「一刀っ!?」
会議当日
その日、目覚めは・・・最悪なものだった
悪夢、というものを見た
寝巻きは汗で濡れ、胸は締め付けられたように苦しい
頬からは、冷えた汗が流れてきていた
体が・・・震えている
「はぁ・・・はぁ・・・」
何よりも恐いのは、そこまで怯えていながら私は・・・何も覚えていなかったということだ
一刀の名前を叫んだのだから、見たのは当然一刀の夢なのだろう
だけど、内容が思い出せない
ただ漠然と、見たものが『悪夢』だったと・・・そう思った
「っは、曹孟徳ともあろう者が・・・情けないわね」
言いながら体を起こし、私は机の上に目をやる
そこには、二枚の紙切れが置いてあった
昨日、風から渡された・・・真実を知るための手がかり
だが・・・私はその紙を、未だじっくりとは見ていなかった
手が・・・震えるのだ
「ふふ・・・本当に情けないわ
あれだけのことを言っておきながら、いざとなったら足が竦んでしまうなんて」
苦笑し、窓の外を見る
憎らしいほどに、今日は空が青い
「一刀・・・」
呟いた名前
だけどそれだけでは、胸のなかの不安は消えなかった
「一刀・・・一刀」
握り締めた、二枚の紙
その紙に目を通すことは、やっぱり・・・できなかった
《雲の向こう、君に会いに-魏伝-》
十一章 雨雲
「うう・・・緊張してきたよぉ」
「桃香様、しっかりしてください」
小さく震える体を抱きしめ、私は情けなく呟いた
その呟きに、隣にいた焔耶ちゃんが心配そうに声をかけてくれる
「そうですぞ、桃香様
もっと背筋を伸ばして下され」
「せ、星ちゃん」
うぅ・・・そんなこと言ったって、緊張するものは仕方ないじゃない
なんたって、今日は初の三国揃っての会議なんだから
「はわわ、私もなんだか緊張してきちゃいました!」
「あわわ、しゅ、朱里ちゃん深呼吸だよ深呼吸!」
「そ、そうだね雛里ちゃん!
す~~、は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・」
パタリ・・・
「朱里ちゃあぁぁぁん!!?
なんで!?なんで深呼吸っていったのに、ずっと息吐き続けちゃったの!?
あわわわわわ、しっかりしてーーーーー!!」
・・・・・・えぇ~
「まったく、桃香様がしゃんとしないから」
「うえぇ!?これ、私のせいなの!?」
「全くです、桃香様がしっかりとしないからですぞ」
「星ちゃんまで!?」
「にゃ~、お姉ちゃんのせいなのだ」
「鈴々ちゃん!?」
り、理不尽すぎるよ!?
「まぁでも、朱里ちゃんが緊張するのもわかるわ
私も、少し緊張しているもの」
「かはは、なんせ三国集まっての大きな話し合いなんぞは初めてのことじゃからな」
その後ろ、紫苑さんと桔梗さんが笑みを浮かべながら言う
というか、紫苑さん・・・全然緊張してるようには見えないんだけど
やっぱり大人だなぁ
「うん、私もしっかりしないと」
「おっ、その意気だぜ桃香様」
ふと、背中がポンと叩かれる
振り返れば、そこには翠ちゃんと蒲公英ちゃんがいた
二人は笑みを浮かべながら、私の事を見つめていた
「ありがとう、翠ちゃん♪」
「あはは、気にしなくていいって」
「そうだよ~,こんなこと言ってるけどお姉様だってさっきまですっごい緊張してたんだから」
「こ、こら蒲公英!」
「きゃ~♪」
顔を真っ赤にして、翠ちゃんが逃げる蒲公英ちゃんを追いかけていく
自然と緩んでいく頬
