黄巾遠征から帰還してしばらく…とある休日に北郷親子は、街に出かけていた。
主な目的は、少し大きくなった小雪の服選びと、久しぶりの『外での食事』である。
小雪「ととさまと、かかさまと、いっしょ~」大喜びである。
服選びは順調に済み、お昼ご飯のために、ある一軒の食堂に入った。
店主「いらっしゃい!」
睡蓮「何食べましょうか……??あなた、あそこにいるの…」
そう言って、一刀の肩をたたき、その方向を指さす。そこには、特徴的な槍と共に…
一刀「ん?……!!趙雲!?」おもわず声が大きくなる。
趙雲「おや?名を呼ばれた気が……主殿!?孫権殿!?」
一刀「『あるじどの』?とゆうことは…星か?」
趙雲(以後、星)「何を今更…と言いたい所ですが、あの闇の後、某ひとりになりました故…無事で何よりです。」
一刀「星こそ無事でいてくれてよかった。でも、どうしてこの世界に?」
星「『この世界』?、どういう事ですかな?」
小雪「おーなーかーすーいーたー!!」もろ不機嫌である。
一刀「…昼飯のあと、場所を変えて話そう。」
星「そうですな。この子のことも含めて、いろいろ聞きたいですからな。」
食事の後、北郷家に皆で移動した。
---北郷家---
一刀「まあ、上がってくれ。」
星「ほうほう?ここが蓮華改め睡蓮殿との愛の巣なのですな?」
睡蓮「愛の…/////」
一刀「あんまりからかわんでくれよ?純粋なのは、変わってないんだから。」
やいのやいの言いながら、本題に入って…
星「すると、ここは荊州の長沙で、太守が孫堅殿と…本当に『同じ世界』ではないのですか?」
一刀「では、聞くが『あの世界』で『劉備玄徳』という人物に心当たりがあるか?」
星「いえ、まったく…ふうぅむ、難儀な話ですな。私たち以外にこっちに来ていないのですか?」
一刀「星が来てる以上、可能性は無でないが…そういう意味では、こっちの『趙雲』がいてもおかしくは無いな。」
睡蓮「そうなりますね。孫権がいたように…」
一刀「それにしても、二年以上どうしてたんだ?」
星「二年以上!?某が此処に…『この世界?』に来たのは、ほんの三日前ですぞ!?」
一刀「?、ああ、そうか…俺たちは、一度『俺の世界』を経由してるんだった。」
星「ほう?『主殿の世界』…興味ある話ですな?」
一刀「…睡蓮、あの【酒】出してあげて。おつまみはアレでいいから。」
睡蓮「はいはい…」主婦が板についてる睡蓮…
一刀「『俺の世界』の知識で作った【俺の世界の酒】だ。まあ、飲んでくれ。」
星「では一献………!!、癖は少ないのに、味は極上………素晴らしいですな。ポリポリ…このおつまみもいけますな。」
一刀「まあ、外史に関しては、解らないことだらけだ。あの肉ダルマも全てを知っていたかどうか…それに今は【太平妖術の書】も絡んでる。厄介なことこの上ないな。」
星「どう厄介なので?」
一刀「掻い摘んでいうと、『呂布が黄巾党を怖がるようになる』くらい厄介。」
睡蓮「掻い摘みすぎです!。呂布が『妖術に掛った黄巾党』を怖がったのは、事実だと聞いております。」
星「……でも、勝ったのであろう?」
一刀「対策を立てられたからな…」
更に、やいのやいの話が進み…
一刀「で、これから、どうするつもりだ?こっちとしては、武官が足りないから、来てくれるとありがたいが…」
星「この【酒】は魅力的ですし…そうしたいのは、やまやまなのですが…せっかく、『新しい世界』に来れたのです。色々見て回りたいと思います。」
一刀「それでいいと思うよ。少ないけど、路銀も渡しておこう」
星「かたじけない。では、縁があれば、逢いましょう。それでは、御免。」
北郷家を後にする星…
一刀「失敗したかな~?武官は欲しかったんだがな。」
睡蓮「しょうがありませんよ。彼女の性質は『雲』みたいなものですよ。風が吹けばこっちに来るかも知れません。」
一刀「そうだな…」
その後、明命に頼んで、劉備勢力と公孫瓉勢力に探りを入れてもらったが……
『趙雲』という武将、客将はいないし、過去にもいなかったそうである……
睡蓮「謎が増えましたわね…」
あとがき
どうもnakatakです。新たな異邦人を入れてみました。
正直、『趙雲』に関してのみ、ノープランです。どうすっかねぇ…
まあ、『萌将伝』楽しんだ後、考えます。それでは、また。
追記(7/22 17:55)
趙雲の扱いが決まった。ナイス俺ってかんじ。ヒントは100…
それじゃ、また。
Tweet |
|
|
54
|
2
|
追加するフォルダを選択
萌将伝発売前日…とゆうことで投稿はこれをもって小休止です。今回は、すこしかき回してみました。それでは、どうぞ。