No.160427

バカとテストと魔王様(のほのぼのライフ)

フォレスさん

通称バカとされている吉井明久には、幼馴染が一人いた。その名は「織田 政司」、あの織田信長の子孫である!!


バカテスのオリ主中心の小説です。
この小説では、明久が日本史と世界史がAランクの成績、英語と保健体育以外はBクラスの成績を持っていますのでそれが嫌な人はお帰りください。

続きを表示

2010-07-25 00:44:18 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:8018   閲覧ユーザー数:7750

 

【問零問から第五問まで振り分け試験の解答です、姫路のは後にさせた問題です】

 

問 以下の問いに答えなさい。

『調理の為に火にかける鍋を制作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。このときの問題とマグネシウムの代わりに用いるべき合金の例を1つ挙げなさい』

 

姫路瑞希の答え

『問題点……マグネシウムは炎にかけると、激しく酸素と反応するため危険であるという点

合金の例……ジュラルミン』

 

教師のコメント

正解です。合金なので鉄ではダメと言うひっかけ問題なのですが、姫路さんは引っかかりませんでしたね。

 

土屋康太の答え

『問題点……ガス代を払ってなかった事』

 

教師のコメント

そこは問題じゃありません

 

 

吉井明久の答え

 

『合金の例……炎をマグネシウムにつけると酸素と反応し激しく燃えるため』

 

教師のコメント

…………回答がずれてますがそれでも問題点は正解です。

 

 

校舎へと続く坂道の両側には新入生を迎えるための桜が咲き誇っていた。其の桜に眼を向けずにその坂道を走って登る生徒がいた。

 

「やばい!、新学期早々遅刻はやばい!!」

 

この生徒が本作のオリ主、織田 《政司|せいじ》(16)である。そんな政司の前に一人の生徒(政司勢力と明久勢力以外の通称バカ)が目に入った。

 

「あ、明久だ。おーい、明久!」

 

「ん?政司じゃないか!どうしたの?こんなところで」

 

「明久こそ、遅刻なのに、なんで、歩いてるんだ?」

 

政司は吉井 明久、通称学園一のバカとされている者の横に並ぶと乱れていた呼吸を整えながら明久に聞いた。

 

「先に深呼吸をしようよ政司、それと今の答えはこれから世話になるクラスの事を考えてたんだ」

 

「スーッ、ハーッ、スーッ、ハーッ………ん?明久なら調子が良ければギリギリA「吉井、織田、遅刻だぞ」」

 

校門前でドスの利いた声に呼び止められる。

 

「あ、おはようございます。西村先生」

 

「あ、鉄じ……じゃなくて西村先生。おはようございます」

 

「吉井、今鉄人と言いかけただろう。それとまず言わなければいけないことがあるんじゃないか?」

 

眼の前にいるのは、西村 宗一教諭。学校の生徒達からは「鉄人」と呼ばれている先生だ。

 

「えーっと…………今日も肌が黒いですね」

 

「……お前には遅刻の謝罪よりも俺の肌の色の方が重要なのか?お前はなんでだ、織田」

 

「………姉妹が(性的な意味で)襲ってきたため遅刻しました」

 

その言葉で周囲が凍った。

 

「……織田」「……政司」

 

「「強く生きろ(よう)」」

 

「……はい」

 

織田の姉を知っている西村教諭からは憐みの視線で、吉井からは同情の視線で慰めた。

※織田の姉と妹については後々話しますが、吉井の姉の玲とは盟友である。

 

 

「…っと、そんなことより」

 

西村教諭は、ポケットから二つの封筒を取り出し二人に渡した。

 

「これがお前たちのクラスだ」

 

「あ、どーもです」

 

「……ありがとうございます」

 

と明久と政司は封筒を受け取り、政司は封筒を開けて紙を見ると「織田 政司……Fクラス」。

 

「………本当に強く生きろ」

 

「………はい」

 

ちなみに政司は振り分け試験の際、姉妹と母に拉致されて二日間行方不明になった。

 

「それじゃ、僕も」

 

「吉井、今だから言うが」

 

明久が封筒を開けようとすると西村(教諭がメンドイ)が明久に話しかけた。

 

「俺はお前を去年の三月まで『もしかすると、吉井はとんでもないバカでとんでもないバカなミスをする奴ではないか』と思っていた、すまない吉井」

 

「…………………」

 

ビリビリビリ

 

西村が話している中、明久は淡々と封筒を開けて紙を取り出した。

 

「お前はとんでもない」

 

明久が紙を開くと「吉井 明久……Fクラス」。

 

「大馬鹿野郎だ」

 

明久達と西村の間に風か吹き桜の花が通った。

 

 

おまけ

 

「……明久」

 

「………ごめん、政司」

 

「………何があった?」

 

「……姫路さんが倒れて心配で回答欄を見てなかった」

 

「なら仕方ないな、一緒に頑張ろう」

 

「……ありがとう」

 

 

あとがき

 

初めての方は始めまして、知っている方はすいませんでした!!就職活動と仕事をして居たらすっかり忘れてしまいました!!その頃の設定も甘かったため改めて設定し直りて話を書いていきたいと思います。前の設定ではなかった転生者の設定も加えたので更に面白くさせたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。基本的には1週間に一話のペースで書いていくと思います。

今後とも「ほのぼの魔王シリーズ」をよろしくお願いします。

 

変更したとこ、明久の成績と過去、オリ主との関係、転生者の存在。

13/06/19

 

 

では次の話しで会いましょう。

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
5
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択