「おねーさんのなんでも相談箱のコーナーだ、今日の
相談はこちら『たくましマッスル』さんからのお便り
だ。「最近ルームメイトの理樹がよう、他のチームメ
ンバーとばかり遊んでてなかなか俺と遊んでくれねえ
んだ、俺はいったいどうすれば前みたいに理樹とたく
さん遊べるようになるんだ?」とのことだ。ふむ、な
るほど……そうだな、とりあえず君は理樹くんを遊び
に誘うときに語尾に「ホモだからな」と付け加えると
いい。では今日はこれまでだまた次回お会いしよう。
「うおおおお! 理樹が荷物まとめて部屋から出てい
っちまったじゃねえかぁ!?」
「今日の相談はこちら『まーん! という掛け声が意
外に気に入ってしまった』さんからのお便りだ。「せ
っかくメンバー全員分の手作りリトルバスターズジャ
ンバーを作ったのに誰一人として着てくれないんだ、
どうすればみんなでおそろいのジャンバーを着てもらえると思う?」か。ふむ、君はひょ
っとして腕を怪我したときに頭も打ったのではないのか? 一度病院へ行ってみることを
勧めよう。」
「病院へ行ったが医者も看護士もだれもジャンバーを着てくれなかったぞ?」
「今日の相談はこちら『スクレボ最新刊はまだか?』さんからのお便りだ。「なぜだか周
りからロリ扱いされてしまっているうえに実の妹までがゴミを見るような目で俺を見るん
だ、俺はどうすればこの誤解を解けると思う?」だと? まあ誤解も何も事実だから仕方
あるまい。全校生徒諸君、十二歳以下の妹がいる人は三年の棗恭介には十分注意してくれ
たまえ。いや、我々が高校生だからといって油断するな。特に二年のクドリャフカくんは
彼のストライクゾーンど真ん中だ、気をつけることだな」
「うおおおおお!? 全校放送で実名さらしてなんてこと言ってくれやがるんだ!」
「今日の相談はこちら『名前を噛まないでくださいます?』さんからのお便りだ。「最
近ライバルとの戦いに負け越しておりますの、悔しくてたまりませんからどうにか勝て
る秘策を授けてくださるかしら?」か。う~む、おねーさんとしては年頃の女の子が殴り
あいをするのはどうかと思うが……あえて言うなら手強いライバルに打ち勝つには修行を
して強くなるのがお約束ではないだろうか? ここはまずオーソドックスに滝行からはじ
めてみてはどうかな?」
「ゲホゲホッ、な、棗鈴! 勝負ですわ! ゲホッ、修行の……ゲホッ、成果を見せて…
…ゲホッ、差し上げますわ! ゲホゲホ……」
「いや、それはかまわんがお前なんか戦う前からもうフラフラじゃないか?」
「お、お黙りなさい! 覚悟……なさい……ま……せ……」
「おい!? じゃじゃみ!? しっかりしろ! 死ぬな!」
「今日の相談はこちら『特技はツッコミしかありません』さんからのお便りだ。「最近な
んだか僕の幼なじみたちが変なんです、ロリだったりホモだったり頭のネジが飛んでたり
で……お願いです、助けてください!」か。すまんな少年、悪いが彼らにつける薬はどこ
にもあるまい。代わりといっては何だが私でよければいつでも慰めてあげよう。遠慮なく
この胸に飛び込んでくるといい、おねーさんはいつでもウェルカムだぞ」
「理樹、どこに行くんだ?」
「ああ鈴、ちょっと来ヶ谷さんの胸に飛び込みに……」
「死ねッ! ド変態!」
「ぎにゃあああ!」
「今日の相談はこちら『愛想無しで大いに結構』さんからのお便りだ。「私は校内で風紀
委員をしているのですが、近頃校内で一番の問題児集団の奇行に拍車がかかってきたので
調べてみたところこの相談コーナーを利用した結果だということが判明しました。近々お
伺いいたしますので覚悟しておいてください」か、ふむ……潮時ということだな」
「佳奈多さん、放送室はもぬけの殻です!」
「草の根分けてでも探しなさい、ストレルカにも協力を仰いで!」
※『おねーさんのなんでも相談箱』は容疑者……もとい担当者の行方がつかめなくなった
ため打ち切りとなりました。今までご拝聴ありがとうございました。次回からのこの時間は
『文学少女ミオチンによるカップリングのイロハ』が始まります、こうご期待
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