No.154803

みらいけ 第三話~光編~ 最終話

戦国さん

みらいけ 光編 最終話です

皆さん暖かい目で見てください

2010-07-02 20:06:16 投稿 / 全16ページ    総閲覧数:1416   閲覧ユーザー数:1325

 

賢「光、今日から私がお前の親になってやる」

 

未来賢の誕生はこの言葉から始まった

 

光「・・・・・」

賢「光、お前は確かに他の子供とは少し違う。お前の武を見れば一目瞭然。だが、それでもお前は子供だ。お前がしっかり成長するまで私が面倒見てやる」

 

カキカキ

光は再びボールペンを握り何かを書き始めた

 

光『ありがとうございます。でも、おことわりします』

賢「・・・・まだ、あの男の事を気にしているのか?」

 

光 ビク

それを聞くと光は体が蹲り、シーツを思いっきり握り締めていた

 

賢「あいつの事は気にするな。もう二度とお前の前に現れないだろう」

光「!」

賢「どうした?」

 

カキカキ

光『お父さんはどこ?』

賢「お前!あんな奴の事を心配しているのか?!あんなに酷い事をされてもか!」

 

カキカキ

光『どこ?』

 

光の目は真っ直ぐ私を見ていた。何も迷いも無い真っ直ぐとした目だった

 

賢「分からん。だが・・・・・・」

光「?」

賢「だが、もうお前はあいつに会わないほうが良い」

光「・・・・・」

賢「正直、あいつの行動は親の行動とは言えない。明らかに暴行だったぞ」

光「・・・・・・」

 

カキカキ

光『考えさせてください』

賢「ああ、分かった。いつまでも待ってやる。だがこれだけは言わせて貰う」

光「?」

賢「困った時は私達を頼れ。お前は一人じゃない。私も・・・・いや、歩達もお前の力になりたいのだ」

 

カキカキ

光『ありがとうございます』

 

そう言い残して、私は光の寝室から出て行った

 

 

 

???「話は終わった?」

 

振り向くと、そこにはフリル付きのワンピースを着た巨漢がいた。正直、これはあまりにも目に毒だ。どうして、このような奴が平然とここにいられる。いやむしろ、既に警備員に捕まって刑務所にぶち込まれていてもおかしくないだろ!

 

賢「貂蝉か。まあ、もう少し時間が必要だがな」

貂蝉「そう、それじゃ、孤児院に戻って仕事の話をしましょう」

 

未来家

 

賢「正直、あいつの強さを見るまでは資料を疑った」

貂蝉「そうね。あたしも驚いたわ」

 

資料をテーブルに放り投げる、それには『正史の子供たちに外史の人間の遺伝子発覚』と書かれていた

 

貂蝉「でも、事実なのよね。光ちゃんは楽進と呂布っていう武将の遺伝子が入っているの」

賢「呂布に楽進?聞いた事が無いな。そいつ等強いのか?」

貂蝉「強いわよ!少なくとも呂布って武将は天下無双の武と呼ばれるほどの実力を持っているわ」

賢「かー、そんな奴がいたとはな。もう少し長生きしたかったな」

貂蝉「まあまあ、過ぎた事はしかたないわ」

賢「しかし、となると、他にも影響を受けた人間がいるわけか」

貂蝉「ええ、貴女の仕事はその子達の監視」

賢「しかし、未だに信じ難い。・・・・・正史にこの様な影響が出ていたとは」

貂蝉「そうね、だから私達、外史の管理人がいるのだから」

賢「ああ、しかし、あの子達に私がいた世界の遺伝子が組み込まれたなんてな」

 

そう、これが正史に起きた事件であった

 

賢「っで?原因は突き止めたのか?」

貂蝉「ええ、この子よ」

 

貂蝉は一枚の写真を見せた

 

賢「・・・・っ!これは!」

 

そこには、元気良く笑っている子供の姿だった

 

貂蝉「信じがたいけど、この子は貴女の世界の人間なの」

賢「この子が?」

貂蝉「ええ、でもお願い。この子の事は絶対に上層部に知らせないで」

賢「あの爺共にか?別に構わんが、何故?」

貂蝉「もし、この子の事が知られたら確実に消されるからよ」

賢「はあ?なんでそんな事になるんだよ」

貂蝉「もし、この事を受け入れるならそれは、自分達のミスを受け入れる事に繋がるからわ」

賢「言っている意味がわからん」

貂蝉「十年前、この子がこの正史に飛ばされた時、正史の子供達の遺伝子が外史の人間の遺伝子が組み込められてしまったのよん。それで上層部はそれを見逃してしまった。明らかにコレは異常な事態なのよん」

