「あ、ゆきちゃん」
「・・・・"キセキ使い"の横島忠夫」
「その二つ名で呼ばんといてーっていっとるやんか。本?」
「・・・・課題で"読書感想文"が出た」
「へ?あぁ、選び来たんか」
「困っている」
「・・・・・・・・え?」
「私には"感想"がない」
「ゆきちゃん?」
「情報に対し、主観を以って批評するという"発想"がない。
だからどうしようとなやんでいる」
「なるほど・・・・・・
ゆきちゃんでも感想の出来そうな本か・・・ふむ?
アレならいけるんじゃねーかな、と」
「あれ?」
「課題の本はないんやろ?したらさぁ」
「というわけで」
「皆までいうなカラクリ娘。
あのアホな男らしい発想というべきだが・・・・・
確かに妾はおぬしのような存在にもなにかしらの影響を与えることが出来るだろう。なぜならばっ」
「"せかいさいこうのまどうしょ"だから」
「む」
「私は読書感想文を命じられた」
「・・・・・・・・そうは言うがな」
「伝説の魔導書であるならわたしにも"感想"が産まれるかもしれないと彼が言った。
私はその可能性に賭けてみたい」
「本音はなんじゃ?」
「"あなたを読みたい"」
「・・・・・教師が理解できぬだけならいいんじゃが・・・・
下手をすればおぬしが書く感想だけでも充分発狂しそうじゃがなぁ」
・・・・・・・・・・
っつーか総合思念体にとっての外なる神ってどうなのかなぁ?
というか単純に「読みたい」という長門がアルに迫っている構図が頭から離れなかっただけ。
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多数の(時として無理矢理設定捻じ曲げて)作品のキャラが一つ屋根の下、カオスな単発アパートシリーズです。
GS横ッちと機械宇宙人+・・・という多重クロス
横っちは対人外スキル発揮しているので注意
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