No.160685

真・恋姫無双 夜の王 第2話

yuukiさん

真恋姫無双 夜の王第2話
第1話の続きです

2010-07-25 21:42:14 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:18584   閲覧ユーザー数:14666

この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。

 

また、一部キャラを否定する場面もございます。

 

ご理解をお願いいたします。

 

今回の作品が3作目となり、この作品で見習い卒業となります。

まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、

こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。

・・・・男は思い出す、彼女たちのあの笑顔を仲間が友が、敵だった者でさえ、

    共の笑いあえた美しき一つの物語の終焉。

    、、、そしてどんなことをしてもその物語を取り戻すと決めた

    自らのあまりに愚かな選択。

    たとえそれで全てを失うことになろうとも、必ず叶えると決めたその理想を・・・・

 

 

一刀が目を覚ますと見慣れぬ部屋に寝されていて、

周りからは何か言い争う声が聞こえていた。

 

???「だいだい、なんの確認もしないで飛び蹴りするなんて、軍師失格なのよ!」

 

???「なっなにを~!自分だってその場に居たら同じようなことしたくせに!

    自分を棚に上げて人を責めるなんて、そっちは人として腐っているのです!!」

 

???「なっなんですってー!!」

 

体を起こすと傍にいた董卓が安心したように声をかけてきた

 

董卓「気がついたんですね」

 

一刀「、、、ここは?」

 

董卓「はい、ここは私の屋敷です、音々ちゃんの飛び蹴りで気絶してしまっていたので

   お連れしたんです。」

 

董卓は申し訳なさそうに少し顔を俯けながら答えた

 

一刀「そうか、手間をかけさせてごめん、それとありがとう」

 

董卓「いっいえ、私の方こそごめんなさい////(へぅ~かっこいいだけじゃなく、やさしいよ~)」

 

てっきり責められると思っていた董卓は顔を赤らめながらそんなことを考えていた

 

???「あー!!、やっと気が付きやがりましたね!!」

 

そんなことをしていると言い争いをしていた小さい方の女の子が話しかけてきた

 

???「だいだい、お前が紛らわしい真似をしていたのが悪いのです!!」

 

董卓「音々ちゃん、私はこの人に助けてもらったんだよ?」

 

董卓が少し怒ったように言う

 

音々?「あっう~、 ごめんなのです」

 

小さい女の子は俯きながら董卓に謝った。

???「ふん、いいきみね」

 

小さい女の子と言い争いをしていた眼鏡をかけた女の子が笑いながらそう言った

 

董卓「詠ちゃん、音々ちゃんも悪気があってやったわけじゃないし、

   それに一番悪いのは華雄さんと音々ちゃんから逸れた私が悪いんだから、

   音々ちゃんをそんなに責めたらだめだよ」

 

詠?「ゆっ月が逸れたのは華雄と音々がちゃんと見てなかったからで」

 

董卓「詠ちゃん」

 

詠?「あっうう、ごめん月」

 

そんなやり取りの後に董卓は音々ちゃんも反省しているから許してあげてほしいと一刀に言い、

音々と呼ばれていた小さな女の子も、いちよう謝罪と取れなくもないような言葉をかけてきた。

 

一刀もそんなことを気になどしていなかったので、

(避けられたのに避けなかった自分にも責任があると感じながら)

即答でその謝罪を受け入れた。

 

詠と呼ばれていた女の子が一刀にいくつか質問をしようとしたが、

今日は疲れているだろうから明日にしようと董卓が提案したため、

渋々ながらそれを受け入た。

 

その後、一刀は「今日はもうゆっくり休んでください」と董卓に言われたので、

今日は寝ることにした

 

・・・・これから自分がするべきことを考えながら・・・・

次の日、董卓から軍議が終わったので今から話がしたいという連絡を受け、

一刀は董卓の元へと向かった

向かった部屋には董卓を始め、昨日の女の子2人と武官と思われる3人の女性が居た。

 

一刀「董卓を除いてこの場に居るのは5人だけ、信用できる部下だけを

    集めたというところか。」

 

一刀は誰にも聞こえぬようそんなことを呟いた

 

董卓「まずは改めて昨日の御礼を言いたいと思います。

   昨日は危ないところを助けていただき、ありがとうございました」

 

