No.162780

真・恋姫無双~災厄の御使い~ 第零幕

reconさん

真・恋姫無双の二次創作です。初投稿ですがどうぞよろしくお願いします。

2010-08-02 18:39:52 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1590   閲覧ユーザー数:1441

 

 

 

 時は今より約千八百年前。王朝漢の衰微に従い大陸の治安が悪化し、贈賄や略奪が日常的に行われるようになった時代。この時代が、のちに三国志時代といわれる時代の初期である。

 

 

 

 そんな時代に、覇道を歩み大陸を平和にしようという少女がいた。

 そんな時代に、自国の平和を願い乱世を駆け抜ける少女がいた。

 そんな時代に、多くの民の笑顔を望み正義のために生きる少女がいた。

 

 

 

 

 三人は平和を願っていた。

 平和を願う民のために平和を願っていた。

 自分の理想のために平和を願っていた。

 しかしそのためには力が必要だということを知っていた。

 だから、彼女たちは力を欲していた。

 

 

 

 そこに不吉な、しかし縁起のいい予言が流れ始める。

 

 

 

 

「一陣の流星とともに現れし天の御使い、この大陸に大いなる戦禍と安寧をもたらすであろう」

 

 

 

 

 当然、この予言は民に不安を与えた。しかし同時に、この予言は民に希望を与えた。

 この予言が与えたのはそれだけではなかった。この予言はその者たちが心に抱くものが野心であれ、理想であれ、三人の少女を含めた力を欲する者に大いなる戦禍と安寧をもたらすほどの力というものを夢見させた。無論、ほとんどの者たちはその予言を胡散臭く思いながらだが。

 

 

 

 

 そして、この大陸に善政を敷き英雄と評されることとなる三人の下に一人の天の御使いが飛来する。

 天の御使いが大陸に舞い降りたことをきっかけとするかのように、三人は各々の道を進み始める。三人の道は史実が示すように長く険しいものであり、進む道が交錯することもあるだろう。

 しかし、史実に異分子が混ざった時点で、歴史に歪みが生じるのは当然の理。

 果たしてこの御使いの登場で、歴史はどのように変わっていくのだろうか――。

 

 

 
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