「ふむ、良いお顔になられた」
「愛紗ちゃん・・・」
「桃香さまは我らが主
もっと自信を持ってください」
「うん、頑張るよ♪」
愛紗ちゃんの言葉に、私は笑顔でこたえる
それを見て、愛紗ちゃんも笑顔を見せてくれた
けど・・・その笑顔は、すぐに消えてしまう
「しかし、なんでしょうか・・・この感じは」
「どうかしたの?」
「いえ、上手くは言えないのですが・・・何やら、妙な胸騒ぎがします」
「胸騒ぎ・・・って?」
私の質問に、愛紗ちゃんが片手を頭に何かを考え込む
それからしばらくして、愛紗ちゃんは静かに呟く
「まるで・・・何かが『終わり』を迎えようとしている、そんな気がするのです」
「終わり・・・」
愛紗ちゃんが呟いた言葉
『終わり』
この言葉が何故か、私の頭の中で・・・深く響いていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ~~~~、退屈だわ」
「こら雪蓮、まだ会議は始まってすらいないんだぞ?」
「だって~」
「だってじゃない」
「ぶ~、冥琳の薄情者」
会議が始まるまで、まだ少しあるっていうのに・・・私はもうすでに、退屈すぎて死にそうだった
ていうか、早く来すぎたのよね
念のためとか礼儀だとか皆が言うから、早くから集まっていたんだけど
さすがに、早すぎたのよ
ほんと・・・待ってる間は退屈ね
「姉様・・・お願いしますから、もう少し姿勢を正してください
ここにいるのは私達だけじゃないのですよ?」
あー、あー、聞こえない聞こえない
ていうか・・・なんか最近、蓮華が冥琳に似てきた気がするわね
「姉様、ほら服も正して」
・・・あ、諸葛亮ちゃんが倒れた
すっごい、ピクピクしてる
蜀は相変わらずねぇ~
「姉様!聞いてるんですか!?」
「聞いてる!聞いてるわよも~、そんな怒らないでよ」
ほんと、似てきたわ・・・はぁ
「あ~もう、早く始まんないかしら」
「もう少しで始まるとは思いますけどね~」
私の溜め息交じりの呟きに、ニコニコと笑いながら穏がこたえてくれる
もうすぐ・・・かぁ
「うぅ、緊張してきました」
「し、しっかりするのです亞莎
そうだ、『人』と手に書いて飲み込むと落ち着くらしいですよ?」
「そ・・・それならさっきから何百回もやってるんだけど、効果が・・・」
「うわぁ・・・」
み、明命がひいてる
いやまぁ、わからないでもないけどさ
この待ってる間に、どんだけ『人』って書いて飲み込んでるのよ亞莎は
「う・・・思い出したら気分が・・・」
「は、はうぁ!? あ、亞莎駄目です!ここで吐いては駄目なのです!」
「『人』って字の飲みすぎで気分悪くなる人、シャオ初めて見たかも」
シャオの言葉に、何人かが小さく頷く
って冥琳・・・貴女まで
「思春? どうしたの?」
「い、いえ・・・なんでも、あ、ありません」
思春なんて、なんかツボッたのかしらないけど必死で笑いこらえてるし
いやまぁ、私も初めて見たけどさ
「うぅ、すいません・・・ちょっと、席を外します」
そんなことを考えているうちに、とうとう限界がきたのか亞莎が席を立つ
それから口元をおさえながら、そそくさと広間から飛び出していった
う~ん・・・間に合うといいんだけど
「しっかし、な~んか嫌な感じねぇ」
「? 何がだ?」
ポツリと、小さく呟く
その呟きに冥琳は、首を傾げ私を見る
「なんて言うのかしら・・・なんか、嫌な予感がするのよね」
「嫌な予感?
