No.140999

病姫無双 五胡 1

護衛さん

まずはお試し

2010-05-05 13:44:45 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:4917   閲覧ユーザー数:3950

コレは三国志の話より少し前

まだ朝廷が力を持っていた時代の・・・・

??「・・・」

森と荒野の狭間に一人の青年が寝転んでいた

いや・・・気を失っているみたいだ

??「・・・・・なんだ、あれは」

青年を見つけた少女・・・・

??「おい!起きろ!」

ゆすったり叩いたりしているが一向に起きない・・・

??「ここら辺では見かけない顔だな・・・・」

??「おい!・・・やはり反応はないか・・・」

彼女は青年を背負い・・・森の中に消えていった

??「ん・・・・ここは・・・・・?」

青年が目を覚ます・・・

??「?・・・・ここ・・・どこだ?」

??「ん?目が覚めたか・・・・ここは私の家だが?」

??「家?・・・・」

??「なんだ?なにか言いたいことがあるならはっきり言ったらどうだ?」

??「なら・・・君の名前は?」

??「名か・・・・それならまず貴様から教えてもらおうか・・・」

??「わかった・・・俺は北郷一刀、聖フランチェスカ学園の二年生だ」

??「名が北 前が郷 字が一刀でいいのか?」

一刀「いや・・・俺の居たところは字がなかったから・・・名が北郷 前が一刀かな」

??「そうか・・・・変わっているのだな・・・・ではワタシは・・・・慕容コウだ」

一刀「ボヨウコウ?」

慕容コウ「何だ・・・人の名前にまでけちつけるのか?」

一刀「えっと・・・・なら、慕容コウサン「なんだ?」ここはドコなの?」

慕容コウ「ここは鮮卑だが?」

一刀(鮮卑だって・・・・過去にあった中国での勢力じゃないか・・・・あれ?でも・・・三国志にそんなのでてきたっけな・・・・)

慕容コウ「おい・・・一刀!何を黙っている・・・・それより、お前が何者か聞くのが先だ」

一刀「何者ね・・・・さっきも言ったけど聖フランチェスカの学生だよ、それ以上でもそれ以下でもないよ」

慕容コウ「嘘は・・・言ってないみたいだな・・・・わかった・・・・」

??「・・・・・・」

慕容コウ「わかった・・・すぐいく・・・・」

一刀「何かあったの?」

慕容コウ「なに・・・王がお前に会いたいらしい・・・・一緒にきてくれ・・・・」

一刀「わかった・・・・いいよ」

慕容コウ「なら・・・・いくぞ」

慕容コウさんの後ろを歩き、それなりの距離を歩いて・・・・少し大きい場所に着いた

ソコでは槍を持った兵が道を作るように立ち。

その先に一人だけ高いところにいる男?がいた

王「・・・・その者がお前が拾ってきた者か?」

慕容コウ「はっ・・・・その通りです」

俺と簿容コウさんはその場に膝まつき、質問は慕容コウさんが答えてる

王「それで・・・・そいつは俺にとって有益なのか?」

慕容コウ「それは・・・・まだ判りません「わからないだと!?」はい」

王「フン!・・・まぁいい、おいソコの男・・・・お前だお前・・・・黒曜が保護したらしいが・・・・油断するなよ・・・・お前の命など俺の一声でどうとでもなるのだからな!消えたくなかったら・・・・わかっているな?」

