東方不敗×恋姫
第三話「掴め一刀! 明鏡止水の境地! 壷中天の修業!」
管輅「では、一刀さんには、この『外史』で生きていく為に、修業をしていただきます。」
「・・・・・・管輅さん、修業の方については俺の方からお願いしたいくらいです。でも、その前に・・・・・・アレ、どうするんですか!?」
俺の目の前には頭に大きいたんこぶが出来て気絶したままの左慈と鼻にティッシュ?を積めた于吉がいた。
管輅「まず修業方法ですが、まずはこの壷の中に入って頂きます。」
ス・スルー!?どんなにあの二人が嫌いでもこの状況はまずいだろう。
「あ、あの・・・管輅さん?出来ればあの二人と少し話をさせてほしいけど駄目かな?」
管輅「それは何故です?」
「もしかしたらあの二人に仲間になってもらえないかと思ってさ。」
管輅「・・・それは構いませんが・・・・・・。・・・その二人今でこそ幼女の姿ですが、元々男ですよ?」
「男とか幼女とかは関係ないよ。左慈の戦いを見た時に思ったんだ。あの力は必ず役に立つってね。」
管輅「判りました。しかし気をつけてください。貴方の始まりの『外史』においてあの二人は貴方の−敵−だったのですから。」
「ありがとう、管輅さん心配してくれて。」
管輅「い・いえ・・・当然の事をしただけですから。//////。」
管輅が顔真っ赤にして俯きながらひとしきり照れた後顔を上げると目の前には誰もいなかった・・・。ただ先程自分が取出した外見上は薄汚れた壷が在るだけだった。
管輅「・・・・・・徹底的に鍛え直す必要がありますね。」(−_−メ)
管輅は、凄まじい瘴気を放ちながら目の前の壷の中に入っていくのだった。
一方その頃一刀達は
「へぇ〜、壷の中に森が在るなんてすごいなぁ。」
貂嬋「此処は森じゃないわよ御主人様」
「えっ!じゃあ此処は一体何なんだよ!?」
卑弥呼「ふぬぅ〜ん!東方不敗よ。この森の気配何処か懐かしいとは思わぬか。」
東方不敗「このむせ返るような緑の香り、強靭な意思を持ちつつも慈愛に満ち溢れた大地の氣は・・・!?まさか!ギアナ高地かっ!」
卑弥呼「そうじゃ!お主の考えておる通り、此処はギアナ高地よ。」
「ギアナ高地〜!?マジかよっ!何だって壷の中に入ったらそんな所に出るんだ?」
貂嬋「御主人様の修業の為よぉ〜んだって今の御主人様の実力じゃそれこそ一般人に毛が生えた位よぉ〜ん」
「うわぁ、はっきり言ってくれるよな。でも時間的に大丈夫なのか?俺が『外史』に来る時期って黄巾党が暴れ出す前だろう?」
貂嬋「それが・・・少し時期がズレちゃったのよぉ〜ん御主人様」
俺はすごく厭な予感がしながら尋ねる事にした。
「ズレたってどれくらいなんだ?」
貂嬋「え〜っと大体10年位前に戻っちゃったかしらね」
「全然少しじゃねぇ!!」
卑弥呼「ぬっふぁ〜っ!!オノコが慌てるでないわぁ!!お主はまず今よりも強くならねばならぬのだっ!!」
貂嬋「その為のこの空間よぉ〜んこの空間はギアナ高地をイメージこそしているけど全くの別空間なのそして、此処での一日は外での10分に相当するわよぉ〜んその上この空間内では年を取らないのよぉ〜ん但し、殺されれば死ぬから気をつけてねぇ〜ん」
東方不敗「壷中の天と云う訳か。それと北郷よ、そろそろ左慈殿が目を覚ましそうだが・・・。どうする積もりだ。」
「えっと、とにかく初めは話し合う事が必要だと思います。」
東方不敗「それは一向に構わんが、そう上手くいくかのう・・・。」
???「・・・ぅう・・・っ!こ・此処は!?俺は・・・一体・・・?」
「大丈夫か?左慈。」
左慈「っ!貴様は北郷一刀!・・・そうか・・・俺は・・・負けたのか・・・。」(´Д`)
「だ・大丈夫か?随分酷くやられたみたいだったけど?」
左慈「大丈夫だ。東方不敗が手加減してくれたおかげで、目立った外傷もないしな。」
「えぇっ!アレの何処が・・・!?何か全力全開で岩に叩き付けられてたみたいだったけど!?」
左慈「あぁ、岩に当たる直前に東方不敗の氣が俺の全身を護ってくれたからな。全くたいしたものだ。」
「すげぇ・・・。氣ってそんな事も出来るのか・・・。」
左慈「それで俺達に、何の用だ。まさか仲間になれと云う積もりじゃないだろうな?」
「あ〜、まぁそのまさか何だけど・・・駄目かな?」(´〜`;)
左慈「まぁ別にこの『外史』を壊す仕事を請けている訳でもないしそれは構わない。だがな。一つだけ確認しておきたい事が在る。」
「なんだ?俺で答えられる事ならなんでも聞いてくれ。」
左慈「北郷一刀、この乱れ行く『外史』で貴様は何を目指す?」
