No.160097

太陽みたいな君と乙女♪-恋姫†乙女伝-

月千一夜さん

ノリと勢いだけですww
これを読んだ人が『誰だ、こんな馬鹿なの書いた・・・の・・は・・・・は?』ってなればいいなと思って書きました

2010-07-23 21:28:49 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:35073   閲覧ユーザー数:27070

~人は常に、何か・・・『刺激』を求めているものだ

それだけではない

 

人はいつだって、欲張りだ

 

 

 

今よりも楽しい毎日を

 

それが手に入ったなら、さらに楽しい毎日を

 

それが手に入ったなら・・・

 

 

繰り返し繰り返し繰り返し・・・いつまでも繰り返す

 

 

そうしていった先、果たして・・・終わりはあるのだろうか?

 

 

終わりだと思った途端、また新たな『刺激』を求めてしまうのではないか?

 

 

 

もう一度、言おう

 

 

 

人は、いつだって『刺激』を求めている生き物なのだと~

 

 

 

 

「そんなわけで、今・・・猛烈に彼女が欲しいんだ」

 

「待て、今の長ったらしい前置きのオチがそれなのか?」

 

 

朝の通学路

俺の隣を歩く幼馴染は、心底呆れたよう溜め息をついた

 

銀色の髪をして、黒いジャージを着込んだ彼女の名前は・・・【黒崎 夕華-クロサキ ユウカ-】

あだ名は【華雄】

夕華と華雄、言い方がなんか似てるなってことで・・・三国志好きな俺が勝手につけたあだ名なんだが、本人もとくに嫌じゃないみたいだからそう呼んでいる

 

その彼女に呆れたように見られる俺・・・名前は【北郷一刀】

彼女いない歴=年齢な、ちょっとお茶目な聖フランチェスカ学園に通う二年生

 

いや、正しくは『今日から』二年生だな

 

 

つまり、俺が何を言いたかったかというと・・・

 

 

「今年こそ!彼女をつくって、寂しかった学園生活をバラ色にしてやる!」

 

 

・・・というわけである  敬具。

 

 

 

「馬鹿だな・・・」

 

そんな俺の力説も虚しく、隣を歩く華雄はまたもや溜め息

やれやれ、こいつ・・・俺がどれだけマジだかわかってないな?

 

思えば去年は散々だった

入学当初は気軽に女子の方からも話しかけてくれたのに、ある日突然避けらるようになるし

こっちから話しかけても、顔を真っ赤にしながら怒って走っていっちゃうし

まともに話しかけてくれる女子は、幼馴染の華雄くらいなもんだった

 

そういえば、そのことを相談したときも・・・コイツに溜め息つかれたっけ

しかも『鈍すぎだ、この馬鹿』という、お叱りつきで

 

くっそ・・・俺がなにしたっていうんだよ!?

 

 

 

「とにかく!今年こそは、運命の出会いを見つけてみせるぜ!!」

 

「はいはい、ワロスワロス」

 

 

またもや俺の力説を軽く聞き流す華雄

話は終わったとばかりに、スタスタと歩いていく

 

 

「おい、こら華雄

さっきから冷たくないか?

もっとこう、応援とかしてくれてもいいじゃないかよ」

 

「誰がお前の応援などするものか・・・大体、そんな出会いとかあったら・・・私が困る」

 

「ん・・・何か言ったか?」

 

「っ・・・もげろって言ったんだ、この歩く公然猥褻物!」

 

「もげろって何が!?っていうかなんだ、その歩いてるだけで捕まりそうな嫌な名前は!?」

 

「知らん!下半身に手をあてながら自分で考えろ、この鈍感!」

 

「あ、おい、ちょっと待てよ華雄!」

 

 

なんか朝っぱなから、すごいことを叫びながら早足で歩いていく華雄

その後を追いかけようと、俺も足を進める

 

その瞬間・・・

 

 

 

「うわっ!?」

 