出発前はあんな楽しそうに『何かが待ってる』だとか言ってはしゃいでいたじゃない」
「う~ん・・・あれとはまた、ちょっと違うのよねぇ」
そう・・・違う
あの時、出発前に感じたのは
まるで、何かが私達を待っているかのような
言うなれば『出会い』
だけど、これは違う
嫌な感じ・・・それに、私はこの感じを知っている
これは・・・母様や祭の時と、恐ろしいまでに似ている
「『別れ』・・・か」
「雪蓮・・・?」
「なんでもないわ・・・」
勘がいい、なんて普段は言われてるけど
こればっかりは・・・外れてほしいものね
そう密かに願いつつ、私は窓から外を眺める
外から見えたのは、気持ちの良い『蒼』
だけど今日の空は、何故か・・・私を不安にさせた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
「うぅ・・・気持ち悪い」
最悪です
今日は記念すべき、一回目の『三国会議』
だけど私は、緊張のあまり・・・もう、気が気でなかった
うぅ、どうしましょう
このままでは、皆様に迷惑をかけてしまいます
「はぁ・・・」
自然と出た溜め息
その勢いで、私はその場に座り込んでしまいます
そんな私に・・・
「ねぇ君・・・どうかしたのかな?」
温かな・・・とても優しい声がかけられました
「え・・・?」
私は慌てて、顔をあげます
そこにいたのは、車輪のついた不思議な椅子に座った・・・白く輝く衣服を身に纏った、まるで『太陽』のように温かな男の人でした
「具合でも悪いのかな?」
「え、あ・・・えっと」
笑顔で話すその人の言葉に、私はなかなか応えることができません
なんだかこの人を見てると、胸がドキドキして上手くはなすことができないのです
これは・・・いったいなんなんでしょうか?
「あの・・・本当に大丈夫?」
「ひゃ、ひゃいっ!」
・・・こ、声が裏返ってしまいました
「ぷ、くく・・・大丈夫みたいだね
うん、安心したよ」
そんな私のことを見て、男の人は笑顔のままそう言いました
その笑顔を見ていると、顔が熱くなるのを感じます
あれ・・・というかこの男の人、どこかで見たことがあったような
「あ、あの・・・貴方は」
「あぁ、そういえば面と向かって挨拶したことはなかったね
俺の名前は【北郷一刀】
みんなからは、天の御遣いなんて呼ばれてるよ」
「北郷一刀様ですか・・・って、え?
ててててて、天の御遣い様ああぁぁぁ!?」
思い出しました!
直接お話したことはありませんでしたが、何度かそのお姿を見たことはあります
「あわわわ、申し訳ありません!!
御遣い様だとは露知らず、とんだご無礼を!」
「あはは、そんな畏まらなくてもいいよ呂蒙さん」
「私の名前をご存知だったんですか!?」
「ああ、うん・・・なんたってほら、将来の『大都督』さまだからね」
「だだだだ、大都督ぅ!?」
そ、そんな・・・何を仰っているのでしょう
私なんかが、冥琳様の跡を継ぐなどできるわけがありません
そうです、私なんかが・・・
「そんなことないよ」
「えっ・・・?」
心の中で呟いた言葉
それを否定するかのように、御遣い様は笑顔でそういったのです
「もっとさ、自分に自信をもってもいいんじゃないかな?
君なら大丈夫・・・絶対に、ね
俺が保障する」
そのお姿が、日の光を浴びてキラキラと輝いていました
「御遣い様・・・」
「一刀、でいいよ
御遣いって呼ばれるの、未だに慣れなくてさ」
「な、ならば私のことも亞莎とおよび下さい!」
「それって真名でしょ?
いいのかな、呼んでも・・・」
「か、構いません!
