、蔑むことなど出来る筈がない。俺は知っているんだ、この人を)」

 

兵士4「(この人は優しく、そして誰よりも平和を望んでいる。だからこそ、悪になるんだ)」

 

兵士5「(馬鹿だ、愚かだ。鳳薦様は。だが、なぜ、どうして)」

 

兵士達「(どうしてこんなにも、輝いて見えるんだ)」

 

そんな一刀の姿を見て、思い出すのはあの時の光景。

揺るぎない信念と大義を持って戦場を架けたその姿。

何者にも侵されることは無い、生まれて初めてみた英雄と呼ばれるべき人間の姿

 

 

兵士6「(変わらない、この人はあの時と何も変わらない。変わるはずなど無い)」

 

一刀「俺の話はこれで終わりだ。このまま俺と共に歩むか否か、それは個人で決めてくれ」

 

兵士1「もし、共に歩まぬ言ったなら。鳳薦様はどうなさるのですか?」

 

一刀「お前達がなんと言おうと、俺は自分の道を行く。

   いや、もう既に歩みだしている」

 

 

そう言うと一刀は懐から黒い仮面を取りだした

 

兵士2「それは、まさか」

 

一刀「ああ、絶対悪、夜王とは俺の作ったもう一人の俺。悪として正義に殺される道化の名。

   これが俺の歩む道だ。俺と共に歩むのならば相応の覚悟をしろ」

 

兵士達「「「、、、、」」」

 

兵士4「一つだけ、聞きたい事がある」

 

一刀「なんだ、」

 

兵士4「悪が絶対の正義に殺されることで、平和が訪れると貴方は言った。

    つまりそれは悪となり、その最後に自ら殺されることを選ぶと言う事なのか」

 

兵士達「「「「はっ、、、」」」

 

それに気づいた兵達は驚きを隠せなかった

 

 

一刀「ああ、そうだ」

 

兵士4「なぜ、そんなことを」

 

一刀「それが俺がここに居る理由だからだ」

 

兵士4「ならば貴方は、死ぬために生きてきたと」

 

一刀「仕方のないことだ、犠牲の果てにあるモノそれを平和と呼ぶ」

 

兵士4「自分を犠牲にして作りだす平和など、貴方は何も手に出来ない。

    そんなこと間違っているはずだ」

 

一刀「しかし、そうしなければ人は平和を得られない」

 

兵士4「だとしても、生きている理由が、意味が」

 

一刀「俺の生きている意味は死の先にある」

 

兵士4「死ぬだけの人生なんて間違っている」

 

一刀「俺はその為だけに生きてきた、今までも、そしてこれからも」

 

兵士4「っっ、」

 

一刀「俺の行動で平和が得られるのなら、俺が死ぬ意味はある」

 

兵士4「何故、そこまで」

 

一刀「誓ったからだ、全てを失った時必ず平和を、俺の理想を取り戻すと」

 

兵士4「、、、、、、」

 

一刀「さあ、どうするか選べ。正義の為に生きるか、悪となって死ぬか。

   そのどちらかを」

 

 

兵士達は一刀を見る、己の道を決めるために

 

兵士1「何も変わっていない、この御方はあの時と同じだ。

    目には信念が宿り、背には大義を背負っている。

    ただ一つ違うのは大衆に正義では無く、悪と呼ばれる事だけ」

 

兵士1「ならば、何を迷う事があるのか、、」

 

兵士4「ああ、そのとうりだ。何も迷う必要など無いはずだ」

 

兵士2「そうだ、俺達は決めたんだ。あの時に」

 

兵士3「ああ、鳳薦様と共に歩むと」

 

兵士達「「「  そうだ  そのとうりだ  ああ  」」」

 

 

兵士達は一刀を真っ直ぐと見つめる

 

兵士4「鳳薦様、貴方の歩む道は間違ってはいない」

 

一刀「いや、間違っているだろう。俺の行動によって多くの人が犠牲になる。

   現に俺は今、お前達を犠牲にしようとしている」

 

兵士4「違う、もし世界が貴方は間違っていると言うなら、間違っているのは世界の方だ。

    だから、俺達は貴方と共に歩む、たとえ愚かだと言われても」

 

一刀「、、、、そうか、馬鹿だな。お前達は」

 

兵士1「貴方程ではありませんよ」

 

兵士達「「「  ああ  そうですよ  まったくだ  」」」

 

兵士達は笑いながらそう言った

 

一刀「そうだな、、、、、、ありがとう」

 

 

・・・・夜は深くなる、月を消し去り。太陽を空に輝かせるために・・・・

ある日の昼軍議の後、一刀は凪達に武術を教えていた

 