「はぅあっ!?」

 

 

 

俺は・・・いきなり飛び出してきた、一人の少女とぶつかってしまったんだ

 

「ってぇ・・・」

 

「おい、一刀!? 大丈夫か!?」

 

結構な勢いでぶつかってしまったらしい

少女と俺は二人とも、その場に尻餅をついてしまったぐらいだ

そのことに気づいて、慌てた様子で華雄が駆け寄ってくる

 

が、俺はそれを手でせいする

 

「俺は大丈夫だよ

それより・・・君、大丈夫かな?」

 

そう言って、俺は目の前で尻餅をつく少女に手を差し伸べる

長い黒髪の、背の低いその少女は一瞬躊躇った後に・・・恐る恐るという感じで俺の手をとった

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

「いいよ別に

それよりごめんね? 気づけなくてさ、怪我とかして・・・るな」

 

「ふぇ・・・?」

 

 

言いながら、俺は溜め息をつく

よく見れば少女の膝・・・そこから、僅かに血が滲んでるではないか

はぁ・・・何が運命の出会いだよ

いきなり女の子に怪我なんかさせて、ホント最低だな

 

 

「ごめんね・・・そうだ、これ使ってよ」

 

 

そう言って、俺はポッケからハンカチを取り出す

それを見て、彼女はブンブンと勢い良く首を横にふる

 

 

「そそそ、そんな申し訳ないですよ!!」

 

「気にしないでいいから、ほら・・・」

 

「あ・・・」

 

 

そんな彼女のことを華麗にスルーし、俺は持っていたハンカチを・・・彼女の膝に巻いた

これで、とりあえずは大丈夫だろ

 

 

「とりあえず、今はこれで大丈夫だろうけど・・・あとで、ちゃんと消毒するんだよ?」

 

「・・・」

 

「? どうかしたの?」

 

「ああ、いっいえ! なんでもありません!」

 

「ならいいけど・・・って、ヤベ! もうすぐ、時間じゃん・・・それじゃ、俺もう行くから!!」

 

 

ふと見た時計

そこに表示された時間に焦りながら、俺は彼女に向かい手をふりながら駆け出した

 

すぐ近くには律儀にも待っていてくれた華雄がいた

だが・・・彼女は俺の顔を見るなり、何故か溜め息

 

 

「まったく、お前は・・・『また』か」

 

「なんだよ?」

 

「なんでもない、それよりも急ぐぞ・・・二年と三年の集合時間まで、もういくらもない」

 

「走る?」

 

「それしかないな」

 

「ですよね~」

 

 

仕方ない・・・かぁ

 

俺と華雄は一度顔を見合わせ、軽く頷きあう

それから同時に、その場から思い切り駆け出した

 

 

「そういえば・・・」

 

「ん?」

 

「今の女の子、うちの学校の制服だったよな」

 

「ああ、多分新入生じゃないか?」

 

「なるほど」

 

 

走りながら思い出すのは、先ほどの女の子

確かにフランチェスカの制服を着てたな

雰囲気がなんとなく初々しかったのは、新入生だったからか

 

しっかし・・・

 

 

「しょっぱなからこんなんで俺、運命の出会いなんてあんのかなぁ~」

 

「少なくとも、お前にはこないだろう

もっとも、あの女にとっては・・・」

 

「・・・?」

 

「なんでもない

お前は一生そのままだ・・・魔法使い候補」

 

「おまっ、なんてことを」

 

「いいから走るぞ、ほんとに時間がやばいんだ」

 

「マジだ!? 急ぐぞ華雄・・・って、はえぇ!?」

 

「悪いな一刀、先行くぞ」

 

 

ニヤリと笑い、一気に駆けていく華雄

その速さときたら凄まじく、もうすでに華雄の姿が見えなくなっている

 

ああ、あんの薄情者めぇぇぇぇ!!