ぜひそうおよび下さい、一刀様!」
「うん、わかった
それなら、そう呼ばせてもらうよ・・・亞莎」
「はい!」
嬉しかった
何故かはわからなかったですけど、本当に嬉しかった
目の前の御方に、真名を呼んでいただけることが・・・ただ嬉しかったんです
「北郷様・・・こんなところに・・・っ!」
ふと、後ろのほうから声が聞こえました
振り返ってみると、そこにいたのは背の高い布で顔を隠した人
声から、女性だということはわかります
ですが・・・この声、どこかで・・・
「ああ、赤さん」
「ああ、ではありませぬ
全く・・・あれほどお部屋でお待ちくださいと仰ったのに、このようなところまでフラフラと出歩くなど」
「あはは、ごめん赤さん
でもほら、こうやって『聴いてまわる』のも多分・・・だからさ」
ボソリと・・・一刀さまが何かを呟きますが、私にはよく聞こえませんでした
ですが赤と呼ばれた女性には聞こえていたようで、彼の後ろに回り『そうでしたね』と言うと・・・そのまま、その椅子を押していきます
「それじゃ、俺はもう行くからさ
またね亞莎」
「はい!」
笑いながら手を振る一刀様に、私は大きく頭を下げます
それから、空を見上げました
吐き気は・・・もう消えていました
変わりに・・・とても温かな想いで、胸が一杯になります
「よし、頑張ります!」
見上げた空に、聞かせた想い
頑張ってみよう
もっともっと、頑張ってみよう
そう新たな決意を胸に、私は歩き出しました
迫り来る、不穏な雲に・・・気づくことなく
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「風・・・そろそろ時間ですよ」
「おぉ、そうですか」
中庭・・・そこで風は稟ちゃんに声をかけられて、我にかえります
空を見上げたまま、風はその空に向かって手を伸ばしました
「稟ちゃん・・・稟ちゃんなら、こんなときどうしますか?」
小さく・・・風は呟きます
稟ちゃんはその呟きに反応し、悲しげな目で空を見上げました
「一刀殿のことですか?」
「ええ、その通りなのです」
『そうですか』と、稟ちゃんは溜め息をつきました
体が・・・震えているのに、気づきました
「私は・・・想像もしていませんでした
だって、そうでしょう?
この平和を誰よりも望んでいたのは、他ならぬ一刀殿です
それなのに・・・」
ポタリと・・・地面に何かが落ちます
それが稟ちゃんの流した涙だと気づくのに、それほど時間はかかりませんでした
「私は・・・」
「稟ちゃん・・・」
稟ちゃんは・・・華琳様を愛しています
でもそれと同じくらい
もしかしたらそれ以上に、お兄さんのことも愛していたのです
その涙を見て、風はそう思いました
「稟ちゃん・・・いきましょう」
そんな稟ちゃんの肩に手をやり、私は精一杯の笑顔で言います
稟ちゃんが・・・赤くなった目で、風を見てきます
「風にも、もうどうしたらいいのかなんてわからないのですよ
だけど・・・行かなくてはいけないのです」
「風・・・」
「風は・・・最期まで、目を逸らしません」
風には・・・それしかできませんから
だからこそ、いかなくてはならないんです
「そう・・・ですね」
その想いが伝わったのか、稟ちゃんが歩き出します
それに続いて、風も歩き出しました
「んぅ?」
ふと、見上げた空
青く澄んだ空の向こう側
黒く、大きな雲
「雨が・・・降りますね」
それは、風の心を不安で一杯にするのに・・・充分すぎるものでした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっぱりいないの~」
「そうか・・・」
走り寄ってきた沙和の言葉に、私は深い溜め息をついた
それから、沙和と並んで歩き出す
「全く・・・どこにいったんだ、真桜わ」
「まったくなの
急にいなくなるんだもん・・・今日は大事な会議だっていうのに~」
言いながら、沙和は頬を膨らませる
だが本当に心配しているのだろう
その表情は、どこか不安げなままだ
しかし・・・本当にどうしたのだろうか
いや、思い当たるふしならある
昨日だ・・・昨日のあの時から、真桜の様子はおかしかった
いきなり泣き出したり、その理由を教えてくれなかったり
いったい、どうしたというんだ?
「隊長・・・」
気がつけば、その名を口ずさんでいた
そうすることで、今まで何度も自分を落ち着かせてきた
だが・・・
「隊長・・・隊長」
今日は、違った
呟けば呟くほどに、何故か・・・胸が苦しくなっていく
なんで?