一刀「真桜、沙和、もっとよく見て攻撃して来い」

 

真桜「でゃららー」  ギュイイー

 

沙和「はあああー」  ブンッ

 

一刀「遅い、」     フッ

 

一刀は真桜達の攻撃を苦労せずに受け流す

 

一刀「お前達の攻撃は遅すぎる、それにもっとよく見て攻撃しろと言っているだろう」

 

沙和「はあ、はあ、沙和達が、遅いんじゃなくて一刀様が速過ぎるだけなの」

 

真桜「はあ、はあ、それに、ウチらが何処攻撃しても全部受け流すんなら、

   はあ、はあ、何処見ろっちゅうねん」

 

一刀「凪はお前らより攻撃は速いし、何処に攻撃すれば効果的か考えて攻撃していた」

 

真桜「ウチらと凪を比べんで欲しいわ」

 

沙和「そうだよ~、凪ちゃんは沙和達の中で一番強いの」

 

一刀「お前達も素質はあるんだ、本気でやれば凪にも追いつける」

 

真桜「そう言って貰えるのは嬉しいんやけど、ウチもう限界や」

 

沙和「沙和ももう立てないの」

 

一刀「もう少し頑張れないのか?」

 

真桜「だいたい凪はもう休憩でウチらだけ鍛錬なんて不公平やないの」

 

沙和「そうなの、凪ちゃんだけ休憩なんてずるいの」

 

一刀「お前達が遅れて来たから長引いてるだけだろ。やってる時間は凪と変わらない」

 

真桜「もーうーむーりーやー」

 

沙和「たーてーなーいーのー」

 

一刀「、、、わかった。今、凪に飲茶の準備をさせている、それが終わったら休憩にする」

 

真桜「なんや、そうならそうと言ってくれたらええのに」

 

沙和「そうなの」

 

一刀「わかったら、あと少しがんばれ」

 

真桜&沙和「「はーい(なの)」

 

 

凪「お疲れ様です」

 

一刀「凪も準備ありがとな」

 

凪「いえ、これくらい」

 

真桜「うう~、疲れた~」

 

沙和「もう駄目なの~」

 

凪「真桜、沙和、しっかりしろ。ほら冷たいお茶だ」

 

   ゴク  ゴク  ゴク

 

真桜「ぷはー、生き返ったわ」

 

沙和「はー、凪ちゃんありがとうなの」

 

凪「ああ、」

 

一刀「凪、アレ出来てたか?」

 

凪「はい、しっかりと凍ってました」

 

そう言うと凪は何かの塊を皿にもって、全員に配った

沙和「これ何なの、凪ちゃん」

 

凪「一刀様が作った、しゃーべっとという物だそうだ」

 

沙和「しゃーべっと?」

 

一刀「簡単に言うと果物を細かく摩り下ろして凍らせた物だ。

   暑いときにちょうど良いと思うぞ」

 

真桜「へーそうなんや、いただきまーす」

 

沙和「わー、冷たくて美味しいの」

 

凪「美味しい」

 

一刀「喜んでもらえて良かったよ」

 

 

華琳「あら、美味しそうな物を食べているわね」

 

そんな時、華琳達がやって来た

 

一刀「どうしたんだ、何か用か?」

 

華琳「ええ、凪達の訓練をしていると聞いて見に来たのだけれど。今は休憩中のようね」

 

一刀「適度に休憩は取った方が良いからな」

 

季衣「兄ちゃん達、それ何食べてるの?」

 

沙和「しゃーべっとなの、華琳様達も食べますか?」

 

華琳「あら、いいのかしら」

 

一刀「凪、華琳達にもよそってやってくれ」

 

凪「はい、どうぞ華琳様。春蘭様達もどうぞ」

 

華琳「ありがとう」

 

春蘭「ああ、」

 

華琳「へえ、結構おいしいわね」

 

流琉「冷たくて美味しいですね、秋蘭様」

 

秋蘭「そうだな」

 

 

シャーベットを食べ終わった後

 

春蘭「-----」

 

一刀「どうかしたのか?」

 

春蘭は一刀の事を睨んでいた

 

春蘭「貴様に頼みがある」

 

一刀「なんだ?」

 

春蘭「 私と、しろ 」

 

全員「「「「、、、、、、、、、、、」」」」

 

一刀「、、、なんて言った」

 

春蘭「何だ貴様は耳が悪いのか。わ、た、し、と、し、ろ、と言ったのだ」

 

一刀「、、、俺は慎みのある女性の方が好みなんだが」

 

春蘭「誰も貴様の好みなど聞いておらん」

 

華琳「春蘭、貴方一刀と何をするつもりなの?」

 

春蘭「??勝負です、今そう言いましたが」

 