 

などと心の中で叫びながら、時計を見やる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(^O^)<オワタ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそーーー!! ついてねえええぇぇぇぇ!!」

 

 

心の中なんかじゃなく、今度はマジで叫んだ・・・叫んだところで、結果は変わらないけどね

 

 

 

~『刺激』っていうか、俺が欲しかったのはきっと・・・『ワクワク』するような、そんな毎日だったんだと思う

 

毎日が楽しくて、退屈しない

 

そんな日常が、欲しかったんだ

 

 

 

この願いは、結果から言うと・・・叶うことになる

 

うん、確かに叶うんだ

 

けれど、それは・・・

 

 

 

 

 

 

「遅くなってごめんなのです、【亞莎-アーシェ-】」

 

「大丈夫、そんな待っては・・・【明命-ミンメイ-】?

その膝、どうかしたの?」

 

「はぅあ!? こここ、これはその・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が望んだ『ワクワク』よりも・・・遥かに度が過ぎていて

 

 

 

 

 

 

 

 

「【華琳-カリン-】様、何かあったのですか?

今日は、いつもよりもご機嫌が良い様ですが」

 

「【秋蘭-シュウラン-】貴女、わかってて言っているでしょう?」

 

「さて、なんのことやら」

 

「ふふ、まぁいいわ

さぁ早く学園に向かうわよ・・・一刀に会いに」

 

「御意」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むしろ、『ワクワク』を通り過ぎて、たまに『ドロドロ』したり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら【愛紗-アイシャ-】ちゃん、急いで急いで!」

 

「お待ちください【桃香-トウカ-】様!」

 

「待たないっ! 急がないと一刀さんを近くで見るための席が取られちゃうもん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでいて、たまに『ほっこり』したりしてさ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ【思春-シシュン-】、おかしなところはないかしら?」

 

「大丈夫です【蓮華-レンファ-】様、これならば北郷は蓮華様に目を奪われること間違いありません」

 

「そ、そうかしら?」

 

「ええ」

 

「ならば、急ぎましょう

早くしないと、華琳と桃香に席を取られてしまうわ」

 

「はっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、とりあえず・・・『退屈』だけは、絶対にしないような

 

そんな毎日が、俺のことを待っていたんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらあぁぁん、何かしら・・・イイ男の匂いがするわあああぁぁぁん♪」

 

「うむ! ワシのハートが、むねむねするのだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のは、正直いらないけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは・・・『退屈』なんかとはうんと程遠い、『刺激的』な毎日を過ごす

 

俺と、そして・・・たくさんの『乙女』からなる

 

 

 

どこまでも・・・どこまでも果てしなく、破天荒な物語

 

 

 

 

 

 

 

《太陽みたいな君と乙女♪-恋姫†乙女伝-》

 

  ~開†幕~

 

 

★あとがき★

 

勢いでやった、後悔はしてない

むしろ・・・清清しいくらいだ

 

溜めに溜めた妄想が、体中の穴という穴からまとめて出ていったような感じだ

すんません、自分でも何言ってるかわかりませんww

 

 

とりあえず・・・落ち着くまで、大体一週間くらい【魏伝】はお休みいたします

その間、ノリと勢いだけでこういうのを書いていこうって感じですww

 

どれくらい、勢いでやったかというと・・・

 

1、メインヒロインが決まってないw

 

2、華雄可愛いよ、華雄ww

 

3、壱話目から、既にカオスになる予感w

 

4、フランチェスカのくせに、華雄と一刀は寮に入ってないww

 

5、漢女率高しwwww

 

6、明治おいしい牛乳ウマー

 

・・・と、これくらいの勢いです

 

 

むしろこれを読んだ方が『誰だよ、こんな馬鹿みたいなやつ書いた・・・の・・は』って、感じになってもらえればちょっと嬉しい

なんか、悪戯に成功した少年の気持ちになる

 

うん、よくわかんないww

 

 

それでは、またお会いしましょうwwwwww

 

 

 

 

 


 
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