No.154895

真・恋姫†無双 頑張れ一刀 その14

王冠…………だと?

今回は何が書きたいか分からんwww

2010-07-03 01:42:56 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:9209   閲覧ユーザー数:7088

 

 

行軍中に呉の兵士から報告を受けた一刀たちは、呉の兵士たちが集まっている赤壁に移動した。

 

 

歴史通り、蜀呉連合が赤壁で魏と対峙することになったのである。

 

 

「周泰です! 真名は明命です! よろしくお願いします一刀様!」

 

 

「りょ、呂蒙と申します。…………真名は亜莎です。か、刮目してください」

 

 

「甘寧でーす。真名は思春で~す」

 

 

「黄蓋じゃ! 真名は祭じゃ!」

 

 

「シャオって呼んでね!」

 

 

「陸遜です~。穏ってよんでくださいね~」

 

 

一刀にいきなり真名を預ける呉の重臣たち。

 

 

「北郷一刀だよ。よろしくねみんな」

 

 

全員の頭を撫でてあげると、例に洩れず陥落するのであった。

 

 

蜀呉の将の士気はうなぎ登りとなっていった。

 

 

 

 

 

魏の兵数約百五十万、蜀呉連合約百万の戦い。

 

 

ロリコン共の巣窟となった赤壁である。

 

 

魏兵の数が異常なまでに多いのは理由があった。

 

 

 

「みんなの恋人~」

「みんなの妹~」

「みんな大好き~」

 

 

『ほわっほわちゃーーーーーーーーーーーーほわわほほほほほほほわわわわわわわわわわあああああああああああああああああああああわわはわわへぅほほっほほほほほほっわわわわわわわわわ~~~~~~~~~~~~~』

 

 

ロリコン兵士を集めるためにアイドルグループ数え役満☆姉妹を使って徴兵活動を行っていたのである。

 

 

兵数で劣る蜀呉であるが、将の士気の高さは大幅に勝っていた。

 

 

その幼女たちを支えるのは幼女を愛でるために天より遣わされた北郷一刀であった。

 

 

幼女遣いのパイオニア一刀の存在がどれほど戦況に影響を及ぼすのかは現時点では測り知れない。

 

 

「みんな、この戦いに勝ったらたくさん褒めてあげるからね」

 

 

それを聞いた幼女たちのやる気メーターは振りきれてしまった。

 

 

――――絶対に褒めてもらう。

 

 

全員の気持ちが一つになった。

 

 

それを見た一刀は負ける気がしなかった。

 

 

そして一刀はその次を見据えていた。

 

 

それに名をつけるとしたら『幼女捕獲計画』であった。

 

 

 

 

 

「こーきん! こーきん!」

 

「うるさい!」

 

「こーきん! こーきん!」

 

「呉の大都督である私に逆らうか」

 

「こーきん! こーきん!」

 

「これより黄蓋を一兵卒に落とす! そして軟禁しておけ!」

 

 

 

軍議中に冥琳とロリババアの祭が仲違いを起こし、動揺する者が多く現れたが、一刀はそれを黙って見ていた。

 

 

――――小さい子は好きな子を苛めたくなるものだ。

 

 

そう一刀は考えていた。

 

 

実際にそれは違ったのだが、その考え方が功を奏したのか、一刀は動揺せずにいることができた。

 

 

そして桃香たちも同様に、一刀に説得されていたのである。

 

 

「月、お茶をくれ」

「へぅ!」

 

 

作戦決行まで落ち着くことにした一刀はロリメイドの月にお茶を頼む。

 

 

月は流れるようにお茶を差し出した。

 

 

「ありがとうね」

「へぅ~」

 

 

果たしてここは戦場なのか?