賢「だが、十年間正史に全く変わる事は無かった」

貂蝉「ええ、そしてあたしが偶然コレの事を見つけて思ったの。もしこの事が上層部に知られたらきっとこの子と光ちゃん達は消されるだろうって」

賢「腐っているな、上層部の爺どもは」

貂蝉「否定はしないわ。ただあの人たちは自分の失敗を受け入れたくないわけ」

 

賢「まあ、とりあえずあの子達のことは任せておけ」

貂蝉「そうねん、それじゃあたしは・・・『院長!空と光、来ていませんか?!』・・・あらん?望ちゃんどうしたの?」

 

望は息を荒らしながら二人がいる部屋に入って来た

 

望「それが、空が行方不明なんです!」

賢「なんだと!」

望「それで、それを聞いた光が病院から飛び出して」

賢「あのバカが!」

貂蝉「それで?歩ちゃん達は?」

望「今、光達が探しています」

貂蝉「分かったわ、あたし達も探しに行くわ」

 

 

 

 

 

 

(まさか、あの爺どももう気付きやがったか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、全員病院に集合した

 

賢「よし、私と望は街の方を探す、貂蝉と歩は学校の方を探してくれ」

愛里「あの、あたしは?」

賢「愛里は孤児院にいろ。もしかしたら戻って来るかもしれないからな」

愛里「分かりました」

 

そして、二人の捜索は夕方まで続いた

 

賢「はあはあ、ったくどこにいるんだ、あの二人は」

望「賢さん、いつもの勘はどうしたのですか」

賢「どうも、こういう肝心な時のは効かんのだよ私の勘は」

 

事実、あの世界でも私が死ぬ時、自慢の勘は出なかった

 

望「しかし、他にどこがありますかね、光が行きそうな所」

賢「ああ!」

望「どうしたのですか?」

賢「あるじゃないか!あいつが行きそうな所!」

 

 

 

 

 

闇闘技場

 

 

光「・・・・・・」

男「よう、光。まさかお前から来るとは思わなかったぜ」

 

カキカキ

 

光『空を返してください』

 

男「ああ、あのチビッコな。今は倉庫でぐっすり寝ているさ。何でもデッカイ病院の娘さんらしいじゃないか。こりゃたんまり身代金が手に入りそうだな」

光「?!」

 

光は拳を握り締めまっすぐ男に向かったが

 

男「俺を殴る気か光?」

光「‥!」

 

光の拳は男の目の前で止まった

 

男「そうだよな、お前が殴れはずないものな。俺はお前の育て親なのだからな」

光「・・・・」

 

男は止まった光を蹴飛ばし、縄で縛りつけた

 

男「お前が悪いんだぞ、お前がしっかりと金を稼がないからな」

光「・・・・・・」

男「まあ、とりあえず。あの女の身代金を手に入れたらここからずらかるぞ。またあの変な女が現れるかもしれないからな。くくく」

 

???「それは、私の事かな?」

男「何?!」

光「!・・」

 

男が振る向くと息を荒しながら入ってくる未来賢がいた

 

男「テメー!あん時の!」

男は賢に睨み付けたが、賢の視野には男の姿は映っていなかった

賢「やっぱりここにいたか。光、私は言ったはずだろ。何かあれば私達を頼れって」

光「・・・・・」

賢「光、もしお前が私のことが嫌いなら私はそれでもかまわん。だがな私はお前に教えたいことがたくさんある」

光「・・・・・」

賢「私はお前の親になるのだ、だからお前に人との愛し方を教えたい」

光「?!」

 

そう告げると光の虚ろな瞳が微かに変わった

 

男「おい!さっきから俺のこと無視すんじゃね!」

 

男が怒鳴りつけると、賢の目が変わった

 

賢「あぁ?貴様、確か私の前に現れるなと言ったな」

男「テメーが現れたのだろ!つーか、何だ親ってのは!こいつの親は俺だろ!」

 

【親】と言う言葉を聞いた瞬間、賢の周りから殺気が溢れ出た

 

賢「『親』だと?ふざけるな!何が親だ!貴様に『親』を名乗る資格なぞ無い!」

男「ひ!」

賢「もう一度言う、うせろ。もう二度と私や光の前に現れるな」

男「ふ、ふざけるな。テメー等、出て来い!」

 

男が呼ぶと、ゴッツイ男達が四十人ぐらい現れた

 

