袁招「いったいどうなってますの!?」
一刀「何がです?」
袁招「ついこの間までこのような活気・・・・何をしたんですの!?」
一刀「何も・・・・ただ、ちょっと改善しただけ・・・それだけだよ」
顔良「ただ改善しただけで・・・・こんなに変わるなんて・・・」
猪々子「アニキ~って袁招様に斗詩もどうしたんだ?」
一刀「ああ・・・なんでもないよ。それよりどうした?」
猪々子「あ、忘れるとこだった・・・アニキに会いたいってやつがマタ来たんだよ」
一刀「はぁ・・・雇い主の猪々子が見て決めればいいのに」
猪々子「あたいよりアニキの目がいいの!こっちにきてくれよ」
一刀「わかったよ・・・では、失礼します」
猪々子に案内され、袁招様と顔良将軍の下をはなれる
猪々子「つれてきたぞ~」
男「あなたが北郷様ですね・・・」
一刀「はぁ・・・そうですが・・・」
男「申し送れました私、ここらへんで義勇軍をしているものでして・・・」
一刀「義勇軍ですか・・・話というのは・・・?」
男「はい・・・私たちを雇ってくれませんか?」
一刀「下るわけではなく・・・・雇うですか」
男「はい・・・・どうでしょうか?」
一刀「そうですね・・・・彼女と相談しますのでしばしお待ちください」
男「はい」
猪々子「アニキ・・・どうしたんだよ・・・・相談なんていつも「しっ!」アニキ?」
一刀「猪々子・・・近くに居る兵を集めてくれ「なんで?」あいつらは義勇軍じゃない」
猪々子「え?だって・・・「いいか・・・なんで近辺じゃないと動かない義勇軍なんだ?」それは・・・」
一刀「信じられないって顔だな「そりゃ・・・ね・・・」なら」
俺は目の前を通りかかった兵を目で呼ぶと一芝居うってもらうことにした
一刀「お待たせしました・・・貴方たちを雇いましょう」
男「おお・・・本当ですか」
一刀「ええ、では「伝令!」なんだ?」
兵「賊が街に迫ってきてます・・・正確な数は不明ですが・・・およそ5千はいるかと・・・」
一刀「5千か・・・・兵が足りないな・・・・そうだ!アナタの兵も手伝っていただけないでしょうか?」
男「わっわたしたちの兵もですか!?」
一刀「はい・・・あいにくこちらは前の賊退治で半数を失う大失態をしたばかりでして・・・・どうでしょうか?力があるとわかれば・・・・その後の対応も変わると思いますが(ここは男にだけ聞こえるように)」
男「わかりました・・・では、兵を連れてきます」
一刀「はい・・・頼りにしてます」
偽賊『わぁあああああああああああ!』
一刀「(小声)猪々子・・・わかってるよな?」
猪々子「アニキのことだから・・・・あたいがんばるよ」
一刀「前曲進め!相手は所詮烏合の衆!蹴散らしてやれ!」
『おおおおおおおおおおお!』
男「わっわたしたちもいくぞ!」
『おおおおおおおおおおお』
男「・・・・手はずはわかっているな」
偽賊(自軍)「もちろん!」
伝令「申し上げます!賊後退していきます!」
一刀「あらかた片付けた・・・・深追いはするなと・・・行け!」
伝令「はっ!」
一刀「みなの武勇より数の多い賊を撃退できた!感謝する!皆勝どきをあげろぉぉぉ!」
『おおおおおおおおおおおおおおおおおお!』
一刀「協力感謝します・・・」
男「いえいえ・・・当然のことをしたまでです」
一刀「この武勇は袁招様に詳しくお伝えします・・・・今はこれを」
男「おお・・・・ではいただこう」
男「いえいえ・・・そのようなこと・・・まだまだですよ」
一刀「いえ、十分すごいじゃないですか!一人で賊を4千倒すなんて・・・・」
今回の討伐に関わったやつらで宴会をしていた
男2「ちょっとかやへ」
男「おう」
義勇軍と袁招軍が笑いながら自分の武や考えを語り飲んでいる・・・・確実に数をへらしながら
男「にしても遅いな」
一刀「ですね・・・ちょっと見てきましょう」
男「頼みます」
一刀「・・・・屑が」