 

 

 

 

夜になり日が落ちた頃、呉の陣営でなにやら動きがあった。

 

 

「雪蓮さまーっ!」

 

 

雪蓮のもとに明命が急ぎ足で駆け付ける。

 

 

「ん? どうしたにょ明命? 私は今からかじゅとのとこに行くんだけど」

 

 

一緒に寝る約束をしたらしい。

 

 

「羨ましいです! ……で、ではなく! さ、祭様が一部の兵を連れて脱走しました!」

 

「にゃんでしゅってー! もう、祭ったりゃ何してるにょよー! こうなったらみんにゃで追撃しちゃいなしゃい!」 

 

「わ、分かりました!」

 

 

明命は蜀にこのことを通達したあと、祭追撃に出たのだが、あと一歩のところで逃げられてしまった。

 

 

一方この連絡を受けた蜀の対応はと言うと、

 

 

「仲直りするのにも少し冷却期間を置いた方がいいから今はそっとしておこうね」

 

『はーい』

 

 

あくまでも考えを変えない一刀だった。

 

 

 

「お前がこーがいか?」

「いかにもじゃ!」

「呉の宿将である、お前がにゃぜ降伏を選んだのかちら?」

「こーきんが儂を莫迦にするのじゃ! 文官風情のくせに生意気な奴じゃ!」

 

 

なんとか曹操を説得する祭。

 

 

「分かったわ。我がはどーのためにがんばりなちゃい」

「御意!」

 

 

覇道を歩む曹操に断るという選択肢はなかった。

 

 

こうして祭は魏の最前線に配置されるのだった。

 

 

 

 

 

「ご主人様~、これからどうするの~?」

 

 

ぽへぽへとした桃香が一刀に尋ねる。

 

 

「ん~冥琳頼んだ!」

「わ、分かった!」

 

 

冥琳の説明では、祭が魏の陣営で火を放つと同時に呉の精鋭部隊が奇襲をかける。そしてその後蜀もさらに奇襲をしかけることになっている。

 

 

翠の騎馬隊などはその後の大攻勢に備えている。

 

 

 

これだけで終わらないのが周公瑾である。

 

 

河賊出身の思春率いる特殊部隊が裏工作を施して、魏軍の船を沈める手筈となっている。

 

 

 

「思春がんばりま~す」

 

 

やる気まんまんのようだ。

 

 

 

 

「むむむ~……えいっ!」

 

 

朱里は東南の風を唱えた。

 

 

「はわわっ! ご主人様、東南の風が吹いちゃいました!」

「やった……! 東南の風、吹いてるよ、朱里ちゃん!」

 

どうやら天の神様までロリコンだったようだ。

 

 

「よくやった朱里。ご褒美になでなでしてあげる」

 

 

信賞必罰は当たり前。

 

 

「はわわ~」

「あわわ~」

 

 

この風は暴風になりそうだ。

 

 

 

 

 

「黄蓋様! 風が東南に変わりました!」

「天が我ら呉に味方してくれたな! すぐに火を放つぞ!」

『応!』

 

 

祭は次々に火を放ち、魏の船団を火の海と化させた。

 

 

たちまち魏軍は混乱に陥った。

 

 

その隙を逃すわけがない呉は突撃の号令をかける。

 

 

「しょんごにょ勇士たちよ! 今こしょ反撃にょ時! 黄蓋にょはにゃった火こそ、しょんごにょ栄光へにょ狼煙と見よ!」

 

 

なんともしまらない号令であったが兵の士気は120%だ。

 

 

 

 

次々に船を沈められ、防戦一方となった魏軍は退却を始める。

 

 

「うぅ~~、かじゅとのばか! もうしらない!」

 

 

悲劇のヒロインのごとく曹操は退却していったという。

 

 

 

 

 

 

 

呉は魏の退却するであろう道に伏兵を忍ばせてさらに敵兵力をけずる策に出た。

 

 

 

そして一刀たちは次の方針について話し合い、一週間後に再び集まることになった。

 

 

雪蓮が一刀について行くとごねたのだが、これ以上国を混乱させるなと冥琳に一喝されておとなしく引き下がった。

 

 

「かじゅと、またね?」

「うん。一週間後に会おうね!」

「うん♪」

 

 

こうして一刀は呉の将を一人一人抱きしめてお別れをした。

 

 

そして一週間後、蜀呉は集結していた。

 

 

 

 

あれから伏兵などで大きく兵を減らした魏の兵力は蜀呉と互角となっていた。

 

 

覇道を歩む曹操は籠城はせずに野戦に討って出る。

 

 

曹操は舌戦で自軍の士気を高めるために前に出る。

 

 

「りゅーびよ! そんしゃくよ! 我が舌鋒を受けとみぇる勇気はありや!」

 

 

