はじめに
GILL(ギル)と名乗る作者です。
この作品は、真・恋姫†無双のみプレイした自分が
『俺は、風が大好きなんだ!!』
と、いう感じでタイトル通り【~IF~】『もし、風達と一刀が同行したら・・・』
という妄想がタップリの作品です。
でも、作者は風以外に目が入っていないので、もしかしたらキャラが変わっている可能性も出てきます。
そして、オリジナルのキャラクターも出すかもしれません。
ですから、『あ、そういう系のSSマジ勘弁』という方はお控えください。
それでも、『別に良いよ』という方は是非とも読んでやってください。
それでは、ご覧ください!
「「「「北郷様ぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」
沸き上がる歓喜の声
あぁ、そっか・・・。 俺達は・・・生きている・・・・生きているんだ。
「カズピー。 何ボケっとしとんねん。 はよう、皆の元へ行ってやり?」
「おいおい、お前・・・フラフラでよく言えるな」
ったく・・・。 肩貸してようやく立てるって具合なのに・・・。
「ほら! はよう行った、行った!」
及川に背中を押されて、シッシッと手を振られた。
まったく・・・足、ガクガクじゃんかよ・・・お前。
そう思いつつも、折角の厚意に感謝しつつ、俺は・・・
「皆、ありがとう! そして・・・ただいま!!」
心配してくれた皆と、生還を分かち合った・・・。
その次の日・・・・。
オッス! とある邑を救った指導者こと私、北郷一刀とその他マゾ一名だ。
さて、昨日は流石に疲れてしまって皆の顔を見た途端にぶっ倒れたけど・・・今日こそは、無事生きる事が出来た祝いとして、宴会をしようと考えていたのだけれど・・・。
「「・・・・・・・で?」」
またもや、及川と声がジャストなタイミングで・・・。
「「「・・・・・・・で?」」」
あちら側も対抗してきてですね・・・。
「「何で俺達(ワイ達)が縛られないといけないんだ(縛られにゃならんのだ)!?」」
・・・・もうやだ、このマゾ。
「「「理由を聞かなければなりませんか?」」」
なんだよ、この対抗ラリー
「「「「「頼むから解いて!!(嫌です!!)」」」」」
しかも、負けたし!!
「お兄さん。 お医者様に言われませんでしたか? 今日は一日安静です!」
「そうです。 北郷殿。 あんなに無茶をなされて・・・・」
「まったくですな。 やはりお引止めするべきでした・・・」
なんという大げさな・・・。
あれ? でも、確かに全身が痛いな・・・。 もしかして・・・・
「マテや。 なんでカズピーばかり心配するん? ワイの事は?」
「「「・・・・・・・ぁ」」」
「・・・・『ぁ』 じゃないよ?! 何?何? ワイは眼中に無いとですか!?」
「・・・・取りあえず、お兄さんは絶対安静です! 何なら、風が付きっ切りで看病してあげるのですよ~? はい、ア~ン♪」
そう風は言うと、手元にあった採りたての果実を差し出してきた・・・否、それよりも
・・・・・・・・萌える!!
「ほほぅ・・・。 風殿は既に関係を作り始めていたとは・・・」
何やら感慨深く、趙雲は此方をニヤニヤと見ているし。
「いーな、いーな、カズピーだけ。 郭嘉ちゃん、ワイにもあ~んしてぇな!」
「・・・・・・・・さて、と! お茶を淹れてきますねっ♪」
「ちょ、ま・・・。 なんでそんなに上機嫌!? っていうか無視?!」
何でだろう。 心なしか、郭嘉さんが『及川』という存在を自分の中から抹消した事によって自分を保ち、心が躍っているように見えるのは・・・何故?
「オホンッ。 とにかく!北郷殿達はしばらく安静になされよ。 私は少し、情報を集めてくる」
「解りましたか? 北郷殿。 絶対!安静!・・・ですよ?
もし、破ったら・・・。 命に関わります。 それでは、失礼」
いや、いや、いや。 だ!か!ら!
「「唯の、『全身筋肉痛』だろ(やろ)おぉぉおぉおぉぉ~~~~~っ!!」」
結局。
風は、一日中俺を看病し続けてくれた。
風が何かを言う度にあの変態が「い~な、い~な」なんて言うから、鉄拳を食らわせてやったよ!
流石に、全身悲鳴が込み上げてきたけどね!
風にも怒られた。 でも、その後で、額と額を合わせてきて・・・笑ってくれた。
俺はその時に、決心がついた。
うん、もう迷わない。 例え、彼女と離れ離れになっても・・・絶対に、後悔しない。
―――――――――――――翌日。
なんとか筋肉痛を治した俺と風達とその他マゾ一名は、邑を去ることにした。
勿論、当初の目的は、食料と水の確保であり、住み着く事じゃない。
それを解っていてくれたのか、邑の方々は充分な食料と水を分けてくれた。
そして・・・・
「今まで、お世話になりました!」
「いえいえ、邑を救ってくれた、せめてものお礼です」
門の前で、長老と邑の方々との最後の挨拶。
『御遣い様! 達者でな!』 『皆さん! お気をつけて!』
『またいつでも、此処にいらしてくださいな!』 『邑の恩、忘れません!』
数々の言葉。 なんだか、別れるのが寂しくなりそうだ。
それでも・・・・
「あぁ! 皆さんもお元気で!!」
前に進むしか、無いだろ!!?