兵「北郷様・・・・目標残りあの男のみとなります」
一刀「・・・酒に自信があるやつらでつぶせ」
兵「はい」
男「遅いですなぁ『グビグビ』」
兵「じゃまするよっと・・・・ヒック・・・すまねぇな、北郷様はちょっとねむりこけちまってな」
男「あの程度でか!?」
兵2「だから・・・・あんたの相手は俺たちだ・・・・ほれ・・・この街で最高の酒だ・・・これで文句あるまい?」
男「あるわけない・・・・うまいなぁ」
兵「それじゃぁ・・・・飲み明かそうぜ」
男「もちろんだ」
男「ぐがぁぁぁぁぁ!ぐごぉぉぉぉぉぉ!」
兵「・・・ふん、口ほどにも無い」
兵2「この程度、北郷様がつぶれるわけ無かろう」
一刀「すまなかったな・・・」
兵「いえ・・・して、どうするのでしょうか?」
一刀「なに・・・別の盗賊の情報が手に入った・・・・わかるか?」
兵2「えっと・・・・妄想の類でいいなら・・・「かまわん」」
兵2「兵の格好をさせて・・・・置いておくとか?」
一刀「それもいいが・・・・もったいないだろ・・・・鎧見てみろ」
兵「何かおかしいでしょうか?」
一刀「装飾に金かけすぎだ・・・・猪々子と話あったが・・・・今後俺たちの隊でその鎧を使うことは禁止する・・・あと一ヶ月あれば新しい鎧がくる・・・それを試して・・・今のはすべてかねにするつもりだ」
兵「そんなことしてもいいのでしょうか?」
一刀「民に重税かけておいて・・・・いいと思ってるのか?」
兵「「いえ・・」」
一刀「賊は明日処刑する・・・・以上だ」
兵「「はっ!」」
猪々子「アニキ~・・・あたい・・・・」
一刀「コンナ時代だ・・・・だまされることもある・・・けど、だからって疑ってばかりもだめだぞ」
猪々子「アニキ・・・」
一刀「よしよし(なでなで)・・・・すまないが・・・顔良隊に警備を頼んでくれないか?」
兵「それはもう大丈夫です・・・・私含めすでに警備を行っておりますから」
一刀「ああ・・・・すまない」
兵「いえ・・・では、失礼します」
一刀「・・・・優秀な兵たちだよ・・・まったく」
おまけ
顔良「はぁ・・・・最近、兵の皆がどこかよそよそしいのはなんでだろ・・・・」
猪々子「斗詩~・・・どうしたんだ?ため息なんかついて」
顔良「あ、文ちゃん・・・・えっとねぇ・・・最近兵の皆がよそよそしくて・・・・」
猪々子「よそよそしい?」
顔良「うん・・・何かね・・・・隠し事してるって思えるんだ」
猪々子「隠し事ねぇ~」
顔良「悩み事なら・・・・相談してくれればいいのに・・・・」
猪々子「(もしかして・・・・アニキに関係することかな・・・?)」
顔良「文ちゃん・・・・何か知ってるって顔だね・・・」
猪々子「え!?いや、何も知らないって」
顔良「嘘だよね・・・・」
猪々子「(うひゃ~・・・斗詩怖いって・・・あ)とっ斗詩!あれ!」
顔良「もうごまかさないで・・・・あれは・・・」
兵「あの北郷様!」
一刀「ん?ああ、この前の・・・・どうかした?」
兵「あの・・・北郷様に教えていただいたとおりにやってみたら・・・・上達しました」
一刀「そうか・・・・あんまり無理しないようにね・・・・(ムニッ)」
兵「にゃにほしへるんでひゅか!(なにをしてるんですか!)」
一刀「痛い?」
兵「いえ・・・痛くありませんが・・・?」
一刀「・・・・悪いこと言わないから・・・・数日安め・・・・いいな」
兵「はっはぁ・・・・」
一刀「あと・・・・軍医に行った方がいいな・・・・(さらさら)これを見せれば大丈夫だろ」
兵「はい・・・・(カク?)」
顔良「あのこ・・・・私が話しかけても・・・・悩み事ないって言ってたのに・・・・」
猪々子「あははははは」
顔良「ちょっと北郷さん!?」
猪々子(斗詩・・・・・元気だせよ~)
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