キーワード1『花』
→君の笑顔は一輪花。乾いた僕の心の唯一の潤い。だからいつまでも枯れないで。僕の心が完全に乾いてしまわないように。
キーワード2『鳥』
→僕の可愛い小鳥。君が啄めるように僕の心に愛を実らせるから、僕の為に愛を囀っておくれ。
キーワード3『風』
→君の言葉は僕の心を吹き抜けた。僕の心に立ちこめた暗雲を千々に吹き散らして、僕に愛の意味をもう一度思い出させてくれた一陣の風。
キーワード4『月』
→ああ、君は漆黒の天蓋に煌く数多の星の光を諫めるかの如く輝く月。その怜悧なる輝きは見る者を惹き寄せ、しかしながら魅せられし者を近寄らせない。そんな君に魅せられた名も無き星を傍に侍らすを赦し給え。
キーワード5『光』
→心の行き場を失くして佇む彼女を僕は見つめるしかなかった。結局僕は彼女の灯台になれなかったのだ。彼女の心を導く光を燈す灯台で在るべき者はもう此処にはいない。彼女と僕を残して逝ってしまった。僕には彼女を慰める術さえ持たない。頼るべき光を失って彷徨う彼女の心を暖めるぬくもりも吹きすさぶ風を防ぐ大きさも僕は持ち得ていない。ただ其処に在るだけの存在。僕は心の行き場を失くして佇む彼女を見つめている。
キーワード6『無』
→胸に痛みが走る。これまではそんなことは無かったのに。君を知ってから胸に痛みが走る。君が植え付けた心の痛みは君しか癒せない。でも、別れとともにまた痛みは襲いかかってくる。逢う時間が長ければ長いほど痛みは大きくなる。こんな痛みを知るくらいなら僕は無で良かった。今まで通り何もない無の中で生きていれば少なくともこんな痛みは知らなくて済んだはずなのだ。だけど僕はもう君から離れられない。この胸の痛みの癒しを求めて君に縋る。そしてまた痛みは大きくなっていく。別れの度に思う。こんな痛みを知るくらいなら誰かを好きになる気持ちを知りたくなかったと。君のことを知らずにいれば良かったと。
キーワード7『星』
→都会の夜景も捨てたものじゃない。確かに空から星は消えてしまった。でも、見てごらん。下に目を向けてみると。人の生きようとする願いから生み出された灯りという名の星々が輝いている。
キーワード8『翼』
→君は僕を残して逝ってしまった。僕に残されたのは君との思い出。もしもできるならばこの思い出を翼に変えて君の処まで飛んでいきたい。
キーワード9『雪』
→僕は求めていた。凍りついた僕の心を優しく溶かしてくれた彼女のぬくもりを。その優しさが全ての者に向けられていて、僕に向けられた思いは何ら特別なものではなくてその他大勢のひとつだと気付かずに。否、気付きたくなくて。僕は求めていた。彼女のぬくもりを。再びと。
キーワード10『炎』
→中途半端に暖めるくらいならいっそこの心を灰になるまで蹂躙してほしい。君の愛という名の炎で。
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心臓の弱い方はご遠慮ください(笑)