秋蘭「姉者、次からはもう少しわかるように言ってくれ」

 

春蘭「??わかった、」

 

一刀「で、何で勝負したいんだ」

 

春蘭「簡単に言うとだな」

 

一刀「簡単に言うと?」

 

春蘭「貴様が嫌いだからだ」

 

一刀「、、、なるほど、とても簡単だな」

 

春蘭「そうだろう、わかりやすいだろう」

 

華琳「で、春蘭はどうして一刀が嫌いなのかしら?」

 

春蘭「はい、何と言いますか。存在が嫌いというか、何というか」

 

一刀「、、、、、そうか」

 

桂花「まあ、わからなくは無いわね」

 

一刀「、、、、、、、、、そうか」

 

春蘭「だから、スッキリさせるために私と勝負しろ」

 

華琳「そうね、一刀、春蘭とわかり合う良い機会になるかもしれないし。

   やってみなさい」

 

一刀「わかった」

 

こうして一刀と春蘭の勝負が始まった

一刀「言っておくが、お前じゃ俺には勝てないぞ」

 

春蘭「はっ、戦う前からそんなことがわかるか」

 

一刀「反董卓連合の時に負けただろ」

 

春蘭「あっあの時は本気じゃなかったんだ」

 

一刀「そうか、」

 

秋蘭「華琳様はどちらが勝つと思いますか?」

 

華琳「そうね、実力的にみるなら一刀でしょうけど、春蘭にも頑張ってほしいわね」

 

秋蘭「そうですね」

 

春蘭「行くぞ、鳳薦」

 

一刀「ああ、」

 

 

春蘭「はあああー」  ブンッ

 

最初に動いたのは春蘭、力を込めた一撃を一刀に放つ

 

凪「速い、」

 

真桜「さすが春蘭様」

 

一刀「  遅い  」  フッ

 

一刀は受け流し、春蘭に反撃を放つ

 

春蘭「なあっ」    ギンッ

 

一刀「防いだか、なら」 

 

一刀は攻撃を春蘭に放つ 

 

春蘭「ぐっ」

 

春蘭はそれを紙一重で防いだ

 

一刀「、、、」   

 

一刀は静かに連撃を繰り出す

 

春蘭「くっう」

 

春蘭は何とかその場から逃げだす

 

 

真桜「すご、一刀様こんなに強かったんや」

 

桂花「あの、春蘭が手も足も出ないなんて」

 

季衣「春蘭様、頑張ってください」

 

春蘭は距離を取り、剣を構えなおす

 

春蘭「、、、、、」

 

一刀「、、、、、」

 

流琉「攻撃があんなに速いんじゃ、春蘭様どうやって戦うんでしょうか」

 

沙和「う~ん。距離を取って戦った方が良いと思うの」

 

春蘭「ふん、どう戦うかなど決まっている」

 

桂花「どう戦うのよ」

 

春蘭「近づいて、ぶったたくだけだ」

 

桂花「あんた、馬鹿でしょう!!」

 

春蘭はそう言いながら一刀に突っ込む

 

 

一刀「ふふ、」

 

春蘭「なんだ、おまえまで私を馬鹿にするのか!!」

 

一刀「いや、それが正解だ。春蘭」

 

一刀は攻撃を受け流しながらそう呟いた

 

一刀「実力差のある相手に距離を取っても、追い込まれていくだけだ。

   恐れていては何もできない、あらゆる戦場において重要なのは

   不安定な勝算に賭け、不確定な勝利に己を投げ込むこと。

   自身への信頼と誇り。つまりは少しの勇気

   お前はそれをわかっている、一流の武人だ」

 

春蘭「そっそうか///」

 

一刀「だが、それでも俺には届かない」

 

春蘭「わっああ」

 

一刀の刀が春蘭の首に押し当てられている

 

 

一刀「俺の勝ちだな」

 

春蘭「ううう~、まだだ、まだ負けてないんだ!!!」

 

華琳「春蘭、今回は貴方の負けよ」

 

春蘭「かっ華琳様。」

 

華琳「春蘭」

 

春蘭「、、、わかりました。だが鳳薦、次にやる時は負けないからな!!」

 

一刀「ああ、楽しみにしてるよ」

 

春蘭「、、、、、」

 

一刀「どうした」

 

春蘭「なんだか、お前の顔を見ていると胸がムカムカしてくる」

 

一刀「、、、、、そうか」

 

そうして時間は過ぎて行った

  後書き

 

今回で話の全容が見えてきたと思います。

こんな感じで進んで行きます。

 

これからも応援いただけると幸いです。

 

後半はあまりうまく書けませんでした、、

申し訳ありません。


 
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