どうして?
わからない・・・なにも
「なんなんだ・・・いったい」
なにもわからない
ただ漠然と、『恐い』と・・・そう思う自分に、腹がたった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
辿り着いた広間・・・そこにはすでに、三国の主な重臣たちが集まっていた
その集まっていた者達の視線が、一斉に私に集まる
「ようやく来たわね・・・待ちくたびれちゃったわ」
そう言ったのは雪蓮だ
その言葉に、私はふっと微笑む
「それは悪かったわね
ちょっと、色々あったものだから」
言いながら、私は辺りを見回す
桃香たち、蜀の者達
雪蓮たち、呉の者達
そして・・・我が、魏国の者達を
「真桜と一刀はどうしたの?」
「は・・・それが真桜は、今朝から姿がなかったので探したのですが
未だ、見つかっておりません」
そう言って、申し訳なさそうに頭を下げる凪
真桜が、姿をくらました・・・ですって?
いったい、何があったのかしら
「曹操殿、御遣い殿のことなのだが・・・実は念のため、彼の出番の直前まで部屋で休むよう言ったんだ
まだ少し、体調がよろしくなかったんでな
本当なら会議自体を休ませたいところなんだが、本人がどうしてもと言うのでな」
「そう・・・わかったわ」
続いて聞こえた華佗の言葉
これに、私は妙な違和感を・・・再び感じた
一刀・・・
「仕方ないわ・・・真桜のほうは、おって兵に探させましょう
今は、ひとまず会議を始めるわ」
私の一言に、皆の表情が一気に引き締まる
ピリッと・・・空気が重くなる
そんな空気の中、私は片手を天へと掲げる
そして・・・声高々に宣言した
「これより、三国会議をおこなう!!」
ここに、史上初めての三国会議が開始されたのだった
《次回予告》
「皆に・・・伝えたいことがあるんだ」
ついに開催された、三国会議
御遣いが語るのは、悲しき決意・・・
「一刀、貴方何を言って・・・」
「乱世は終わった!」
それは・・・きっと誰よりも美しく
「これからは、皆が手を取り合って・・・平和を守っていく時代だ」
誰よりも強く・・・
「皆が、手を取り合い生きていく時代なんだ」
私達の前・・・
「もう一度言う・・・乱世は終わった!」
その『輝き』・・・その尊さ
「もう・・・終わりなんだ」
ー天の御遣いの役目は・・・もう終わったんだー
その全てを、私達の心の中に残し・・・
「ほん・・・ごう?」
「あはは、俺って本当に幸せ者だな」
ー最期に聴けたのが・・・天和たちの歌なんて、本当に・・・幸せ者だよー
「北郷ーー!!」
「一刀ぉぉ!!」
その瞳を・・・ゆっくりと閉じていった
「終わりは・・・もう間もなく
私も、そろそろ向かいましょうかしらん」
次回、《雲の向こう、君に会いに-魏伝-》
十二章 伝えたいこと
「馬鹿・・・私の声が、聞こえないの?
馬鹿・・・馬鹿ぁ!」
これは・・・私が大切なものを失う物語
★あとがき★
うん、次回予告はムシャクシャしてやった
後悔はけっこうしてるww
というか仕事が忙しすぎて、ろくにコメントに返事もできない始末
本当に申し訳ありません
さて、今回のお話ですが
まぁご覧になっていただければわかると思いますが、次への繋ぎみたいな感じですね
え?南蛮とかクルクル名家とかはどうしたかって?
彼女たちも一応は来てますが、今回は省きました
多分、次回くらいにはでると思います
そして、次でようやく三姉妹が登場ですww
長かったww
それでは、またお会いしましょうww
Tweet |
|
|
198
|
20
|
追加するフォルダを選択
お久しぶりですw
十一章公開します
今回は次回への繋ぎみたいな感じで読んで頂ければ嬉しいです
でわでわ、お楽しみください