何も知らないアンタなんかにそんな言葉口走って欲しくなかった。

どれだけ僕の心を縛り付けたか知ってるのかな。

「成長してないね」

「あのコは出来るのに･･･」

子供はちょっとした言葉でもキズつくんだよ。

知ってる？

僕を違うコと比べないで。

僕は僕、人は人

僕らの様な学校に馴染めないコを守る場所なのに、何故僕らが追い出されなきゃならない？

まぁいいよ、閉めてくれても。

僕らは学校に来ないだけだから。

キズついた心とは裏腹に、強気な言葉ばかりが出てくる僕の口は

キズついた心を見せない様にと気にしていない風を見せた。

本当はキズついてるんだけど･･･

本当に学校へ行きたくなかった。

アンタに逢いたくなかったから。

また何言われるかってビクビクしながら行ってたの、

知ってる？

しらないよね？(笑)

そのぐらいにしか僕らの事を思ってないって事だよね？

･･･

いいよ。思ってくれてなくても。

僕は大人が嫌いだから。

だけどアンタの口走った言葉で僕は自傷行為に走ったっていうのは覚えといてよね。

アンタの後ろ姿を眺めながら心の中で囁いた。

「･･･アンタ何かキラいだよ」