真・恋姫†無双 星と共に 第12章(星拠点2)
ある日のことであった。
一刀は警備隊の仕事中であったが、昼ごはん時になったので、昼ご飯を食べようとひとつのラーメン屋に行くと、そこには星がラーメンを啜っていた。
「よう、星」
「おお、一刀殿も昼ですか?」
「ああ、しかし相変わらずメンマが多いな」
星はかなりのメンマ好き。しかしそのメンマの数は尋常では無くラーメンのほとんどがメンマに覆い尽くされていた。
「ラーメンの麺とか汁が全然見えないけど…、いいのか? 店主」
「いいんですよ。趙雲さんにはいつもお世話になっておりますので……」
「いつもって……」
「そうですな。週に5日は来てますな」
「ほぼ毎日……、もしやほぼ三食ここのラーメンじゃないだろうな?」
「さすがにそれは……、たまになら…」
「やってるんかい」
「はい」
「まあいいさ。俺も頂くとするか」
一刀もラーメンを一つ頼み、星と一緒にラーメンを食べる。
「お客さん達仲良く食べますね。恋人か何かで?」
「まあそのようなものですな」
「否定はできんな……」
二人はほとんど相思相愛の状態でこの世界に来ているのだ。否定は出来ないのだ。
二人はほぼ同時にラーメンを食べ終える。
そして二人はラーメン代を払い、ラーメン屋を後にする。
「さてと、これからどうしたものか……」
「ところで星」
「何でしょうか?」
「この前華蝶仮面で街の喧嘩を止めただろ」
「それが何か?」
「いや、その事でな華琳が色々言ってきたんだ。
その仮面は何者なんだって」
「それで?」
「正直に答えんと俺の首が危ないからな。一応お前だと言っておいた」
「何故ですか?」
「だから俺の首が危ないからだ。それに華琳は誰かと聞いては来たが、格好を聞いただけで察しはついていたぞ」
「さすがはツンデレ魔法少女曹操ですな」
「今の華琳はそんなのないけどな」
二人は笑う。前の世界では華琳はある物を見つけてしまったため魔法少女として活躍せざるを得ず、その活躍の中華蝶仮面であった星は魔法少女の華琳と対決したこともあった。
「またあのようなことが起こりますかな」
「さあな。と言うか結局あの赤い宝石があった理由が最後まで分からなかったな」
「となるとまた……」
「その時はまた楽しむとするか」
「そうですな」
二人はまた笑う。
その二人の姿は本当に恋人のようであった。
おまけ
作者「第12章だ」
一刀「短すぎだろ!」
作者「ここ辺りからオリジナルの拠点話を考えるのがつらくなったのだ。
だが私は謝らない!」
一刀「はいはい」
作者「ちなみに華琳の魔法少女も前のメイド服姿と同じPS2版に収録されてるからね。
そして今回は短かったのでもう一章連続で投稿しよう。それでは!」
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この作品は真・恋姫†無双が前作(PS2)の続編だったらという過程で作られた作品です。