No.160849

夏の思い出?『魏』

karasuさん

ついやっちゃったんだ☆

ということで投稿です。反省はしている、後悔はしてない、またやっちゃうんだ☆

過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう

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2010-07-26 11:44:04 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:10683   閲覧ユーザー数:7301

この作品はキャラ設定が崩壊しております。原作重視の方はご注意ください。

 

時代背景等を一切無視して、著者がやりたいようにやってしまいました。

 

 

『魏』

 

 

 

霞「夏や!!」

 

真桜「海や!!」

 

霞&真桜「「すいか割りや!!」」

 

コンビ漫才のようなテンポとノリでそう叫んだ二人の視線の先には、緑色のボディに艶やかな黒いラインを走らせているスイカの姿があった

 

そして、その隣には……

 

一刀「夏というのは分かる。この暑さだ、むしろ夏以外のどの季節だというのだと思ってしまうほどだからね。海というのも分かる。三年前に皆を海に連れて言った時から、この時期には毎年海に来ていたからね。スイカ割りというのもまぁ理解できる。ある意味名物だ、そのスイカを何処で仕入れたのかは知らないが、そんなことは今はどうでも良い……今はね……。今重要なのはどうして俺がスイカの隣で頭だけ出して埋められているのかということだ。そして何で誰も木刀を持って殺る気満々の春蘭を止めないのかだ!!!」

 

長々と状況を説明し、自身の身の危険を訴えた一刀であったが、その訴えは誰にも聞かれることはなかった。一部の者は、春蘭の次は誰が挑戦するのかを話し合っており、他の者達は日除け用のパラソルの舌で優雅に飲み物を飲んでいた

 

そんな状況に一刀はガックリと肩を落とすが、身体は動かず、気持ちだけ落ち込んでいた。そしてふと隣を見ると

 

貂蝉「つ、土に埋められている…ご、ご主人様。ハァハァ/////」

 

 

 

 

一刀(目を合わせたら持ってかれる……。色んな意味で持ってかれる……。きっと俺は何も見ていなかった)

 

ジリジリとにじり寄ってくる巨大な化けm……乙女に異様なまでの威圧感を感じた一刀は、その威圧感に押しつぶされないためにも何も見なかったことにしようとした

 

貂蝉「ぬーん……」

 

中々消えない威圧感に耐え切れなくなった一刀は、恐る恐るそちらの方を向くが、そこには既に乙女の姿はなく、ただ日の光に焼かれている砂浜が広がっていた

 

一刀「なんだったんだあれは……」

 

そう呟いき、どことなく安心感に包まれた一刀であったが、他の皆の声ですぐさま現実へと引き戻される

 

霞「もうちょい右やで~」

 

桂花「え、左よ!! 左に行くの!!」

 

本来の目的どおりスイカを狙わせようとする霞

 

違った目的でスイカとは違った紅い飛沫をまき散らかせようとしている桂花

 

なぜか桂花の声の通りに進んでくる春蘭

 

ゆっくり、一歩一歩確実に一刀へと迫ってきていた

 

一刀「違う!! 春蘭!! もっと右だ!! そのままだと俺が……まさか!!」

 

一刀が気付いたときには既にとき遅く、春蘭は目の前まで迫ってきていた。そして……

 

春蘭「死ねーーーーー!!!!!!」

 

一刀「やっぱりかーーーーーー!!!」

 

真っ直ぐに振り下ろされた木刀は綺麗な弧を描きながら一刀の頭部へと迫ってきていた。刹那、一刀の脳裏に走馬灯が映し出された

 

一刀「こんなふざけた死に方出来るか!!!」

 

そう叫びながら一刀は、持てる力すべてを使い首を左方向へと傾ける。そして、次の瞬間には一刀の廻りを砂煙が包み込んでいた

 

春蘭「はずしたか……」

 

そう呟きながら目隠しを外した春蘭の握る木刀の先では、一刀が涙目でプルプルと震えていた

 

一刀「外したかじゃないだろう!! てか殺す気満々すぎるだろ!! それと桂花!! 露骨に不満そうな顔するなよな!!」

 

霞「次ウチの番~!!」

 

一刀「人の話を聞けーーーーー!!!」

 

一刀の叫びも虚しく、今度は霞が木刀を地に突き立ててグルグルと廻りだす。その間、一刀はただ地面を涙で濡らしていた

 

そして、霞は十回廻り終わるとしっかりと木刀を握り、先ほどと同じように真っ直ぐ一刀のほうへと歩み寄っていく。その口元に不気味な笑みを浮かべながら……

 

一刀(霞……一体何を企んでいるんだ……)

 

そう思いながらも一刀は何もすることは出来ず、ただただ待つことしか出来ない。そして、一刀と霞の距離が、丁度霞の身長ほどに達すると

 

霞「あ、躓いてもうたー」

 

なんとも棒読みな台詞と共に、霞は一刀のほうへと倒れこむ。そして、その大きな胸で一刀の顔を包み込む

 

一刀「ぐもも、ぐも。ぐもももももも」

 

霞「あん。一刀。こんなところであかんて♪」

 

まったく身動きが出来ない一刀は霞にされるがままになっていた。霞も霞で、それを良いことにぐいぐいと自分の胸を押し付けていく。しかし、廻りがそれを黙って見逃すはずもなかった

 

『ゴゴゴゴゴゴゴ』

 

一刀(なんだ……この異様な気配は……寒気?? バカな、今は夏だぞ。風邪をひいているわけでもないし)

 

一刀がそんなことを考えていると、霞が急に動きを止めてネコ耳と尻尾を生やして、そそくさと逃げ出していく。その後ろ姿はまさにネコであった

 

そして、視界がクリアになった一刀の前にはこの世の終わりが広がっていた

 

華琳「何か言い残すことはあるかしら?」←『絶』を片手に最高のスマイル

 

一刀「華琳!! 違う、というか一連の流れ見てたでしょう!? 俺にどうしろと!!」

 

華琳「問答無用!!!」

 

一刀「あんぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

こんなひと夏の思い出

 

 

 

 

どうも始めましての方は始めまして、そうでない方はいつもお世話になっております。karasuです。

 

いかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたでしょうか?

 

今回は夏なかんじの単発ものです。そして私の息抜きです。いや~白蓮√が中々書けませんでね。

 

今回は魏編ということでしたが、できれば蜀、呉も書けたらなと思っています。その前に白蓮√を翔って言う感じなのですがね……HAHAHA☆

 

こんな感じで夏もので、あの娘を書いてくれ~ってのも待ってますのでコメント等で気軽にリクエストください。

 

それでは、これからも何かと目にする機会がありましたら、過度な期待はせずに生暖かい目で見てください。

 

karasuでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の夏は暑すぎる!!! 私の部屋がアマゾンに!?


 
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