男「その女を殺せ!」

賢「ったく、この程度の人数でこの『孫堅文台』を倒せるか!」

 

男達は何を言っているのか分からないまま、賢に飛び掛った

 

十分後

 

男「う、嘘だろ」

 

男は目の前の状況に目を疑った。男達が襲い掛かるまでは少し変わった女だと思っていた。だが戦いが始まった瞬間、賢は獣の如く男達を倒していった。男達の実力は正直並み以上の持ち主達である、そこら辺の不良を一人で倒せるぐらいの、だが賢と戦う時、まるで赤子を相手にしているみたいに一瞬で倒されていった

 

 

 

 

 

賢「さーて、後は貴様だけだ」

 

賢はまったく息を荒さず、冷たい眼光で男を睨んだ

 

男「こ、こいつがどうなっても良いのか!」

 

男は光の背後に回りこみ、ナイフを突きつけた

 

賢「テメー、さっきまで親とか言っていたくせに最後はそれか!」

男「いいんだよ!もともと、こいつは俺が拾ったガキだからな。元々血のつながりも無ければ、あかの他人だ」

賢「!・・そうか。なら安心した」

男「あぁ?何言っている」

賢「もし、お前と光が本当に親子なら、光を息子にすると言ったとき私もためらいがあったが、それを聞いて安心して光を息子にできるな」

男「だから、なんだ!」

賢「テメーはとっくに負けているって事だ!」

 

次の瞬間、扉から大勢の武装した警官と妙な格好をした男達が現れた

 

 

 

 

 

???「股間のもっこり伊達じゃない。陸に事件が起きた時、海パン一つですべて解決。特殊刑事課、三羽ガラスの一人、海パン刑事、只今参上!」

 

 

 

???「華麗な変身伊達じゃない!月のエナジー背中に浴びて!」

 

 

 

???「正義のスティック闇を裂く!」

 

 

 

???「空の事件なら任せて貰おう!月よりの使者月光刑事、ただいま参上!」

 

 

 

???「同じく美茄子刑事もよろしく!」

 

 

 

???「海を愛し正義を守る、誰が呼んだかポセイドン、タンスに入れるはタンスにゴン、私が水上警察隊隊長海野土佐ェ門、お茶目でヤシの実カットがトレードマークのドルフィン刑事(デカ)だ!!」

 

 

 

???「美しさとはあたしを指す、華麗に舞う蝶の如く、美しさとともに生まれた罪深き漢女、紐パン刑事、参上!」

 

 

 

そこには、警察官とともにいた、謎の変体軍団が先頭に立っていた

 

なぜ、この者たちが捕まらない!賢は再びこの世界の常識がおかしく思えた

 

 

 

 

 

 

賢「貂蝉!なんでお前が!」

貂蝉「うふふ、この子達のおかげよ」

 

貂蝉の後ろには孤児院の子供達がいた

 

望「賢さん、空は無事に保護しました!」

賢「望!でかした!」

海パン刑事「大化源氏!幼児虐待、誘拐現行犯で逮捕する!おとなしくしろ!」

 

大化源氏おそらく、この男の名前だろう

 

源氏「ち、近づくな!このガキがどうなっても良いのか!」

 

源氏はあせりながら持っていたナイフを見せつけ振り回した

 

海パン刑事「しかたない、紐パン刑事、あれをする!子供達を非難させろ」

貂蝉「わかったわん」

 

貂蝉は子供達を後ろの方へ連れて行き、子供達が見えなくらるのを確認した海パンを穿いた変態男はいきなり全裸になった

 

いや、ネクタイとタイツは身に着けたままだが、それが余計に気持ち悪かった

 

海パン刑事「いくぞ!」

 

変態男はそのまま源氏の元へ走り出した。それに続き気持ち悪いセーラー服を着たオヤジの二人組みと肥満なオヤジが走り出した

 

源氏「く、来るな!!!」

光「・・・・・」(フルフル)

 

あー、やっぱり光もやだよなあんな気持ち悪い男達が近づいてくるなんて

源氏は迫ってくる刑事達に怯み一瞬の隙ができた

 

海パン刑事「今だ!とう!」

 

海パン刑事はすかさず大股を・・・・・

 

 

 

 

 

以下、あまりのも下品なので説明できません

 

 

 

賢「・・・・・・」あぜん

 

決着は一瞬で決まり、光は無事保護された

 

賢「光!無事か!」

光「・・・」コクコク

賢「そうか、良かった!」

 

賢はそのまま光を思いっきり抱きしめた。それは本当の親子のように

 

