アニメを見終わった後のはやての一言でそれははじまった。

「そういえばユキって女の子みたいな顔やね」

そう言ってきた。まあユエは元々そんな感じの顔だし、顔とかが完全にユエと同じなんだから当然と言っちゃ当然だな。

「そうですね～。そういえば女の子の服とか似合いそうですもんね？」

「せやろ？」

シャマルが同意する。

「お前、性別間違えてきたんじゃね？」

「こら、ヴィータ失礼だぞ。」

ヴィータがそう茶化してきてシグナムがそれを諌める。いいぞもっと言ってやれ。

「シグナムもユキトに女の服似合うって思うだろ？」

「む・・・まあな。」

「シグナムまで！？」

とうとうシグナムまでこの空気に乗ってきた。

こういう話の後の展開は・・・まずい。

「あ！俺、もう遅いから帰るな！」

そう言って立って帰ろうとする俺。しかし・・・

「そうは問屋が卸さへんでユキ！」

「なんと！？」

はやてが俺の前に先回りしていた。あの場所からどうやって！？

「知らんかったんか？大魔王からは逃げられん。」

夜天の主＝大魔王ですねわかります。

「くっ！？」

はやてを避けて逃げようとする俺。

「そうはさせへん！」

はやてが指を鳴らす。

「バカな！？」

すると一瞬でヴォルケンリッター（ザフィーラ除く）が俺を羽交い絞めにしていた。

「フフフ・・・逃がさへんで・・・」

はやてが近づいてくる。

「や・・・やめろ！」

俺は抵抗を試みるがはやては止まらない。

「大丈夫やユキ。痛くあらへんから。最初は嫌やろうけど、どんどん・・・フフッ」

怖い！？はやてむっちゃ怖い！？やめてーせめて体女に変化させてからにしてー！

「う・・・うわぁぁぁぁぁ！」

「・・・・・・・・」

「うわー。よくにあってるでユ・キ」

「本気で似合ってんな。」

「ああ。」

「ホント！お人形さんみたい！」

みたいじゃなくてそうなんだよ！

俺の今の格好はフリフリのついた白い服。その上にむちゃくちゃ濃い青色の服。白い十字架の模様がついている。俺の知識で言うとゴスロリ？であってるだろうか？

背中には黒い羽がついていて堕天使っぽい。

銀髪の長髪のカツラ。その上にメイドとかが着けていそうなカチューシャが着けられている。

さらにニーソ履かされて黒いヒールも履かされている。

俺の文章力だとこれ位しか説明できないが、簡単に言えばローゼンメイデンの水銀灯の格好だ。

「ザフィーラ。どうして助けてくれなかったんだ・・・」

俺は恨みを込めてザフィーラを見る。

「すまん。主に止めたら１週間飯を抜くと言われて。」

ザフィーラは顔をそらしてそう言う。

くそっ！外堀はすでに埋められていたか！

「まあ、そう落ち込むな。・・・似合っているぞ。」

それが問題なんじゃないか！せめて・・・せめて女に変化させて欲しかった。

今からやってもパッドを入れられているので（どこから出てきた）変化したら水銀灯のコスプレが変になる。一かわいい物好きとしてそれは認められん！

はやて達は写真などを撮って楽しそうにしている。

あ～！もう自棄だ！

俺は声を田中○恵と同じにする。これも肉体変化のちょっとした応用だ。

ローゼンメイデンは見ていないがMADなどで見た水銀灯を思い出して言い放つ。

「それ以上私を辱めるとジャンクにするわよ！」

はやてはいきなり俺の声が変わったことに驚いていたが

「ええで～。もっと！もっと言うんや～！」

今度は録画し始めた。

俺も乗ってしまって帰るのが遅くなりその日は泊まっていきました。

ちなみにその日はずっと水銀灯の格好で居させられましたとさ。

あとがき

こんにちは、おはようございます、こんばんわ。

今回は平和？な八神家を書いてみました。

作者はローゼンメイデンを見ていません。なので雪人君も知りません。「それなのに水銀灯のコスプレさせんなよ」と思う人も居るかもしれませんがどうぞ生暖かい目でご鑑賞ください。

まあこれもオリ主の容姿（銀髪など）のちょっとした応用だ。

そう言う訳で今回の外伝はどうでしたでしょうか？楽しんで頂けたでしょうか？

なんにせよ今回はこれで終わりです。それではまた次回。じゃあねー！