《前書き》
はじめまして、奏斗と申します。
以後、よろしくお願いします。
私は、遅筆ですので、作品の投稿も遅いと思われます。
また、文章表現も下手糞です。
それでも、『読んでやる』という方だけ、お読みいただければと思います。
また、助言をいただけると有難いと思います。
私の作品は下記のような構成を取りたいと思います。
・前書き
・本編
・後書き
・解説
前書きでは、その時、皆様にお伝えしたいことを書きたいと思います。前書きは、書くときと書かない時があります。基本的には、注意書きだと思ってください。
本編は、そのままですね。
後書きでは、作品を書く際のエピソードやお礼などを書きたいと思います。
解説では、作者なりの『恋姫†無双』や『真・恋姫†無双』についての解釈など。また、作品の解説を書きたいと思います。解説も、書くときと書かない時があります。ネタバレが嫌だと思う方は、見ないでください。
それぞれの部には、ここで次の部に移ることがわかるような言葉を添えるようにします。
本作品を御読み頂くにあたっての注意事項。
・自己満足のために書かれた駄文ですので、つまらないかも。
・主人公は、オリジナルキャラです。
他にもオリジナルキャラが出る場合があります。
・他の登場するキャラクターに関しても、偏見で性格が変わることが、多々あると思われます。
・大変打たれ弱いので、酷評を避けてください。普通にへこたれます。
・この物語は、『恋姫†無双』と『真・恋姫†無双』をプレイされてからお読みくださると良いかもしれません。
それでは、『幻・恋姫†無双』を始めたいと思います。
どうぞお楽しみください。
「ふぃ~~~~……」
道場内に響く竹刀特有の軽やかな音を聞きながら、被っていた防具を脱ぐ。
「いくら冬って言っても、防具を着けてるとやっぱ蒸れるなぁ」
青年は、黒髪を手ぐしで整える。
「ホンマやな。頭から湯気出てんでー」
「のわっ!?」
青年の背後からひょろっと優男が顔を出した。
「やほ、かずピー、おひさ~?」
「お、おひさじゃねーよ。いきなり湧いて出んなってば、及川!」
「いきなりって。俺、さっきからずーっとここに居ったのにぃ」
「マジか? 全然気付かなかった……」
「すまぬが、ちょっと待たれよ。北郷一刀殿、及川佑殿、休憩中でもまだ練習中の生徒がいるでござろう。静かにされよ」
道場内に静かだが逆らない凛とした声が響き渡る。
「「すいませんでした、不動主将(先輩)!」」
その声の先にいる長身の女性に、北郷一刀と呼ばれた青年と及川佑と呼ばれた優男が瞬時に謝る。それを確認すると、また試合に戻った。
「静かに話そうぜ、及川」
「そやな。しかし、流石、不動如耶先輩やな」
「まあ、あの人だからな。それはそうと、おまえ、一体何しに来たんだよ?」
「すっかり忘れとるやん自分!」
「忘れる? おまえと何か約束してたっけ?」
「してたかもクソも! 冬休みに入る前に理事長から全校生徒に向けて宿題が出たやろうが」
「宿題? ……どんなんだっけ?」
「敷地内に歴史資料館を造ったから、休みの間に見学して感想文を書けとか言ってただろ、一刀?」
二人が声をした方向をみると、脇に面と竹刀を抱えた赤い目を持つ銀髪の男が立っていた。垂れには、“両儀”と書かれている。
「命、お疲れ様。不動先輩との試合、見てたぞ」
「みこトン、Mなん? そうなんやろ!?」
命は、頭に手を当てる。
「おまえな……。主将に勝てる訳ないだろ? 公式戦ではここ数年無敗なんだぞ、佑」
「でも、命だって、強いじゃないか?」
「ふむ、そうでござるな。それがしと良き勝負ができるのは、北郷殿と両儀殿だけでござるからな。おっと、失言でござる」
「主将、一刀と佑が驚いてますよ。いきなり、声を掛けるから」
「すまぬでござるな。それでは、お疲れさまでござる」
不動が去って行くと、一刀と及川が平静をなんとか取り戻す。
「不動先輩、心臓に悪いわ~」
「そうだな……って、おまえもしてただろ、及川!」
一刀が及川に対して怒鳴る。
