第七章「願い」
「突撃。我々の力今こそ見せ付けるのだ」
「「「オオーー」」」
春蘭の言葉で兵達は突撃する
「春蘭さま~。ちょっと速いですよ~」
「速く来ないか季衣。じゃないと、私一人で全部遣るぞ」
「そんな~僕だって暴れたいんですよ~」
会話をしつつも敵を倒していく春蘭と季衣のおかげで、曹操軍はほとんど被害なく戦を終えた。
「よくやったわね。春蘭」
「ありがとうございます」
「季衣も初陣なのに素晴らしい活躍だったわよ」
「ありがとうございます。華琳様」
「桂花も良い策だったわ」
「そんなもったいなきお言葉。私は華琳様のためにやっただけです」
「可愛いわよ桂花。後で、私の部屋に来なさい。ゆっくり可愛がってあげる」
「ああ~華琳様」
「華琳様。私も閨に~」
「それなら、春蘭。あなたも桂花と一緒に可愛がってあげる」
「はい」
三人の会話が終わるまで一刀は、季衣の耳を塞いでいた。
「一刀」
「なに華琳」
「明日は、あなたが前に出なさい。今日はろくに仕事もしてなかったでしょ」
「わかった」
「今日の会議はここまでとする」
春蘭と桂花以外の将が出て行って。一刀の横には稟・風・万里・雫がいた。
「さて、明日はどうするかな」
「そうですね~。相手は数だけの烏合集ですから大将を捕まえるのを第一しても大丈夫だと思いますよ~お兄さん」
「私も風さんと同じです。今はいち早く張三姉妹を見つける事が第一だと思います」
「稟ちゃんはどう思いますか」
「・・・・・」
「稟ちゃん」
「えっなんですか」
「ですから、張三姉妹を見つける事が第一ですよねと言う事ですが」
「え・ええそうですね」
「大丈夫か稟」
「は・はい。大丈夫です」
「本当か、調子が悪いなら言ってくれよ」
「本当に大丈夫ですから」
「なら良いだけど、おかしくなったらすぐに言うんだぞ」
「それでお兄ちゃん。雫は何所にいたらいいの?」
「雫は秋蘭の所にいて欲しいだ」
「嫌だ。雫はお兄ちゃんと一緒が良い」
「ダメだよ。雫はまだ武術を教えてないから」
「・・・わかったよ。お兄ちゃん」
「良い子だ」
雫の頭をなでる一刀
「えへへ~」
そして五人はそれぞれの天幕へ帰っていった。
「さて、そろそろ寝るか」
一刀は明日の準備を終えて寝台に寝転がった。そのとき、入り口のところに人の気配を感じ一刀は近くにあった斬月を手に取った。
「一刀様、稟です。入っても宜しいですか」
「ちょっとまって・・・いいよ」
一刀は寝台から起き上がり稟を待った。
「失礼します」
「それで何のようだい稟」
「それは・・その」
稟には珍しく言葉に覇気がなかった。
「昨晩、曹操殿・・・抱きましたか」
「・・うん。抱いた」
「どうしてです。どうして曹操殿を」
「好きだから」
「っ!!」
「もちろん稟のことも好きだよ。俺は俺の事を好きでいてくれている皆を幸せにしたいんだ。だから」
一刀は真剣にその事を稟に伝えた。
「ひどいお人だ。私の時はいつかで、曹操殿は昨晩ですか」
「ごめん」
「いいんです。その代わり今日は今日だけは私だけを愛してください」
「わかった。おいで稟」
「一刀様。・・んっ」
稟は一刀の胸の中に飛び込み尽かさず口づけをした。
「稟・・んっ・・ちゅっ」
二人は寝台へと倒れていった。
「やれやれ、稟ちゃんも隅に置けませんね~」
「・・・一刀様て、意外とやり手ですね」
「雫もお兄ちゃんと口づけしたい」
「ダメですよ。次は風がお兄さんとするのですから」
「でも、さすが一刀様ですね。私たちの事気が付いてましたよ」
「お兄さんは春蘭ちゃん達以上の武の持ち主ですからね~。まさに、一騎当千と言っても過言じゃありませんよ」
「お兄ちゃん」
天幕の外から三人は二人を心置きなく見守そして帰っていった。
第七章 完
「第七章終了」
「私もとうとう・・ぶ~~~~」
「り~~~~~~ん」
「トントンするぞ稟。トントン」
「フガァ・・ありがとうございます。黒竜殿」
「いえいえ、どういたしまして」
「えっぐ。・・・・」
「どうしたんだ稟」
「・・・番なんです」
「「えっ!」」
「2番目なんです」
「は?」
「2番目なんです」
「「あっ!」」
「ご・ごめん」
「しかたないね~」
「あなたが書いてるのでしょう」
「そうですけど」
「どうしてなんですか」
「それは俺も聞きたい」
「それは」
「「それは?」」
「気分(カチ)・・ごめんなさい」
「私が頼んだからよ」
「華琳」「曹操殿」
「そうゆうこのなのです」
「悪かった」
「いえいえ、こちらこそごめんなさい」
「曹操殿。次やったら殺しますよ」
「あら、それは楽しみだわ」
「フフフ」「フフフ」
「一刀さん。あの方達怖いです」
「俺もだよ」
「一応終わっときましょうか?」
「賛成」
「でわでわ、皆さん生きてたらまた会いましょう。by」
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黄巾党との戦い張三姉妹の居場所がわからず。ただ戦ばかり