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No.154310
TRBRCHDMさん
光子は宇宙の存続に欠かすことのできない基本的な存在で、絶対的に必要な枠組みだ。 だが、人間や人間の意思は、決して宇宙に不可欠ではない。 物質が高速で動けば動くほど、その物質にとって、自身以外の時間と空間は縮んでしまう。 極限的な光速度まで到達すると、空間は無限に縮み、時間は無限に縮む。 ビッグバンの時に生まれ、ビッグクランチの瞬間まで生き残った、稀有な光子があるとするならば、 人間の立場から見ると、彼は宇宙の全ての歴史を歩み、光速×宇宙の半径の距離を旅した。 だが、彼にとって、宇宙の大きさは0だ。空間は存在しない。 大きさ0の宇宙を横断する時間は0だ。時間は存在しない。
2010-06-30 09:28:50 投稿 / 1095×821ピクセル
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光子は宇宙の存続に欠かすことのできない基本的な存在で、絶対的に必要な枠組みだ。 だが、人間や人間の意思は、決して宇宙に不可欠ではない。 物質が高速で動けば動くほど、その物質にとって、自身以外の時間と空間は縮んでしまう。 極限的な光速度まで到達すると、空間は無限に縮み、時間は無限に縮む。 ビッグバンの時に生まれ、ビッグクランチの瞬間まで生き残った、稀有な光子があるとするならば、 人間の立場から見ると、彼は宇宙の全ての歴史を歩み、光速×宇宙の半径の距離を旅した。 だが、彼にとって、宇宙の大きさは0だ。空間は存在しない。 大きさ0の宇宙を横断する時間は0だ。時間は存在しない。