「で、歴史資料館に行くんじゃないのか、一刀、佑?」
「そうだったな。そういや一緒に行こうぜって話をしてたっけ」
「思い出したかい。……んでや。それを今日、まさに今から行こうやないか、と。そう思ったワケや、かずピー」
「んで俺達を呼びに来たのか。……ま、練習もそろそろ終わりだし、別に構わんが」
二人は、傍らに置いていた道具を片付ける。
「それにしてもえらく急に思い立ったな。いつ行くか決めてなかったのに」
「ま、ついでって奴?」
「ついでー? 何のついでだよ?」
「で?ぇ?と? に決まっとるやないかー?」
「……チッ」
「ムフフーッ! ってワケでかずピー、早く着替えてきてなー?」
「はぁ……わぁーったよ! つか、命は行かないのか?」
「なんでや? みこトンも一緒に決まっとるやろ?」
「命の名前を言わなかったじゃないか?」
「それは、俺が着替え終わっているからだ、一刀?」
後ろから命が現れる。
「って、いつの間に着替えたんだ、命!?」
「お前たちが話している間だ。早く着替えてこいよ?」
「分かったよ」
一刀は、急いで更衣室に入っていく。
「さて、俺たちは、一刀を待っているとするか」
「そやな」
道場内に爽やかなか風と共に、茜色になりつつある光が差し込んできた。
《後書き》
『楽しんでください』とか言いながら、大変短いですね。
申し訳ありません!
謝るついでに、もうひとつ。
次もまだ、本編に入りません!
本編に入るのは、第3話からかな?
では、次回までお待ちください。
《解説》
☆『幻・恋姫†無双』の世界観
『真・恋姫†無双』は、『恋姫†無双』の外史の平行世界ではないかと思っています。
その理由としては、『真・恋姫†無双』での漢編で、貂蝉が「こちらの世界のご主人様」と言っていたからです。
『こちらの世界の』ということは、別の世界もあるということでしょう。
また、貂蝉が、いきなり現れたことから、外史である可能性が高いのです。
『幻・恋姫†無双』は、『恋姫†無双』の現実世界に置ける並行世界での外史となります。
そして、『春恋*乙女 ~乙女の園でごきげんよう。~』と聖フランチェスカ学園や及川などで世界観が被っていることから、不動如耶にも登場してもらいました。
☆主人公『両儀 命』の名前について
後漢の正統な思考は儒教だったが、後漢の滅亡により、儒教は大きな打撃を受けた。
儒教の再生に立ちはだかったのは、道教と仏教である。
仏教は、この際、横に置かしてもらうことにする。
道教の教団の制度は2世紀頃の張角の太平道(黄巾の乱)、さらに張陵の五斗米道(天師道)の教団制度が基本にあるのではないかといわれている。
道教の中心概念の道(タオ)とは宇宙と人生の根源的な不滅の真理を指す。
道の字は、しんにょうが終わりを、首が始まりを示し、道の字自体が太極にもある二元論的要素を表している。
この道(タオ)と一体となる修行のために錬丹術を用いて、不老不死の霊薬、丹を錬り、仙人となることを究極の理想とする。
道(タオ)は、自然とか無為と同義とされ、また陰陽の思想で説明される。
道は真理であり、無極(むごく)と呼ばれ、また太極とか太素と呼ばれる。これらの思想は、太極図で示される。
太極図は、『周易』繋辞上伝にある「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず(易有太極、是生兩儀、兩儀生四象、四象生八卦)」に由来し、宋易(宋代から興起した朱子学系統の易学)や道教において重視された。
ここから、『両儀』と取り、氏とした。
『空の境界』と被ったのは、同じところから取っているかららしい。
『両儀』以外に、合いそうな氏がなかったので、これにした。
『命』の名前は、次回に関わってしまうので省くことにする。
気になる方がいらっしゃれば調べてみてください。
それでは、また次回、お会いしましょう。
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始めまして、奏斗と申します。
今作は、序章の前半です。