牢屋の中 20人ほどの女の人が縄で縛られていた もちろんかさねも
かさね「何がどうなってるの・・・!? どうしよう・・・なんなんだろうここ・・・
なんで私だけこんなところにいるの・・・?」
帰らないと正宗と虎徹のところに帰らないと・・・!
かさねはふらふらと歩き出して石につまずいてた。
「だっ大丈夫ですか?」
かさね「・・・・な・・・い・・」
「え?」
かさね「痛く・・・ない・・・」
何・・・? なんでみんな変な格好しているの・・・?
こんな所知らない この人たちは誰・・・?
正宗と虎徹はどこに行ったの・・・!?
かさね「これ・・・って・・・もしかして・・・夢・・・・?
そう・・・だ・・・じゃないとアリエナイよ・・・
だって私は正宗と虎徹と試合から帰る途中だった・・・
なのに急にこんな牢屋に連れてこられるわけない・・・!
そうだ・・・夢なんだよ・・・うん!」
「あの女、なにを言ってるの?」
かさね「そうだ夢だよね!うわーもうどうしようかと思っちゃたー あー良かったー」
「あの」
かさね「うひいいいィ!?」
「あの・・・ご・・・ごめんなさい」
かさね「す・・・すいませんあまりにリアルに触られたのでびっくりして・・・
何か?」
「いえ具合が悪いのかと思って・・・ 頭、打ってたから・・・」
かさね「大丈夫ですよ。健康だけが自慢ですから」
「はあそうですか・・・」
あれ?さっきと印象が・・・
「夢・・・ねぇ まァ そう思いたいのもわかるよあたしらみんな売られるんだからね」
かさね「・・・う・売られる・・・?」
「そうさ ここいらを収める相はもともと私達民のことはどうでもいいらしく盗賊共がなにしよう何もしない。最近、新しい相が来たらしいが何も変わらないようね」
かさね「・・・?どういうこと・・・? えーっと」
かさねはさっき転んだ時に心配してくれた人に尋ねた。
「周鈴です。この村の近くに黄巾党の残党が潜んでいたらしくその人にこの村を襲われてしまったのです。」
かさね「襲われた・・・って い・・・家・・・も!?」
周鈴「はい。」
「家だけじゃない畑も井戸も全部焼かれた。あたしらだって今は生かされてはいるがこんなのは奴隷として売り飛ばされて死ぬまで働かされるためさ。」
周鈴「う・・・っ」
「・・・バカだね泣くんじゃないよ!」
周鈴「ひっく・・・っ だって左福さん・・・っ」
左福「泣いたって生き別れた弟になんか会えないよ・・・!」
かさね「え・・・弟・・・」
左福「周鈴だけじゃないよ おっかさんを殺された人もいる。あたしだって夫は殺された
れ、娘は奪われて生死もわからない。こうなったのも全部、相のせいさ。
辛い思いをするのはいつだってあたしらなのさ。
どこから来たかは知らないがとにかくあんたも諦めるんだね。
あたしらもう家族の元へは・・・・・・・」
だばだばだばだば
左福「ちょ・・・何泣いているのさ!あんた」
かさね「えっぐ、えっぐ だったらその偉い人に直接言いに行こうよ。」
左福「・・・・は?」
かさね「逃げよう・・・左福さん みんなでここを脱出しよう・・・!」
左福「なっ 何言ってんだいあんた!? 逃げられるわけないでしょうが。」
かさね「大丈夫・・・・・なハズ。」
だってこれは夢だもんね・・・・。
「その気になればなんだってできる。」
こんな縄噛み切ってやる!
左福「・・・うそだろう 本当に噛みちぎっちまった・・・・!」
周鈴「けど牢の鍵は・・・?」
かさね「だいじょうぶ。このヘアピンさえ使えば・・・」
カチ 牢屋が開いた。
かさね「おおっ~~ヘアピンってすごい!!」
左福「何で自分で驚いてんだい。」
兵士A「何を騒いでいる!? 大人しくお!? おまえたち! 一体どうやって牢から!?」
かさね「みんな下がってて。」
なにか竹刀の変わりになる物・・・あった!
兵士A「どうした!答えろ!!」
かさね「天井にねずみ!!」
兵士A「ん?」
かさねは近くにあった木の棒をとり、居合いのかまえをとった。
かさね「草薙流抜刀術一の型 横雲!!」
兵士A「がはっ!!」
かさね「みんな速く逃げよう!!」
そのころ人質救出に向かった愛紗達は
鈴々「愛紗~~何か奥のほうがうるさいのだ~~」
愛紗「私達が侵入したのが勘付かれたのかもしれん。星、様子を見てきてくれぬか。」
星「心得た。」
かさね「ん?人の気配!!」
見張りの人は体が大きいからまともに組んだらこっちが不利
こういう時の必殺技は・・・・
かさねはさっきの居合いのかまえをとった。
出会いがしらに一瞬で打ち込む!!
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更新遅れてすいませんでした。忘れていると思いますが見てください