「・・・さて、それでは、私はこれから公孫賛という人物が治める土地へと行ってみたいのだが・・・如何でしょうか?」
「構わないでしょう」
「別に良いんじゃないですかねー?」
「ワイはどちらでも~」
よし、今だな。 今しか言うチャンスは無い。
大きく息を吸って・・・吐いて・・・・・・・・・・・よし!
「あのさ!」
「「「「ん?」」」」
『折角だけど・・・・此処でお別れだ』
「「「「!!!???」」」」
そう、お別れ・・・。 理由なんて簡単だ。
「お別れとは・・・・どういう意味でしょうか?」
「いやね、簡単だよ。 今回の事件で、決心したんだ」
「・・・・何を?」
「世の中には、まだまだ解らない事が有る。 だから俺は、自分の意思で世界と向かい合いたいと思うんだ。 何も解らないまま、何かを決め付けるのは・・・嫌だからさ」
「・・・だから、お別れだ」
うん、俺の勝手な我侭に皆を巻き込みたくないしね。
「・・・・・・(テクテクテク)」
「え? あれ?」
風さん? 一体何を?
「風! 貴方、何を!」
「稟ちゃん。 私が前にしたお話、覚えてますか?」
「え? ・・・まさか!」
「はい、私は・・・お兄さんに『日輪』を見たのですよ~
だから、今を持って・・・私は、『程昱』と名乗るのです」
「そうですか・・・なら、私も・・・私の信じる道を行きます!」
「はい、さようなら。 稟ちゃん」
「えぇ、さようなら。 風」
え?え?え? 何? 何? この空気。
あれ? 可笑しいな・・・計画じゃあこのまま一人でレッツ・ゴー☆ なのに。
「と、言う訳でお兄さん。 風も付いていくのですよー」
「え? でも、良いの?」
「お兄さん。 あの夜・・・言いましたよね?」
「!! ・・・・・・・そうだったね」
そう、確かに聞いた。
否、実際には言ってない。けど、そう気づいた。 『風は・・・守ってくれる、と』
だから・・・俺が一人にさせる訳にはいかない。
「なんや、なんや。 そんな決意あるなら初めに言って欲しいっちゅうの」
「及川・・・お前」
「カズピーが自分で行きたいと思ったなら、それでええやろ?
それに、ワイには惚れた女を守る責任があるのや!」
「誰に惚れているのですか?」
「ヒドッ! 惚れた女の子にそんな事言われるなんて・・・」
「・・・・・・フフ」
「ハハハ・・・・」
まぁ、何はともあれ!
『『『『『また、何処かで!!』』』』』
そう、これ以上の言葉なんて不要。
どの道、この道、辿り着く『ゴール』なんて、皆一緒さ! そう、信じている!
だから、今は・・・・前に、進もう!
――――――――――――そう、この瞬間が
太陽を司りし――――――――陽の御遣い 『北郷一刀』と
日輪を支えし――――――――風の羽織 『程昱』の
誕生であり、歩みの瞬間でもあった――――――――。
「それで、お兄さん」
「ん?」
「まずは、何処から行きましょうか?」
「ん~そうだな。 じゃあ、風の真名に頼ろうかな」
「私の真名?」
「そ! 風の向くまま! 気の向くままに!」
「・・・随分と適当ですね~」
「きっかけなんてそんなモノだよ! 行こう、風!」
「はい、お兄さん♪」
――――太陽が照らす砂漠の中――――――
―――――――――――御遣いは、風と歩む―――――――――
あとがき
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
短くするつもりが・・・長く・・・orz
これは・・・閑話と言えるのでしょうか!?
おっと! それよりも・・・・
さて! ここから先は、黄巾の乱編に入ってゆく形なのですが・・・
『ここで! 選択の余地を与えましょう!! (ナニサマww)』
簡単に言えば、何√にしましょうか? というアンケートです。
この話はあくまで『魏√【IF】』です。
だから、必ずしも魏√になる事は無いです・・・多分。
何か可笑しな点が有りましたら、教えて頂きたいです。 タイトルを修正するかもです。
では、アンケートにお答えください!!
① 呉√ ② 袁術√ ③ 袁紹√ ④ 西涼√(馬騰√)
⑤ 董卓√
と、いう感じです。
蜀はまだ出来ていないので・・・除外
魏は言った矢先に出すのも・・・除外 サーセンww
期限は・・・今週の金曜日 0:00を持って受付終了とさせて頂きます。
それでは、次回の投稿まで
See you again!!
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GILLと名乗る作者です。
拙い文ですが、見てやってください。
~風と歩み~ 閑話 です。
簡単に言えば、アンケートです。
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