「楽しい時間もあっという間!そろそろお別れの時間
がやってまいりました。」
「わふ~。名残惜しいのです。」
「まあ、能美さんにはあんなことやこんなことまでた
くさん聞いたから、疲れているんじゃない?」
「いえ!あいむ・のっと・たいあどぅ!なのです!!」
「一瞬犬耳がみえたような……。」
コクリ。
「わふ~?」
「う~ん。かなちゃんの言っていたこともよくわかる
わぁ……。」
「佳奈多さんは一体どこへ行ってしまったのでしょう
か?」
バタン。
「あ、かなちゃん。」
「おかえりなさいです~。」
「ふう……とりあえずあいつは反省室に押し込んでおいたわ。」
「佳奈多さん。べり~べり~たいあどぅです。」
「ええ、クドリャフカ。でも、もう一息で終わるわ。」
「それはなにより……で、なぜこちらを見るのかい、かなちゃん?」
「先輩にもお聞きしたいことがございますから。一緒に来ていただけますか?拒否権はあ
りませんよ?」
「ひぃ~!」
「では、番組はここで閉めるとしましょう。アシスタントは私、二木佳奈多と。」
ガタガタ、ブルブル。
「メインパーソナリティ、みんなのあーちゃん先輩と。」
「ゲストの能美クドリャフカでお送りしました!」
「それでは次回をお楽しみに。さて行きますよ先輩!!」
ズルズル。
「助けて~。また次回~。」
バタン。
「えーと、しー・ゆー・れい…」
バタン!
「ふっふっふ。ようやく二人きりだな、クドリャフカ君。」
「来ヶ谷さん!?いったいなにを?わふ~!!」
『あーちゃんの女子寮放送局。この番組は、学生食堂、女子部活連合、そして闇の執行部
の提供でお送りしました。』
『わふ~~!!』
完
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リトルバスターズ!シリーズの小説コンテスト応募作
連作その5