「俺は・・・、皆が笑顔で暮らす事が出来る世界を作る手伝いが出来れば良いかなって思う。」
左慈「甘いな。そんな世界は所詮理想でしかない。そんな事は自分でも解っているのだろう。この乱世なら力さえあればなんでも手に入れる事をが可能だ。旨い食い物に酒、そして自分の好みの佳い女だって手に入れる事が出来る。それらを手に入れる為に力を欲するならばともかく、そんな絵空事の理想を目指す等本気で考えているのか?」
「俺は、複数の『外史』の記憶を思い出した時に思ったんだ。もう一度みんなに会いたいって、もう一度みんなの笑顔を見たいって。だからその為にこの乱世を治めたい。だけど、俺一人の力じゃたかが知れてる。だから、左慈の力を貸して欲しい。」
左慈「詰まる所、女の為か?」
「まぁそんな所かな。」
左慈「・・・ぷっ、あっはっはっはっ!はーっはっはっはっ!所詮、北郷一刀は北郷一刀と云う訳か!あーっはっはっはっ!」
「お・おいっ!そんなに「良いだろう。手を貸してやる。」・・・って良いのか!?」
左慈「あの糞爺共の鼻を明かす良い機会だ。手を貸してやろう。それとも、俺達の手等要らんか?」
「とんでもないっ!こちらこそよろしく頼むよ!」
左慈「という訳だ。貂嬋・卑弥呼そんなに警戒するな。于吉!お前もそれで構わんな。俺は北郷に手を貸すぞ!」
于吉「はぁ、相変わらず貴方は自分勝手ですねぇー。しかし、貴方の考えも判りますからねぇ。北郷さん私も手を貸してあげるですよぅ。」
「あ・ありがとう。于吉!」
東方不敗「話が済んだ所でとりあえず飯にせんか?今そこでちょうど手頃な豹がおったのでな、とりあえず仕留めておいたぞ。後は火も起こしておいたぞ。」
豹は六人で美味しくいただきました。
東方不敗「さて、腹ごしらえが済んだ所で。まずは、北郷よお前の実力を知りたいのでな。儂に打ち掛かって来い!」
「わ・判りました!行きますっ!」
俺は東方不敗さんに拳を固め殴り掛かっていった。しかし俺の拳は一発も当たらず全て空を切っていた。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
東方不敗「そこまでっ!・・・ふむ。北郷よ、お前の動きには無駄が多い。それにリズムが単調過ぎる。当てる事に気を取られ過ぎて相手しか見ておらん。後、体力が少な過ぎる。但し、うっすらとだが氣を纏っておる。氣においてはかなり筋が良い。貂嬋殿・卑弥呼殿、貴殿らの見立てはどうかな。」
貂嬋「まずは、私も御主人様の実力については同じ意見よぉ〜んまずは体力と防御力をつけないといけないわね〜ん
卑弥呼「ふぅむっ!儂もほぼ同じ意見じゃ。しかし体力もじゃが周囲に対しての注意力と素早さを高める方が良いと思うのじゃがな。」
東方不敗「儂としてはどちらの意見も最もと思えるな。さて、左慈殿の意見はどうかな?」
左慈「そいつの望む立ち位置次第だろうな。そいつが前曲を望むなら貂嬋の意見を、逆に後曲を望むなら卑弥呼の意見を主体に鍛え上げたら良いだろう。後、東方不敗・・・俺に敬語は要らん。仮にもお前は俺に勝ったんだからな。せめて対等な語り方にしてくれ。」
東方不敗「・・・解った。では北郷よ、お前はどちらを望む?」
「俺は・・・前に出て皆を守る為に強く成りたい。だから皆俺を遠慮無く鍛えてほしい。」
東方不敗「北郷いや一刀よ!お前の気持ちは良く解った!儂の事はこれより師匠と呼べ!良いな!」
「はいっ!師匠っ!」
左慈「東方不敗、俺も修業に参加させて貰うぞ。」
于吉「私は、練習相手の式神を作りますねぇ。」
貂嬋「師匠と弟子厳しい修業深まる絆良い良いわぁ〜っ御主人様〜ん私も師匠って「嫌だ!!」あ〜ん御主人様のぉ〜い・け・ず」
卑弥呼「ふぬぅ〜ん!貂嬋よ。そのように欲望にのまれるようでは真の漢女には程遠いわっ!この馬鹿弟子がーっ!!」
俺・・・本当に強く成れるのかなぁ・・・?( ̄▽ ̄;)
東方不敗達に教えを請い自らを鍛え直す事となった北郷一刀!しかし!今回初めしか出番がなかったあの人が襲い掛かる!北郷一刀の明日はどっちだっ!
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『外史』に降り立った東方不敗と北郷一刀!管輅達により『外史』の成り立ち等聞いた二人。しかしそこに左慈と于吉の二人が襲い掛かる!それを退けた東方不敗達。そして遂に真・三国の種馬強化計画が発動する!北郷一刀はなにを目指すのか!では皆様っ!恋姫ファイトッ!レディーッ!GOーッ!