???「そのことに関しては、私からも礼を言いたい、

    昨日は私が護衛の任に就きながら董卓さまを危険な目にあわせてしまった。

    それを助けてくれたこと礼を言う」

 

董卓の言葉が終ったのを確認してから、武官と思われるうちの一人も

御礼を言ってきた。

 

一刀「いや、それは俺が好きでやったこと、それに昨日はその原因が何にせよ 

   こちらも倒れたところを助けられている。だがらそんなに気にはしないでほしい」

 

一刀はそうはっきりとした口調で返すのだった。

 

詠?「じゃあ、落ち着いたところで本題に入るわよ。

   あんたにいくつか聞きたいことがあるわ、答えてくれるかしら」

 

眼鏡をかけた女の子が少しこちらを睨むようにしながら言ってきた

 

一刀「ああ、俺に答えられることは答えよう」

 

詠?「そう、じゃあまずはあんたの名前、なんていうの」

 

一刀「俺の名前は、ほ・・・」

 

・・・・一刀は思い出していた、この世界に来る前に筋肉だるま、もとい貂蝉としたやりとりを・・・・

    

    貂蝉「ご主人さまのしようとしていることを考えると北郷一刀と言う名は

       捨てたほうがいいかもしれないわね~」

    

    一刀「なぜだ?」

   

    貂蝉「これからご主人さまの行く世界はこの世界とは別の世界、

       けれども完全に別とは言い切れない世界、その世界で北郷一刀という名が

       何かしらの不利益をもたらすかも知れない、それに字も真名もないんじゃ

       目立ってしまうもの、あまり目立たない方がご主人さまもやり易いでしょ~」

    

    一刀「、、、なあ貂蝉、どうしてそんなに助けてくれるんだ?

       俺がやろうとしていることは誰かを傷つけることになる、

       けして善行なんかじゃない」

    

    貂蝉「けれどもそれは誰かを救うことになる、けして善行ではないけれど

       悪行でもない、なら私はご主人さまを応援するわ。

       ご主人さまがこのために死ぬような思いをして、自分の人格を変えてしまうほどの

       経験をしてまで力を手にしたのもしっているし。それに、、、」

    

    一刀「それに?」

    

    貂蝉「それに昔言ったでしょ、どんなことがあろうとも私はご主人さまの

       味方だって、ぐふふ」

    

    一刀「そうか、ありがとう貂蝉」

    

    貂蝉「いいわよ~ご主人さまの為だもの、それよりこれから行く世界に

       送った時のことなんだけど、ついた時に少し記憶に混乱がでている

       かもしれないけど心配いらないわ。

       ご主人さまのことだからすぐにきっと思い出すはずよ。」

    

    一刀「そうかわかった、後は名前をどうするかだけど、」

    

    貂蝉「それは私が考えてあげるわ、そうね***なんてどうかしら」

    

    一刀「そうだな、じゃあその名使わせてもらうよ」

    

    貂蝉「私がご主人さまの名付け親だなんてなんだか興奮するわね~、ぐふふ」

    

    一刀「・・・・」

    

    貂蝉「まあお話はこれぐらいにして、そろそろ送るわよ~」

    

    一刀「わかった記憶の件、本当に大丈夫なんだな」

    

    貂蝉「ええ大丈夫よ、安心して行きなさい」

    

    一刀「、、、貂蝉、本当にありがとな俺、お前のこと友達としてなら好きだったぞ」

    

    貂蝉「あら、ご主人さまの愛の告白うれしいわね~」

    

    一刀「はは、じゃ行ってくる」

    

    貂蝉「ええ、行ってらっしゃい、ご主人さま」

      

      「-----------------------」

    

    貂蝉「、、、行ってしまったわね。

       記憶のこと思い出さない方がご主人さまの為なのだけれど、

       ご主人さま、人格が変わっても大切な所だけは何にも変わっていなかったし

       思い出してしまうのでしょうね。

       、、、、もう私ったら何考えているの。

       惚れた男が決めたことは最後まで見守る、それが漢女の務めじゃない

       だから見ていてあげるわよ、たとえ誰も見ていなくても、

       私が最後まで見届けてあげるわ。

       とても愚かだけど尊いこの外史の終焉を」

 

    

 

 

 

 

 

 


 
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