慕容コウ「・・・・わかっております・・・・」

王「そうか・・・・まぁ、せいぜい黒曜の足を引っ張らぬことだ・・・・話は以上だ・・・・立ち去れ」

慕容コウ「はっ・・・・さぁ・・・いくぞ」

慕容コウ「・・・・不快な思いしたか・・・・すまない」

一刀「慕容コウさんが謝ることじゃないよ・・・・それにしてもあれが王とはね・・・・」

慕容コウ「そんな顔するな・・・・しかし、あのような態度でもここでは一番の実力者なのも確かだ」

一刀「実力者ってことは・・・・権力?」

慕容コウ「いや・・・そのままの意味で・・・・武力が一番なのだ」

一刀「そうなんだ・・・・・実力主義みたいなものかな?」

慕容コウ「おまえが思っているのとそうかわらんだろう・・・・さて・・・」

一刀「さて?」

慕容コウ「先ほどな・・・・お前の教育係として私が指名された・・・・そこでだ、お前に真名を預けようと思うが・・・・」

一刀「えっと・・・真名って何?」

慕容コウ「ん?真名もないのか?いいか?真名とは真の名と書いてその者が持っている本当の名という意味だ。」

一刀「名が二つ?何でそんな・・・」

慕容コウ「わからぬ・・・だが、伝統だ・・・・そこは黙っておけ・・・続けるぞ、真名は神聖な名であり、親兄弟ですら本人の許可なく呼ぶことは許されない」

一刀「うんうん」

慕容コウ「モシ相手の許可なく呼んでしまったら・・・・真名を汚したと・・・それ故に何をされても文句は言えぬ・・・・殺されてもな」

一刀「そんなに重要なんだね・・・・真名が・・・・」

慕容コウ「ああ・・・だから、真名を預けるとはその名を呼ばせ・・・信頼を置くと言い換えてもいいかもしれぬな」

一刀「見えない信頼を真名を呼ばせることで・・・・形にしてる・・・そんな感じかな?」

慕容コウ「かもしれぬな・・・・私の真名は黒曜だ・・・・私の真名・・・お前に預ける」

一刀「ありがとう・・・・俺にも真名があればいいのだけれど・・・・・」

慕容コウ「気にするな・・・・ないものはしかたあるまい?」

一刀「うん・・・・親からもらった名・・・唯一の名は『一刀』だからな」

黒曜「・・・・それがお前の真名に当たると解釈すると・・・・私は許可なく読んでいたということか」

一刀「でも、俺の居たところではそんな風習なかったし・・・・」

黒曜「いや、だめだだめだ・・・・真名を汚した・・・・何でも言ってくれ・・・甘んじて受けよう」

一刀「なら・・・・」

黒曜「なら・・・・(ゴクリ)」

一刀「・・・・俺の・・・・・友になってくれ・・・・」

黒曜「友に・・・・え!?」

一刀「どうやら俺はこの時代より遥か未来から着たみたいで・・・・コレからどうしたらいいのかワカラナイ・・・・だから、黒曜。俺に色々教えてくれ・・・・頼む」

黒曜「そっそんな・・・頭を上げてくれ・・・・一刀。そっその・・・・私でいいのか?」

一刀「黒曜がいいんだ(笑顔+種馬スキル発動)」

黒曜「そ・・・そうか・・・・なら、これからよろしく頼むぞ・・・一刀」

一刀「ああ、よろしく頼む!黒曜」

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

??「ほぉ・・・あのものが・・・・して、どうするつもりだ?」

王「どうするつもり?ふん、決まっている・・・・利用できる者は利用する、ただそれだけだ」

??「変わらぬな・・・・せいぜい裏切られぬようにな・・・・・」

王「ふん・・・・この国で俺を超えるものなどいやしない・・・・・杞憂に終わるさ」

??「そうだといいがな・・・・」

 

??「あー、だるい~・・・ねぇ・・・本当に行かないとダメなの?」

??「形だけでも行かなくてはならぬだろ・・・・形だけだ・・・・だから少しはやる気をだしてくれ」

??「は~い」

 

??「ほぉ・・・あの若造のところに珍しいものが来たみたいだな・・・・よし、わしたちも見に行くぞ!」

??「場合によっちゃぁ・・・その者・・・・わしたちが貰い受ける・・・・あの若造に使いこなせるとはおもえんがな・・・・がはははは」

 

??「そう・・・・ふふふ、見てみたいわね・・・・」

??「この情報が他のところも・・・・?・・・・そう、なら私たちも行きましょうか」

??「攻められたら・・・それを口実に殲滅すればいいじゃない・・・・さぁいくわよ」

鮮卑に降り立った青年

その青年を一目見ようと各勢力が集まるなか・・・・王は・・・・

次回「北郷一刀(その青年)頂戴!」

ではまた、次回


 
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