No.157945

真・恋姫無双 外史外伝 「友への誓い」 18話 「巻き戻されし記憶」

暇人28号さん

こんにちわ
暇人28号です

今日、家の前にすごい人が
とおりました

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2010-07-15 20:24:29 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1453   閲覧ユーザー数:1350

真・恋姫†無双 十八話 

「巻き戻されし記憶」

 

桃香達と別れた後

俺は洛陽へと向かっていた

 

その途中で休憩のため邑に入ったのだが

邑に着く前に森で迷うという

大失態をおかしてしまう

 

大丈夫!真直ぐ進めばなにごとも

うまくいくはずさ!!

 

こういうときは

何事も前向きに考えることが先決である

そんな時・・・・

 

すぴぃーすぴぃー

 

後ろから誰かの寝息が聞こえる

振り向くと小さな銀色の子犬が

バイクの荷台の上で寝ていた

 

諒「なんだ・・・こいつ・・・」

 

俺が迷って苦労しているのに

気持ちよさそうに寝やがって・・・・

 

とりあえず

地面に下ろし

 

諒「もう乗ったりするなよ?

じゃあな!」

 

そのままバイクを押し始めた

しばらくすると・・・

 

テクテク・・・

 

チラッ

 

ついてきる・・・・

そのまま気にしないように

歩き始める

 

テクテクテクテク・・・・

 

チラッ

 

まだついてきてるし・・・・

俺はなんにも旨い物をもってないぞ?

 

スタスタ・・・・

 

俺は少し速めにあるく・・・

 

タッタッ・・・

 

走って追いかけてくる?

何故だ?

 

諒は基本的に動物に

好かれる・・・

いや・・・好かれすぎるタイプの

人間である

本人自覚はないが

 

子犬「ハッハッ・・・」

 

諒は諦めて立ち止まると

 

まるでペットの

ように隣にすわる

 

諒「おまえ・・・

俺になんかようか?

餌ならないぞ?」

 

子犬「ハッハッ・・・」

 

尻尾をパタパタと振るう子犬

はじゃれつくように飛び掛ってくる

 

諒「やっやめろ・・・くすぐってぇって」

 

子犬「グゥゥ・・・ガウガウ!!」

 

諒「あははは・・・・

人懐っこい奴だな・・・」

 

そんな時

 

???「鬼の血を引く穢わらしい者め!!」

 

諒「なっなんだぁ!?」

 

俺はその子犬をおいて

声の方に走り出した

 

急いで走っていくと

大勢の村人が一人の少女に

向かって罵声を吐いていた

 

???「穢わらしい鬼め

され!!」

 

一人がその子に向かって石を投げた

 

諒「あぶない!!」

 

俺は割って入りその子を石から守る

 

村人「!!なんだお前は!?」

 

諒「そっちこそなんだ

こんな女の子に罵声をあびせるばかりか

石をなげるだぁ?

どういう神経してんだ!!」

 

村人の長「旅の方と

見えるがその娘は鬼の血を

引いた穢わらしき者です

それをおいだしている所

邪魔をしないでいただきたい!」

 

村人達「そうだぁー引っ込めぇーーー」

 

諒「黙れ!!!!!!」

 

村人達「ひぃ!!?」

 

諒「鬼の血だぁ!?

だからどうしたぁ!!

穢わらしい者だぁ?

いいかげんにしろよ!!このいかれ集団!!」

 

村人の長「そうですか

邪魔をするならお主も同罪

おいださねばなるまい!」

 

村人達「そうだぁー穢れた奴に味方する奴も

やっちまえ!!」

 

村人達が一斉に石を投げ出す

 

諒「ちぃ・・・・」

 

俺はその子を覆い隠すように

その子を守る

 

女の子「!???」

 

諒「大丈夫かい君?」

 

女の子「あなた・・・

逃げて・・・」

 

諒「それは無理な相談だな

君みたいな子を置いていけるような

薄情もんではないからね」

 

その会話の途中にも石が

飛んできて次々に諒に当たっている

 

女の子「あっ・・・・」

 

ドガッ!!

 

諒の頭を村人が棍棒でおもいっきり

殴りつける

 

諒「がはっ」

 

倒れそうになるが

このまま倒れればこの子が

殺されかねない

意識が薄れいくなかで

覇気を最大まで開放する

 

諒「がぁぁぁぁぁ!!!」

 

村人達「・・・・・・・・・・・・」

 

村人は皆、覇気にあてられ

失神している

 

その瞬間、意識が途絶えた

 

 

 

目を覚ますと見知らない

場所にいた

 

諒「ここは何処だ?」

 

木でできた家らしいここは

どこなのだろうか?

 

少女「目が覚めた?」

 

部屋の奥から出てきたのは

白銀の髪に真紅の目の美少女だった

 

諒「君は?・・・」

 

琥珀「・・・琥珀・・・・」

 

諒「琥珀ちゃん?

ここはどこなんだ?」

 

琥珀「ここは私の家・・・」

 

諒「なんで君の家に俺がいるんだ?」

 

琥珀「あなたは私を助けた・・・

おぼえてる?・・・」

 

諒「いや・・・なにも・・・」

 

琥珀「あなた・・・名前は?」

 

諒「黒双・・・・諒」

 

琥珀「諒・・・・

たすけてくれてありがとう・・・・」

 

諒「俺にその記憶はないから・・・

それに俺はもう誰も守れるない・・・・」

 

琥珀「諒・・・

あなたは守ってくれた・・・」

 

諒「俺はそんなことしない!」

 

琥珀「ビクッ!!」

 

諒「すまない・・・」

 

琥珀「・・・・諒・・・年は?」

 

諒「15歳・・・」

 

琥珀「嘘・・・」

 

諒「だぶん俺は記憶が

巻き戻ったんだろ・・・」

 

未来の俺はそんな簡単に

あのことを忘れちまったのかよ!!

俺は自分がゆるせなくなっていた

妹を守れなかった俺が悠々と

人助けしているような自分が許せなかった・・・

 

巴枝「もし私がなんかあっても

諒にいが助けてくれでしょ?」

 

諒「っつ・・・・」

 

過去に妹に言われたことを

思い出す

 

琥珀「諒?」

 

諒「ごめん・・・

少し一人にさせてくれ・・・」

 

俺は布団から起き上がり外にでる

 

諒「俺は誰も守れない・・・・」

 

最後にあの時言われた言葉が胸を突き刺す

 

もう俺は・・・・

 

つづく・・・・

 

 

あとがき

 

暇人28号です

 

琥珀ちゃん登場です

 

 

琥珀 プロフィール

 

村人達に毛嫌いされていた

鬼の血を引く者といわれていた娘

膝まで伸びている白銀の髪

と真紅の瞳が特徴

身体能力は高めで

あんまり人と関わろうとしない

村人達にうとまれているせいか

人という人種にある種の絶望を

抱いているが

本当はとてもやさしい娘

 

背は155cmで

少し低め

 

能力(現在)

 

武 C+

 

智 B+

 

速 B-

 

センス A+

 

武器 (今の所なし)

 

これから

琥珀がどう関わって行くのか

楽しみにしていてください

 

 

 

 

 

 

 


 
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