 

 

光「・・・・」

 

クタ

 

賢「光?光!おい!しっかりしろ!」

 

光は賢に抱きしめられたまま、気を失った

それは当然だろう。元々、病院で安静にしていないにもかかわらず、病院から抜け出し空の捜索に飛び出してしまったのだから、そして、源氏に散々痛めつけられ、塞ぎかけていた傷も開いてしまったのだ

 

賢「貂蝉!救急車を早く」

貂蝉「それなら、パトカーを使いなさい。この子達を後で追いかけるから」

賢「すまん!」

 

光は病院に連れて行かれ、無事命を取り留めた

 

 

 

 

それから、数日後

 

病院

 

空の父「賢さん、こんにちは」

賢「おう、向(むかい)光はどうしてる?」

向「あの子なら・・・」

賢「いや、いい。どうせ、あそこだろ?」

 

屋上

 

光「・・・・」

賢「やっぱり、ここにいたか」

光「・・・」

賢「どうだ?身体の調子は?」

 

カキカキ

 

光『お医者さんがすごいかいふく力だって言ってた。あと二日ぐらいでたいいんできるって』

賢「ははは、そうか。そりゃ良かった」

 

カキカキ

光『賢さん、父さんは?』

 

賢「・・・ああ、あいつは今、牢屋に入っている。警察から聞いた話だとあいつお前を拾う前からかなり悪いことをしていたみたいだ」

光「・・・」

賢「・・・・まあ、また明日も来るわ」

 

カキカキ

光『また明日』

賢「おう」

 

 

賢はそのまま、扉に向かって歩き出そうとした時

 

 

 

 

光「・り・・がと・・ご・います」

 

 

 

 

賢「え?」

光「あ・・り・がと・う」

賢「光、まさか!」

光「ありがとう、ございます」

賢「光!お前声が出るようになったのか?」

光「・・声・・でるようになった」

賢「うおっしゃあああああああああああああああああああ!」

光「賢さん、ありがとう」

賢「光!」

 

賢は光をまたおもいっきし抱きしめ、感動の涙を流していた

 

そして、光が退院する日

 

 

 

 

未来孤児院

 

賢「光、今日からここがお前の家だ」

光「ここが、家?」

賢「そうだ!お前は今日から未来光だ」

光「未来・・光」

賢「さあ、入った、入った!空達が待っているぞ」

 

そして、入った瞬間

 

子供達「「「「ようこそ!未来家へ!」」」」

光「?!」

賢「ははは!ったく玄関から待ち伏せとはな。たいした伏兵だな」

歩「さあ、入って光!今日はご馳走よ」

光「・ご馳走?」

「「「「?!光が喋った!」」」」

賢「ははは、驚いただろ」

歩「え?いつ?どこで?どうやって?」

賢「二日前、病院の屋上、自然に戻った」

歩「ええええ~!どうして黙っていたのよ!」

賢「お前達の驚いた顔が見たくてな。光にまだ喋れないように演じさせていたのさ」

望「気づきませんでした」

愛里「本当です」

空「それより、中に入って食事をしましょう」

賢「そうだな」

 

食卓に入ると豪華な食べ物がたくさん並べてあった

 

賢「うお!どうしたんだこの料理は?やけに豪華だな」

望「院長が光の退院祝いにって、持って来てもらったんです」

賢「あいつが?」

歩「そうね、ウチたちをびっくりしたわよ。いきなり大量の食べ物を持ってきたのよ」

賢「そうか、それであいつは?」

愛里「にゃわわ、どこかに行ってしまいまして」

賢「何?」

 

バタン

 

歩「ちょっと!どこに行くの?!」

賢「あいつを探しに行ってくる!」

 

 

それから、数分間外に出て探し回ったらすぐに貂蝉を見つかった

 

 

賢「貂蝉!なぜ孤児院に来ない!」

 

貂蝉「王錬ちゃん、あたしそろそろ戻らないといけないのよん」

 

賢「はあ?」

貂蝉「外史に二人以上の外史の管理人が長期いちゃ駄目なの。もう戻らないといけないわけ」

賢「おい!せめて歓迎会にいるだけはできないのか?」「」

貂蝉「駄目なの。それにあの子たちの記憶を少し変えさせてもらうわ」

賢「変えるって何を」

貂蝉「あたしが未来孤児院の院長だった事、そしてあの子たちとの生活を無かったことにするの」

賢「ふざけるな!じゃあ、あの子達はどうするんだよ!あの子達を残していく気か」

貂蝉「あの子達のあたしとの記憶を貴女だったことにするの。そうすればあの子達は今まで通りの生活が送れるわ」

賢「貴様がそこまで腑抜けとは思わんかった」

貂蝉「いいわよ、どう思ったって。でもねこれが外史の管理人のお仕事なの」

賢「・・・・どうしても行くのか?」

貂蝉「ええ」

 

