「クド公おめでとう!」
「おめでとう!くーちゃん」
葉留佳さんと小毬さんの口からこぼれる祝福の言葉
「え?今日は何かありました?」
「今日が何の日か忘れているみたいね、クドリャフカ」
「???」
佳奈多さんのヒントにも思い当たる節がない
「もしかして…に」
「たんじょうびおめでとう!クー公」
井ノ原さんのおめでとうであたしは思い出す
「そういえば今日はあたしのたんじょうびでした。すっかり忘れていました」
気がつくとあたしのまわりにはいつものみんなが集まっており、思い思いのプレゼントを持っている
「みなさん、あ…ありがとうございます!私のようなふとどきものがこのような仕打ちをうけるとか…」
「ふとどきものじゃないでしょう?クドリャフカ」
「あ、間違えてしまいました」
顔を赤らめるあたし
「今日はみなさんに会うたびに”おめでとう!”といわれるのでなにかあったのかとおもってしまいました」
「なにかってなんだよ!クー公」
ここぞとばかりのツッコミ
「あかちゃんができたのかと…」
「誰のだよ!」
「あ、あたしとりき…わふー!こ、これ以上は恥ずかしくいえないです!」
真っ赤な顔を帽子で隠そうとする
「な、なに!」
「うそ!」
「うそです!たしかにリキとだ、大人の男女の関係になりましたが子どもはまだ…」
「え、えー!」
みんなの驚きを前にしてあたしはまた余計なことをいってしまったと後悔していた
「どうしたのさ、さっきから大騒ぎだけど」
タイミングがいいのか悪いのかここでリキが登場する
「おい、理樹おまえやったな!」
「ついに男になったか!」
「ちょっと何の話かわからないんだけど」
リキは困惑している
「クドリャフカ!ど、どういうことか説明しなさい!」
「で、どうだったの?クド公」
「ど、どうってなんのことですか!」
「詳しい話は向こうで聞きましょう。能美さん」
せっかくリキが来てくれてチャンスかと思っていたら一気にピンチが舞い降りてしまったようです。
わふー!>ω<
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今日は、クドの誕生日
それようのSSを急遽書き下ろしました
かなり短いですが、クドのパタパタする姿と勘違いを思い浮かべていただければ幸いです