真紅の騎馬帝 プロローグ
後継ぎは信玄だ
そう言い残して父、武田信虎は亡くなった
本来なら兄である俺が継ぐはずだったが父上は
才気が溢れ、機転のきく信玄を選んだ
本当ならば、俺は父上と信玄を恨むはずだった
しかし、そうはならなかった
当主になった後も彼女は兄である俺に今までどおり
甘えていた
ずっと一緒にいようと信玄と約束していた
だが、そうは出来なくなってしまった
既に当主の座などには興味は無かったが周りはそう上手くは
行っていなかった.. .
俺を担ぎ上げて勢力を強めようとした物達がいたのだった
それを事前に察知した板垣殿と山本殿の懇願を受けて武田の名跡
を捨てた
その後、俺は信濃の名家である天城家にお世話になった
隠遁していた数年、いつか信玄を助けようとひたすら軍学を学んだ
ほとぼりは冷めていただろうが、無用な混乱を避けて、信玄の佑筆と
して武田信繁ではなく天城颯馬と名乗り、武田家に入った
しかし、そこで待っていたのはまるで変わってしまった信玄だった. . .
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なぜか異様なまでにssが無い戦極姫。
僕は結構好きなのに...