賢「なら、条件がある」

貂蝉「条件?」

 

賢「あの子達とお前との関係を私との関係にするな。私は私との関係をあの子達と築き上げたい」

 

貂蝉「王錬ちゃん」

 

賢「・・あの子達は私が全責任を持って育てる!貴様が心配する必要は無い。私が新しい未来孤児院の院長になってやる」

 

 

貂蝉「・・ありがとう」

賢「フン」

貂蝉「あ、そうだ、これ貴女と光ちゃんの分」

 

貂蝉は賢に小さなメモ帳見たいのを渡した

 

賢「何だこれ?」

貂蝉「あなた達のパスポート。これはあなた達の身分証明書になるから。あたしからのプレゼント」

 

中を見てみるとしっかりと、未来賢と未来光と書かれていた。生年月日はおそらく見た目で入れたのだろう。さすがに千八百年前じゃおかしいからな

 

賢「サンキューな、貂蝉」

貂蝉「いいのよ、連絡ぐらいならいつでもできるから」

賢「そうだな」

貂蝉「それじゃね、王蓮ちゃん」

 

貂蝉は、光に包まれ空高く飛んで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

賢「さて、私も戻るとするか。腹減ったな~」

 

そして、戻ると

 

賢「なんじゃ、こりゃ!」

 

さっきまで大量に並べられていた食べ物は殆ど無くなっていた

 

賢「おい、望!どうなっているんだ!」

望「いや、賢さんが遅いから先に食べていたのですが・・・・」

 

望が目をそらし、賢もその目線を辿ると、大量の皿が積み重なれており、その真ん中にから揚げをほうばっている、光がいた

 

賢「光?」

 

光「これ美味しいです。賢さんも一緒に食べよう。みんなで食べるともっと美味しい」

賢「はは、そうだな、よーし何を食おうかな」

歩「ねえねえ、これなんてどう」

賢「ん?お、エビフライかどれどれ?」パク

 

 

賢「・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

歩「だはははははは!まんまと騙されてんの!」

賢「なんじゃこりゃああああああああああ!!!」

愛里「どうやら、ワサビをそのまま揚げたものですね」

賢「あ~ゆ~み~####」

歩「あはははは、ヤバ(汗)」

光「クス」

二人「え?」

光「あはははははははは」

空「・・・光が笑った」

二人「・・・・・飯を食べるか(ましょう)」

皆「おお!」

 

その日、未来孤児院からは暖かい笑い声が夜まで続いた

 

 

あとがき

 

みらいけ~光編~最終話できました!光の暗い過去と未来賢の誕生。もともと、光たちは恋姫シリーズじゃなくて別の学園シリーズとして出そうと思っていましたが、自分が考えていた光たちの性格が怖いほど恋姫キャラと似ていたためにこの話が浮かびました。

福と才が出ていないのは、光の後に入るという設定だからです

 

それから、本編で歩が貂蝉を呼び捨ていたのは、貂蝉の記憶を無くしているからです

 

 

 

今後も未来から来た子達応援をお願いします。

 

 

オリキャラ紹介

 

過去 向(むかい)

 

空の父親。未来孤児院の隣にある巨大病院の院長を務める。外科医専門でよく出張などで海外に出かける。そのたびに空を孤児院に預けていた。時々、空も連れて行くこともある。奥さんは内科医である。とにかく人助けが生きがいに感じている人。座右の銘は「悪人だろうと善人だろうと患者であれば助けるまでだ」空のことが好きな親バカでもある。

 

 

大化 源氏

 

光の育て親。親とは思えない虐待を光にしてきた人物。もともとはどこかの企業に勤めていたが、突然倒産してしまい無職になった。そのときに偶然見つけた光を拾い育てた。光が偶然お金を拾い渡した時喜んだ表情を見た光が喜んでくれると思いもっとお金を持ってくるようになった。その後光に戦う才能があることに気付き闇闘技場を紹介した。光が手に入れた金などは殆ど娯楽などに使っている。

 

ネタバレであるが、この男にも遺伝子が組み込まれており、外史の『丁原』の遺伝子が入っている。

 

 


 
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