歌は、とても好き。

喉が痛くなってもずっとずっと歌っていたいくらい。

だけど

僕の歌は下手すぎた。

好きな事には変わりないけれど、

下手なんだ。

ちゃんと練習すればいろんな人を幸せに出来る程の歌声が出せるんだろうけど

僕は諦めた。

綺麗な歌声をネット上で広めて、

沢山のファンのいる人達はとても、とても遠い存在で

住む世界が違う様な気がする。

泣きたくなった

こんなにも歌う事がすきなのに、

なんで下手なんだろうって。

人前で歌う事が怖くなった。

友達の前なら鼻歌程度で出来るけど

絶対に歌わない･･･

歌いたくない。

下手だね。

って思われたくないから。

下手とは思っててもきっと気を遣って

「上手だよ」なんていわれても嬉しくない･･････

もっと　沢山の音を出したい

沢山の音を聞きたい

･･･いろんな人に聞いて幸せになってもらいたい

そう思えば思う程

僕は惨めになって、自分を責めて、自傷行為に浸る

変な感覚に陥って狂い始めた僕は

もう歌なんて文字は残っていなかった。