二人を挑発するかのように誘い出す曹操。

 

 

「ほら、二人とも。曹操ちゃんが話があるみたいだから行って来な」

「うん!」

「わかったわ!」

 

 

一刀の勧めもあり二人で曹操と対峙することになった。

 

 

「あにゃたたち! 私がこの国を平和にするかりゃ降りなしゃい!」

「嫌です! たった一人を頂点として国を統一してもその人に何かあれば、その平和はすぐに崩れる。それじゃダメなんです!」

「しょーよ! そんにゃこと言ってかじゅとが欲しいだけんでしょ!」

「な!? しょ、しょんなことないわよ! か、かじゅとなんてべちゅになんとも思ってにゃいんだからにぇ!」

「しょんにゃこと言ってりゅ割には動揺してりゅわにぇ!」

「う、うるしゃーい!」

「ふ、二人とも話が変わってるよ~」

 

 

何故だか桃香が一番大人に見えてくる舌戦である。

 

 

しばらく平行線をたどったこの舌戦に終止符を打つかのように各国の伝令が焦った表情でやって来た。

 

 

その内容は、各地方から五胡軍勢が攻めて来たという報告だった。

 

 

 

 

「曹操ちゃん、戦うのはやめて一緒に五胡を撃退するのを手伝ってくれないかな?」

 

 

今しかない! というタイミングで曹操を口説き始める一刀。

 

 

「し、仕方にゃいわにぇ! そのかわり華琳って呼びなちゃい!」

「わかった。ありがとう華琳」

「べ、べべべちゅにかじゅとのためじゃないんだかりゃ!」

 

 

口説き落とすこと呼吸のごとく。

 

 

「敵の旗が確認できました!」

「なんだ?」

 

伝令の報告を促す一刀。

 

 

「旗は漆黒の華一文字!」

 

 

匈奴に拾われたはずの華雄だった。

 

 

 

「はははははは! 三国の者共! 私は五胡の王だ!」

 

 

いつの間にか王にまでのし上がっていた華雄。

 

 

並々ならぬ努力をしたに違いない。

 

 

その報告を聞いた一刀の判断は早かった。

 

 

「幼女じゃないか…………よし! みんな、完膚なきまでにたたきつぶしてやるんだ!」

『おー!』

 

 

一刀の号令により三国は一致団結して五胡を撃退したのであった。

 

 

 

 

<おまけ>

 

 

「くっ! なんだあいつらの異常な強さは!」

 

三国の将たちに完膚なきまでにやられた華雄は命からがら逃げることに成功した。

 

「それにしてもここはどこだ?」

 

適当に馬を走らせていたのでここがどこだかわからない。

 

その時、どこからともなく声が聞こえて来た。

 

「ふ~、やっと南蛮討伐が終わったよ。これで少しは北郷に褒めてもらえるかな?」

 

万に一つもないことを期待しながら蜀に帰る白蓮の部隊だった。

 

「ぱ、白蓮…………」

 

「ん? ………………か、華雄なのか?」

 

「そ、そうだ」

 

「かゆーーーーーー!」

 

「ぱいれーーーーん!」

 

「どこ行ってたんだよ! 私がどれだけ心配したか!」

 

「す、すまない。だが白蓮が無事でよかった!」

 

「な、泣かせるようなこと言うんじゃないよ! それにしても無事でよかった」

 

「なんとかな……」

 

「……? まあいい。一緒に帰ろう。北郷もきっと歓迎…………してくれないだろうな」

 

「白蓮は今どこにいるのだ?」

 

「一応蜀だ」

 

「しょ、蜀か……」

 

「どうかしたのか?」

 

そこで華雄は自分のしたことを報告する。

 

「そっか……。なら帰れないな……」

 

「すまない」

 

「まあ、終わったことは仕方ない。私もお前に付き合うよ!」

 

「い、いいのか!?」

 

「ああ。私はお前の姉だからな」

 

「ぱ、白蓮」

 

「さあ行こう! 私たちの輝かしい明日に!」

 

「ああ! きっと来る明るい未来に向かって!」

 

 

 

完。

 

 

蜀ルートってこんなんだっけ?笑

 

今回は適当すぎてサーセンwww

 

次はエピローグでっせ( ゚∀゚)o彡°


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
100
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択