「ジャイアン、貸して」
何をとは言われなかったが、郷田はその意図を正確に察した。
伊達に長い上に濃い付き合いはやっていない。
ふところからそれを引き出し、彼に投げた。
ニューナンブM60。
ミネベア(旧新中央工業)社製の.38口径官用回転式(リボルバー)日本製拳銃。1960年 警察官、皇宮護衛官用拳銃として開発(は、51年ごろから)製造され、採用。
銃身長こちらは77mm(51mmもある)の装弾数5発…
「しくじんなよ、ココロの友」
「誰に言ってるの」
「ちょっ、郷田先輩!何民間人にさらっと銃かしてるんですか!」
「黙ってりゃわかんねぇよ。
それに、みとけ。いい勉強になるぜ」
「え」
後輩の非難はそれの空を切る音に統べて飲み込まれた。
タイムラグなく、短い悲鳴と共に追っていた影がその体勢を崩す。
「ぎゃー当たったー」
「肩掠っただけだよ。直いって」
「へ、あ、はいっ」
おい、お前は誰の部下だ、と思いながら、彼の言葉に掛けていく後輩を見送る。
「お見事」
「いい銃だね、ありがと」
「当たり前だろ。誰が手入れしてると想ってる」
「郷田商店のドラ息子」
「言ってろ」
軽口を叩きながら二人が追いついた頃には、犯人にはすでに手錠が掛けられていた。
それなりに使われているスーツに、その肩口の部分に、不自然な「焼ききれた痕」がある。
なんのことはない。
犯人を足止めさせた、まさに証拠である。
「だがなんで肩にしたんだ?」
「この辺り一度調べれば解るよ。向こうのが距離があって、しかも拳銃で助かった。
ライフルだったらちょっと対応できなかったかな。スピード的に」
一見意味不明な彼の物言いは、郷田の銃創痕を持つ銃弾が発見された際に色んな意味で証明・・・説明されることになる。
「飛んできてた弾を弾でハジいて尚且つ相手を掠めて足止めするって、どこのダブルオー要員なんですか!あの人っ」
「何言ってる。あいつが人殺しなんかできるタマかよ。
ま、多分そのほかに狙ってる奴がいなかったらもっと穏便にやってたろーぜ」
「・・・先輩のご友人て・・・」
「ほんと。生意気だろ、ノビ太のくせに」
・・・・・・・・・
シュチュエーション不明。
なんで一緒になって追っかけてたんだ?
ジャイアンがけーさつ?てこと位しかわからんがな。
しかもオリキャラ濃いし。何があった、俺に(笑
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「思いつきシュチュエーション」で「前後不明」。
ワンシーンだけを書き逃げてます。
一行目で何のパラだかは一発ですが、一体どういうシュチュエーションなのかはかなり不明。